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豚ラ王の話。

昔、昔のことじゃった。ある国のエライ人が「カップラーメンは幾らご存じか」と問われて、庶民感覚の希薄なエライ人は「400円くらい?」と答えたそうじゃ。

そして時は巡って令和の今。ついにカップ麺で400円とか「もうそれ外食できるだろ」ってレベルのお高いカップ麺が生まれたのです。時代が追いついた。追いつくなよ。

という訳で高いだ美味いだそうでもないだと世間で話題の「日清豚ラ王」をさっそく頂いたので今日はそのお話。

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パッケージは8角形。これでまたコスト掛かってんじゃねえの?普通に丸いやつじゃダメなの?とツッコミたいところですが、確か前にもこのパッケージのやつありましたよね。

成分チェック。

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一食あたり139gで504キロカロリー。量的には意外にローカロリーですよね。食塩相当量はトータルで7.5gと、そこそこ気になるスコアをたたき出していますが。

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内容物。かやくの量がいかにも「マシマシな二郎系」といったところです。なお木村さんはいまだ二郎も二郎リスペクト系も食べたことがありません。

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麺はラ王市場もっとも太麺だそうですが、韓国メーカーの太麺ラーメンを食べ慣れていると、湯戻し前ではそこまで太いなって印象はないですね。

さてそれではお湯投入。お湯の量は400mlとこのクラスのカップ麺的には比較的少な目な感じ。

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なお、液体スープは蓋の上であっためて、脂マシ袋はあっためるなってやつ。間違うと負けた気がするやつなのでここは慎重に。

完成。

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もう見た目的に並みのカップ麺とは一線を画していますな。背脂の白さが眩しいです。

香りは確かにニンニクの効いた背脂たっぷりのスープの香りなんですが、そんなに強烈な香りでもありませんな。

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スープのお味も脂ぎってはいますが、強烈に脂とニンニクが押してくる感じでもなく、割とバランスのいい仕上がりになっていると思います。ニンニク感に限っていいますと、最近コレ系のニンニクマシマシのカップ麺はいろいろありますが、それらに比べると抑え目な感じもします。味付け自体はかなりしっかりしてますね。

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麺はやや固麺の仕上がり。ラ王らしい完成度の高い麺で美味しいです。

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カヤクに関しては野菜の量もたっぷりで満足度高いのですが。やはりこのチャーシュー。見てよこの厚み。

カップ麺でチャーシューというとだいたいは残念な事になって、それがまあカップ麺の限界でもあるんですけども、豚ラ王のチャーシューはその限界の枠の中で随分攻めてるなといった印象です。これで高いのかって感じ。

野菜も普通の乾燥野菜ではありますがこのくらいの量があると野菜感もマシマシでいいですね。

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追い飯は追いネギに追いチャーシューに玉子。味付け自体が濃いめのスープなのでこれだけで充分なのですが、個人的にはニンニク感がもうちょっと欲しいなということで少しおろしにんにくを足しました。

そんな訳で豚ラ王。まとめるととにかく完成度の高いカップ麺とは言えます。スープも麺もカヤクも、かなり高い次元でバランスしてると言えましょう。

…でも…その分お値段がな…って感じ。やっぱりカップ麺で400円というのは、なんかこう、いろいろ違う。その価格に見合った味ではあるけども…ねえ…リピートするかどうかでいえば微妙なラインではあります。

そんな訳で今日はこのあたりにて。ごちそうさまでしたー。




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