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『華氏119』

原題「Fahrenheit 11/9」

◆あらすじ◆
16年の大統領選の最中からトランプ当選の警告を発していたムーア監督は、トランプ大統領を取材するうちに、どんなスキャンダルが起こってもトランプが大統領の座から降りなくてもすむように仕組まれているということを確信し、トランプ大統領を「悪の天才」と称する。今作では、トランプ・ファミリー崩壊につながるというネタも暴露しながら、トランプを当選させたアメリカ社会にメスを入れる。


還暦過ぎたムーア監督、チカラ振り絞ったなぁ。

もはや民主主義とは何ぞや?ってね。
もしかしたら日本じゃそれ自体にも全く疑問を持たずに暮らしてる人多いのかもなぁ。

民主主義はそこにあるものでは無く勝ち取るもので一市民として持ってる【権利】を無駄にしない為に何をすべきか?って事だよね。

難しい事じゃなく自分がどんな国に、町に住みたいか?
自分の子供をどんな環境で育てたいか?だ。

無関心だけはダメだという事。

監督の故郷フリントでの件はかなり衝撃だ。
自分の未来を人任せにしちゃダメ!だとフリントの住民達や銃規制を訴える学生達の活動が言っている。

あたしゃ自分の暮らす市の市長の言動はチェ〜ックする。

自分の脳で考えず自分の言葉で発言出来ない奴の言う事なんて呑み込めないだろ。

トランプが大統領に就任して2年。
その政策が齎した事、地に堕ちた民主党の姿…そしてそれは決してアメリカだけの問題ではなく世界に影響する(してる)根源なんだと思わざるを得ない。

だがそこから学び自国の未来にもう一度希望や光を呼び戻そうとする新しいチカラがUSAの現実を写した目まぐるしい映像のコラージュから感じ取れる。

リベラルに押さえ付けられた白人至上主義による差別、排除がゾンビの如く軒並み地中から這い出したあの瞬間を再び見せられその恐ろしさを再認識した。

この2年を経て2年後のアメリカはどうなるのか?

やるべき事は【手遅れにならない内に】…だ。


日本も軌道修正が必要だ。


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