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言葉の暴力

言葉の暴力

言葉の暴力。誰もが一度は振るったことのある、ジェンダーフリーのバイオレンス。リアルバイオレンスに発展することも多い。言葉の暴力。ワードバイオレンス、というより、センテンスバイオレンス、または、バイオレンスオブワード(センテンス)。よく英語も分かりもしないくせに何となく格好を付けてみる。と、「のくせに」は限りなくバイオレンスコード。大抵、いい言葉は後に付かない。男、女、金持ち、貧乏、黒人、黄色人種、○○大学、何を前に持ってきても腹立たしくなる。言葉は人を殺める。言葉に殺された人が沢山いる。言わなくてもいいことを言ったために。言わなければならないことを言わなかったために。または本当のことを言って。あるいは、嘘をついて。言葉の犠牲者。ビィクティムオブワード(センテンス?) 言葉の暴力はなくならない。本物の暴力、フイジカルバイオレンスはひょっとしたらなくなるかもしれない。世界ノーバイオレンスデー、あるいはノーバイオレンスアワー、またはミニッツ、セコンド。振るったことに気がつかない場合もある言葉の暴力。どちらかと言えば、頭脳的に優れた人の方がより効果的に行使できる暴力。言葉の波の中でところどころ鈍く光る言葉の暴力。誰もが振るわれて傷ついたことのあるポピュラーな暴力。口を開けば、行使する可能性のある凶悪な武力。なくすことのできない各言語での世界共通の暴力。

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