DAY③ビックリするほど安全・快適だったインドひとり旅(バラナシ編)
ナマステ🙏
本日はインド滞在3日目の2024年1月1日。
昨日に引き続きバラナシを散策し、夕方の便でデリーに戻る。
元日のバラナシは、ヒンドゥー教徒の敬虔な信仰心を肌で感じる経験となった。
前回の記事
何の行列?
バン!ババン!バンバンババン!バンバン!
ハッピーニューイヤー!🧨💥✨
夜中、爆竹の音で2024年を迎えたことを知る。
そうしてまた深い眠りについた。
そして朝6時過ぎに起床。
昨夜は新年を爆竹で祝っていたが、他はニューイヤーだからといって何か特別なことはなく、いつも通りだった。
ということで、朝食まではまだ時間もあるし、朝のガンジス川をお散歩しよう!
フロントに「ナマステ🙏」と挨拶したら、
"Happy new year!"と返ってきて、そこで新年気分を味わえた。
ガンジス川までの道を歩いていると、 朝から1km以上並ぶ長蛇の列が。
みんなペットボトルのような大きな容器を持っている。
これはどこからどこまで続く列なんだろう…。
宝くじ売り場の行列だろうか?
はたまた今日は給与の振込日で、皆ATMに並んでいるのだろうか?
しかし、この行列の恐ろしさを後で知ることになる…。
湯気に包まれた"ガンジス温泉"
ガンジス川に到着すると、真っ白な光景が。
▼詳しくはこちらの記事をご覧ください。
そして、霧が深すぎて、まるでガンジス川から湯気が出ているかのような錯覚。
気温は10度を下回るほど寒いのに、ガンジス川に入っている人たちを見ると、
「温泉みたいで、なんだか温かくて気持ちよさそうだなぁ…。」
と本気で思ってしまった。
すると後ろから
「すげ〜!本当にインド人ってガンジス川を沐浴するんだな〜!」
と流暢な日本語が聞こえてきた。
思わずピクッと反応してしまったが、インド人が発したものだと気づく。
「いかんいかん。アイアム ノット ジャパニーズ ナウ。」
と心に言い聞かせ、ここで反応してしまったら、日本人を狙った詐欺に巻き込まれるかもしれない。
気持ちを引き締め、足早に逃げた。
大行列の正体
昨日のボートツアーで、ガートを一周した際に、マニカルニカ・ガート(火葬場のあるところ)付近にあるイスラムチックな立派な門構えが気になっていた。実はヒンドゥー教寺院。
この中に入れるなら入ってみたい。
でもあり得ないほど長蛇の列。
階段上にある入り口からどこが最後尾を探すが、どこまで続いているのか本当に分からない…。
一旦入口の警備員に、ジェスチャーで自分も入れるか聞いたら、入っていいとのこと。
ディズニーランドのファストパス以上の対応で、この長蛇の列を抜かして、そのまま入口に通してくれた。
後ろを並んでいたインド人も、横入りをゆずってくれて、”Enjoy India!”と言ってくれた。
優しい。
きっと日本だったら総スカン。
敷地内は、ヒンドゥー教寺院があり、熱心にお祈りされている方がたくさん集まっていた。
しかし、並んでいる人たちは、この中に入ることがゴールではなく、まだまだずーっと並んでいる。
さらに敷地の奥へ進むと、X線検査機を使ったセキュリティチェックがあった。この先にゴールデンテンプルがあるそうだ。
しかし外国人は、ここからではなくゲートナンバー4へ向かえとのことで、一旦施設を離れ、細い路地を進んで指定の場所へ向かい、また行列に並んだ。
しかし、途中まで並んでいると、ガイドっぽい人に日本語で「ダメダメ」と言われ、訳も分からず列を抜けることに。
改めて警備員に中に入れるか聞いたら、入れそうな雰囲気ではあったが、あまりの長蛇の列で諦める。
→あとでガイドブックを見たら、ヒンドゥー教徒のみしか入れないことを知る…。
ここでようやく行列の正体が分かった。
みんなこのゴールデンテンプルにお参りするために、朝からどの道もこの長蛇の列だったのだ。
どこ行っても列が絶えないのは、新年のお参りをするため…。
新年の巡礼というものか?
さすがヒンドゥー教の聖地!
