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マイクロモノづくり

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マイクロモノづくりとは、「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく概念で、結果として少量のニーズになるのかもしれないけれど、高付加価値、高利潤のモノづくりを… もっと読む
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#鎌倉

マイクロモノづくり概論/28,805文字

マイクロモノづくり概論(1): 自社商品で失敗したことある人にやってほしい「宝探し」 私たちが「マイクロモノづくり」と名付けた新しい製造業の概念を提唱し始めた2010年頃、それは「下請け主体の中小規模企業(町工場など)が自社オリジナルの商品を生み出すこと」だと考えていた。しかし、「何のために、自社オリジナルの商品を作ることが必要なのか」といえば、それはビジネスのためではないのか。今や、従来と同じ考え方や手段ではビジネスを継続できないため、何とかしようと考えた結果、「自社商品

第90回MMS(2014/10/10対談) 「鎌倉から世界へ!カマコンバレーと地域特化型クラウドファンディングiikuniを語る」 村式株式会社 代表取締役住吉優さん

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 本日は、村式株式会社 代表取締役の住吉さんにゲストとしてご出演いただきます。趣のあるこちらの古民家は、村式さんの本社です。ホームページも日本的ですよね。 住吉 村式はWebのベンチャー企業で、9年目の会社です。「日本×ITテクノロジー」をキーワードに、「魂がビリビリしびれる日本発のヤバイ事業をどんどん生み出していく」という理念で今、16名でやっています。魂が揺

「鎌倉発、ずっと使いたい和の暮らし服、 作務衣(さむえ)を着よう!」鎌倉作務衣堂 鈴木 瞬さま

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 本日のゲスト、鈴木さんが運営されている鎌倉作務衣堂からお送りしています。私は5年ほど前、坐禅を始めたのをきっかけに、家では作務衣を日常着にしています。鈴木さんはどのような経緯で、作務衣のお店を始められたのですか? 鈴木 私はもともと、国際開発の分野で活動していました。 enmono NGO的な活動でしょうか? 鈴木 そうです。途上国を先進国にする支援をして

第104回MMS(2015/05/22対談) 「1000年先を見越したモノづくり」 彫刻家 奥西希生さん

本記事は2015年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●芸術家の家に生まれて enmono はい、というわけで第104回マイクロものづくりストリーミングはじまりました。皆様いかがおすごしでしょうか? 本日のゲストはこちら鎌倉二階堂にありますご自宅を工房にしております仏像・神像の彫刻家、奥西希生さんです。奥西さんは仏像・神像の最終的な完成イメージを五百年先に据えていらっしゃいます。それはマイクロものづくりと通じる部分があります。単に大量

「ロボット化により、半農半“X”の業態が急増する」Inaho株式会社 Co-Founder/CEO 菱木豊さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:第183回マインドフルビジネスストーリーということで、今回からタイトルを少し変えました。よりマインドフルなビジネスを紹介していくということでMBS(Mindful Business Story)になりました。本日はInaho株式会社のほうにお邪魔して、菱木さんのほうに色々マインドフルな農業用ロボット開発のお話を… 菱木:ヤバいやつを…(笑)。 三木:ヤバいですね。 ●三木さんとの出会いについて三木:菱木さんと最初にお会いした頃は、我々は結

zenschool相談会​ ~AIが加速する時代の事業創造や生きがい探求~

どんな相談ができるの?「そもそも自分は何がしたいのだろう?」「起業したいけど何から始めたらいいですか?」という方や、「事業計画を書いているけどこんな内容でいいのか?」「創業融資で起業したけれど、売上がたちません、どうしたらいいのでしょうか?」など様々です。起業は非常に孤独な作業です、適切な壁打ち相手が必要です。当社は、代表の三木が9年間かけて独自に開発した、True Innovation(トゥルー・イノベーション)という思考のフレームワークを用いて、ご相談に対応させていただ