初心者、機材レビューするってよ | How to #ZenSounds 02
前回紹介したフィールドレコーディングを始めるための録音機材、さっそくガシガシ使っています。その中で気づいたこと、ユーザーインターフェースを中心に第一印象をレビューします。驚くなかれ、音質については一切触れておりません。素人ですから。
| レコーダー : ZOOM H6essential + WSU-1
とても満足しています。別メーカー類似品(TASCAM Portacapture X6など)や同じZOOMの別機種フィールドレコーダーF3やF6との比較はできないので、相対的な評価はできません。
軽量ポータブルで、電源立ち上げてRECボタンを押すだけ(設定は電源を切っても記憶されている)という至極シンプルなユーザーインターフェースがとても良いです。コンデジでスナップ写真を撮る感覚で録音ができます。
◎ 気になった点
① 液晶モニターが屋外の晴天だと見づらい
③ モニタリングする時に、出力チャンネルを選択して限定できない
| Bluetoothアダプタ : ZOOM BTA-1
フィールドレコーディングという用途においては、ほとんど使いものになりません。期待が大きかっただけに、残念。
◎ 気になった点
① 屋外で使用すると、接続がすぐに切れる
② REC中に接続が切れると、RECを止めるまで再接続できない
公式ウェブに「通信距離は、見通しの良い室内で10メートルまで」とあるように、屋外で使おうとしていることがそもそも間違いなのでしょう。それにしても録音中に再接続ができないのは不便です。接続する手間を煩って、すでに使わなくなってきています。
| ステレオマイク : RØDE M5
こちらもレコーダーと同じく他製品と比較できない、しかもステレオマイクを初めて扱う初心者なので、S/N比や音質はジャッジできません。
風に吹かれた時の耐性も、アクセサリーの項目で後述しますが、使っているウィンドスクリーンが安価なものなので判断しきれません。
このマイクを使い倒して、自分の基準を作ってから改めてレポートします。
| 三脚 : Manfrotto Element アルミ製 + JOBY ゴリラポッド 3K PRO
両者ともに満足しています。Amazonレビューなら★★★★☆。
Manfrotto Elementは、とにかく携帯性が素晴らしい。堅牢な作りも良いです。気になるのは、3段階調節できる開脚角度がイマイチ。いちばん狭い角度は安定が心許ない(とくに脚を伸ばさない時)、真ん中の角度は広がりすぎて、場所をとるし高さが低くなる。ちょうど間の角度で止めてほしかった。
◎ 気になった点
① 開脚の3段階調節の角度がしっくり来ない(個人的な感覚)
JOBYのゴリラポッドもセッティングするとガッチリ安定する強度が頼もしく、重宝しています。脚がフレキシブルなのでヘッドの調節は必要ないと思ったのが間違いで、やっぱり首は自由に振りたい。ポールヘッドを買い足します。
| アクセサリー : クランプ、プレート、ケーブル、アダプター、ウィンドスクリーン
SMALLRIG スーパークランプ
ただただ有能。三脚のセンターポールをはさんで、ボールヘッドにレコーダーを搭載しています。UTEBIT カメラプレート
ステレオバーとして使用しています。とくに不便はないんですが、プレートとマイクホルダーの接着点に距離をとりたいので、アダプターを買って底上げしたい。CANARE マイクケーブル
まったく問題ないです。マイクスタンドアダプター
まったく問題ないです。Hilitand ウィンドスクリーン
M5に装着して使っていますが、風切り音がけっこう入ります。それがマイクの風耐性なのかウィンドスクリーンの性能なのか、正確に判断できませんが、作りからして頼りない気がしています。1,100円のコスパとしては及第点と思いますが、フィールドレコーディングにとって最大の障壁は風であることがわかってきたので、予算オーバーで断念したRØDEのWS8かRycote製品、どちらか購入しようと思っています。
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