インドの正月は11月だから、元日は祝わないと聞いていたが、ここバラナシでは特別なのかもしれない。
しかしこの行列の恐ろしさを僕はまだ知る由もなかった。
散歩を終え、ホテルで朝食を食べる。
すると、昨夜フレンドリーに接客してくれたウェイターさんが朝も働いていた。
内容は、カレー数種類とナンやプーリーのみで品揃えは豊富ではない…。
しかし、他の客に聞こえないようにか、小声で
「オムレツ食べる?」と聞いて作ってくれたり、ニューイヤーの記念だからと言って、インドの激甘スイーツをサービスしてくれたりした。
サービスもフレンドリーで、Googleマップの評価を頼まれる。
食事を楽しんでいたら、あっという間にチェックアウトの時間が迫ってきた。
今日はデリーに戻る日だ。
17時発のフライトのため、14時にホテルを出発するとなれば、あと3時間は観光できそうだ。
昨日ボートツアーで通ったガート沿いを散策しよう。そんなふうに考えていた。
和食は食べていないが、
元日のインドで"鮨"詰めに遭う
「あぁ…なんかめんつゆが飲みたい。
ざるそばとかうどんとか喉越しが良いのが食べたいな…。でもここで日本食は早すぎるから絶対食べない」
と意地を張りながら、休憩を兼ねて、ガイドブックでも有名なドルフィンレストランへ。
せっかくなので、まだまだラッシーを食べたい。
お店巡りを兼ねて、路地裏散策をしようとする。
しかし、細い路地にも大行列ができており、奥に進みたい人と、反対方向から戻ってくる人とで、お互い我先にと進むもんだから鮨詰め状態。
まさに、混雑率250%の満員電車のよう!
…本当に全く身動きが取れない。
身動きが取れなすぎて笑ってしまうほど先へ進めない。
お祈りのために、こんな細い路地にまで並んでいるとは思わなかった。
もしやこんなに人が集まるということは、帰りの交通にも影響しているかもしれない…。
シュリーガネーシャパレスの方達は、
本当に"ガネーシャ"だった!
インドでの鮨詰めを受けて、余裕を持った行動をしようと思い、予定よりも早く散策を終え、ホテルに戻ったのが14時前。
そうしたら案の定、Uberが全く捕まらない。
飛行機の時間までにはまだ余裕はあるのだが、なにせ交通状況が分からないため、刻一刻と時間は過ぎていく…。
ホテルの受付の方曰く、ホテルまでの道の渋滞が酷すぎて、車の出入りが難しいのだそう。
そんな中、ホテルの提案で、
ホテルからUberを拾うのをやめ、
サイクルリキシャーで途中の広場まで行き、
そこをUberの乗車地点として、空港まで向かうと良いとのこと。
受付の方がサイクルリキシャーの交渉も、Uberドライバーとのやり取りも全てやってくださった。
そしてなんと、乗車地点でUberドライバーと合流できるように、ホテルの方(ドアマン)もサイクルリキシャーに一緒に乗って付いてきてくれた!
無事にUberドライバーにも合流でき、お礼の気持ちとして、ホテルスタッフの方に200ルピーお渡しした。(約350円)
本当にありがとうございます!
お陰様で、大きな渋滞に巻き込まれることもなく、無事にバラナシ空港に到着できた。
シュリーガネーシャパレスの方には本当に感謝!
ホテルの名前の通り、皆さんは僕にとってガネーシャそのもの!
ガネーシャは、インドにおいてとてもポピュラーな神様で、片方の牙が折れた象の頭と人間の身体をもっている。
困難や障害を取り除き福をもたらすといわれ、豊穣や知識、商業の神様と親しまれているそうだ。
是非バラナシに行く際は、シュリー ガネーシャ パレスの宿泊をご検討くださいませ。
レストランのウェイターさんもフレンドリーで、帰り際、「君の口コミ読んだよ!とても嬉しかったよ」と言ってくれた。
こちらこそありがとう!
そして、予定よりも30分早く18時半頃にはデリーに到着。
今回は国内線LCCが就航する第1ターミナル。
国際線ターミナルとは全く場所も違ったが、無事にUberをピックアップし、ホテルへ向かう。
デリーのホテルとマハラジャバーガー
今日からデリーに3泊する。
宿泊先は、bloomrooms @Janpath
メトロ駅のJanpth駅まで徒歩5分弱でアクセス抜群。新市街のコンノートプレイスにも近い。
夕食はどうしようか…。
カレーやナンの気分ではない。
めんつゆとか、中華麺が食べたい。
近くにシャングリラホテルの中華料理(点心)もあったが、そこまでがっつり食べたいほどでもない。(胃腸が疲れてる?笑)
よし、マックへ行ってインドでしか食べられないメニューを食べよう!
ということで、マハラジャバーガー!(ベジ)
お陰様でインド3日目の元日も何事もなく無事に楽しめた。
2023年は、ガンジス川の船上からプージャを鑑賞し、神聖な気持ちで締めくくり、
2024年も順調な旅のスタートを切れたと思う。
シュリーガネーシャパレスのホテルの皆さんのおかげで、バラナシの旅も思い出も最高のものになった。
何よりインドの方が今のところ本当に全員優しくて、インド旅行を大満喫中!
明日はインドの中でも詐欺が多いと噂のデリー観光!
大丈夫かな?
油断大敵で楽しもう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
4日目へつづく…
ダンニャワード🙏
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?