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大英帝国繁栄の基盤〜市民革命

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女王の海賊達

イギリス(イングランド)繁栄の始まりはテーダー王朝のエリザベス1世、終わりはハノーヴァー王朝のヴィクトリア皇帝、ちょうど二人の女王の時代でした。

テーダー王朝のイングランドまだ弱かった、宗教革命を行い、旧貴族と教会の力を抑え、中央集権の政府を作り資本主義を発展させ、海外貿易と海賊事業(私掠事業)に力を入れました。

当時スペイン帝国はラテンアメリカから大量な金銀を欧州に運んでいたため、イングランド海賊にとって最高の獲物でした。頻繁にイングランド海賊にやられたスペインはエリザベス女王に抗議し、厳しく討伐するように言い付けました。女王はスペインの要求を受け、当時最強の海賊頭目ドレークの船を乗り、自分の剣を彼の肩に置きました。

フランシス・ドレーク

今日から君は子爵、海軍提督に命ずる。これから奪った物一緒に分けましょうと。

ドレークはいきなりロイヤル海賊に昇格され、女王陛下の勅令で強盗するようになりました。

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