究極のゼロウェイスト!野草を摘んでお茶づくり。ヨモギ編
いよいよ野草の季節!
去年スギナのお茶を作ってカビさせてから、リベンジすべくこの季節を心待ちにしていました。
カビはおそらく乾燥が甘かったため。瓶詰めしたのちにカビが生えてしまいましたが、お茶の味は非常においしかったです。
香ばしいのは想定内でしたが、ほんのり甘いのに感動。雑草にしか見えていなかったものが、ひと手間でお茶になり感動しました。
改めて、お茶って植物からできているんだなあと。ティーパックに入っているものばかり飲んでいたので、中身を目にすることもなく、とっくり考えることもなくなっていました。
母によると、昔は庭にお茶の木を育てている家も多かったそう。たくさんお茶の木がある家に、茶摘みを手伝いに行き、おすそ分けしてもらったりしていたそうです。
肝心のお茶、今回はヨモギ。
ゼロウェイストホームのベア・ジョンソンさんも植物採集のツアーに参加して勉強したと書いていました。
わたしの場合は、息子の愛読書「くまさんくまさん」の中に、ヨモギとスギナのお茶二杯という記述があり、子どもと飲んでみたいと思っていました。
お金かからずゴミもでない体験は積極的にさせていく方針。
お花見に行った里山の、農薬散布の心配がなさそうな場所にヨモギが群生しており、大きなビニール袋いっぱい採集してきました。
家中のボウルとザルにあけて洗います。
根っこは落としてきたし、見た目にはそのまま食べられそうな程きれいですが、何度か水を変えて洗うと、多少は汚れが浮いています。泥土ほか、ちょっとした虫、ほかの植物のガクなんかが引っかかっていたり。
そして子どもに手伝ってもらう場合は、似て非なる草が混ざっているので要注意。
大量のヨモギを後から選別するのは手間がかかるので、摘む時点できれいな葉を選び、他の草が混ざっていないかをよく確認する方が効率的だと思いました。
なんの予備知識もなく根に近い部分からとってきましたが、後々もう少し葉の部分だけ選別すればよかったと思いました。
自然乾燥したとき、太い茎だけがいつまでも湿っていた。
サラダスピナーはないので、ざるとボウルをドームにして振ります。メッシュ袋に入れて振り回すのも有効と何かで読みました。「プラスチック・フリー生活」だったかな。
ベランダの室外機の上に、竹籠に乗せたヨモギをセット。場所が足りず…
こちらで冷ましていたコーヒー豆と出し殻をよけて、さらにヨモギの場所を確保。
この時点で採集しすぎたのではという懸念が頭を過りましたが、結果そんなことはありませんでした。
ラッキーなことに晴天続きの三日後、
これが室外機二つ分に干した全量を合わせたもの。
嵩は1/3以下に減ります。
そのままでも飲めそうなカサカサ具合でしたが、フライパンで乾煎りするのがセオリーなので、とりあえずクッキーを焼いているオーブンの下段に入れておきました。
オーブンから茶葉らしい香ばしい匂いが漂ってきます。この時点で成功を確信。があっという間に真ん中が焦げてしまいました。
琺瑯のポットに適量入れてお湯を注ぐと、
いい色!焦げ目なので香ばしすぎるきらいはありましたが、最後の鼻を抜ける香りがヨモギもち。ほんのちょっと清涼感もあります。
子どもは最初まずいと言っていたのですが、しばらくすると慣れたようで美味しいと言っていました。
大人のわたしも、飲めば飲むほど慣れて美味しい。
スギナの方が甘くて好きですが、ヨモギは香りがいい。
「くまさんくまさん」のヨモギとスギナのお茶とは、両方を混ぜたお茶のことだったかと気が付きました。
「魔女の宅急便2」でも、モリが春の野草を何種類も混ぜてお茶をつくっていると言うくだりがあります。
わたしは初心者なのでまだシングルオリジン?でそれぞれを味わってみたい気持ちがありますが、もっとたくさん作れば、気分で好きなように混ぜて個のみのお茶を飲むことも可能。
大量と思われたビニール袋いっぱいのヨモギも、お茶にしてみれば350mの瓶にぎゅうぎゅうに詰められる量。
一年分のお茶をまかなおうと思ったら、一仕事です。
近いうちにもう一度里山に行って、スギナもとってこよう。花が咲いたらドクダミも。庭ではなく山が欲しくなってきました。
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