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超穴場!ウズベキスタンに行ってほしい!

アッサローム・アライコム!(こんにちは!)
趣味が海外旅行の社会人です。

僕が海外旅行好きなのは色々な人が知っていて、
「◯◯(国名)はどうだった?」と聞かれた時に、感動も苦労もどう答えるのがベストなのか、もどかしさを感じていた。

そこで、この国はこうでした!こんな魅力がありました!ここが大変でした!をnoteで言語化しようと思った次第。

記念すべき第1回目はウズベキスタン🇺🇿
中央アジアにあり、かつてはシルクロードで栄えた青の都・サマルカンドが有名。
サマルカンドブルーに魅せられ、コロナ前からずっと情景を抱き、念願叶って2023年お盆休みに実現。

まずは写真でウズベキスタンはこんなところ!

レギスタン広場 @サマルカンド
3つの建物が並ぶ神学校(マドラサ)
シャーヒ・ズィンダ廟 @サマルカンド
イスラムの伝説が語り継がれる霊廟群(お墓)
僕がウズベキスタンに興味を持った原点の場所。
グルアミール @サマルカンド
ティムールが眠る廟内は、黄金な輝きと繊細な彫刻美に感動せずにはいられない。
ティムール像とホテルウズベキスタン @タシュケント
ホテルウズベキスタンはソ連時代に建造されたホテルで、21世紀でもソ連を体験できる。僕も泊まった。

旅のインフォメーション

🇺🇿ウズベキスタン共和国
首都:タシュケント
言語:ウズベク語
19世紀にロシア帝国の統治下になり、ソ連崩壊の翌年に独立。そのためロシア語も普及している。
簡単な英語は通じるが、年配の人は得意でない印象。
▼よく使った言葉
・こんにちは=アッサローム・アライコム
・ありがとう=ラフマット
・日本=ヤポン(運転手に毎回「カントリー?」と聞かれて覚えた)
ウズベク語でありがとう「ラフマット」と言うと、照れ笑いで返してくれる。

宗教:イスラム教スンニ派
イスラム教の国でありながら、ビールもワインも飲める。また韓国系住民も多く、韓国料理屋では豚肉も食べられる。
世界に二つしかない二重内陸国の一つ(海に出るために2カ国国境を越えなければならない。もう1カ国はリヒテンシュタイン)

治安:良好◎
物価:安い!日本の1/3〜1/4
街の移動手段:タクシーが便利
タシュケント市内はメトロも通っている。
日本からのアクセス:成田から直行便が週2便。韓国インチョン経由もメジャー。
ベストシーズン:3月〜6月、9月〜10月
夏の6月末〜8月上旬、冬の12月末〜2月上旬はチッラと呼ばれる酷暑・極寒期のため避けた方が良い

中央アジア初のメトロ @タシュケント
一つひとつの駅が芸術そのもので博物館にいるかのよう。
ソ連時代を感じるような駅や
宇宙をイメージしたコスモナフトラル駅

古都サマルカンドはシルクロードの中継地!

シルクロードの中継地に位置したサマルカンドはかつて交易都市として栄え、今では世界遺産に登録されている。
砂漠のイメージが強いシルクロードだが、サマルカンドは水資源も豊富で、まさにシルクロードのオアシスそのもの!
13世紀にモンゴル軍の侵攻によって廃墟と化したサマルカンドを甦えらせたのがティムール
ティムールは、サマルカンドを「世界のどこにもない美しい都市」を建設するため、世界中の技術者たちを連れ帰らせ、この街を復興させた。
随所に見られるサマルカンドブルーは、ティムールの好きな色だったとか。
ウズベキスタンにとって、ティムールは国を建て直した英雄であり、各都市にティムール像が建てられている。

サマルカンドのティムール像
サマルカンドブルーを背景にムスリム女性が絵になる
スイカは日本の2〜3倍の大きさはある。

魅力溢れる国なのに、観光客が少なくて超穴場!

写真や歴史を見て「きれいな国だな」「面白そうだな」「行ってみたいな」等、思ってくださった方!
中央アジアの中では観光スポットが多いウズベキスタン。
基本どの国に行っても、観光地では外国人観光客含め、どこも人でごった返している。日本でも近年オーバーツーリズムが深刻化している。
しかし、ここウズベキスタンでは観光客が少ない。
僕は8月のお盆真っ盛りに行ったが、どこに行っても人口密度が高くなく、並ばずにゆっくりと動き回れた。
時期的に日本人は少々いたが、あとはヨーロッパ系と韓国人、カザフスタンのような中央アジア系の顔がちらほらいたくらい。
知る人ぞ知るところが魅力のウズベキスタンではあるが、本当に綺麗なところなので行ってほしい!

サマルカンドに行けば絶対行くレギスタン広場でさえ人がいない!8月とはいえ、カラッとした気候で過ごしやすく、正午の活動時間帯なのにこの状況。
レギスタン広場のマドラサを抜けると中庭がある。
マドラサの2階には、広場を見下ろしながらチェスをする風景も。

日本との意外なつながり

首都タシュケントにあるナヴォイ劇場は、オペラやバレエの劇場として現在も使われている。
この建設に携わったのが、第二次世界大戦で旧ソ連軍の捕虜となった日本兵。
また1966年に発生したタシュケント地震では、多くの建物が倒壊する中、このナヴォイ劇場は無傷であり、市民の避難所としても使用された。
そんなことからウズベキスタンの人は、今も日本に敬意を表してくださっている。

ナヴォイ劇場 @タシュケント
建設に携わった日本人を称えるため、日本語のレリーフも。

緑茶文化
またウズベキスタン人は緑茶をよく飲む。
夏でも温かい緑茶。
ウズベキスタンでは油を使った料理が多く、緑茶と一緒に飲むことで消化吸収を助けてくれる。
日本と遠く離れた中央アジアでも、緑茶が親しまれている文化があるなんて親近感を覚える。


意外や意外!実はオーガニック信仰!?

食事
ウズベキスタン料理なんて馴染みがないし、厳しく乾燥した気候で、二重内陸国だから食料自給率なんて低いんじゃないの?と固定観念があった。
いやいやいや!
ウズベキスタンは肉・野菜・フルーツ天国!
杏のドライフルーツは最高に美味しかった!
そして保存料や化学調味料をあまり使わないようで、素材そのものが美味しい!
お肉と一緒に生野菜もよく食べるため、常に新鮮なものを食べられる。旅行中に生野菜を安心して美味しく食べられる国は珍しいから何よりも嬉しい!

シャシリク(チキン・野菜・マトン・ビーフ)
どれも本当に美味い!肉厚で風味もしっかり感じられて、見た目ほど脂っこくない。
そして驚くのは会計システム。この店には伝票がなく、なんと店主が誰が何を注文したか全て正確に覚えている。会計しにカウンターまで行くと、店主が顔を見ただけで電卓をたたいて計算。
厨房から店内が全て見渡せる内装でもないのに本当にすごい!!!
アチチュクサラダ
食事の際に毎回注文していたトマトのサラダ。
塩とお酢くらいのシンプルな味付けで、トマトの美味しさを十分に味わえる。
中央アジアのうどん ラグマン
トマトベースの旨味たっぷりのスープで、日中暑い中歩き回って食べると、ほのかな塩味が身体中に染み渡る。

空調事情
暑い国に行くと、室内では冷房がガンガン効いて寒い!という経験をするが、ウズベキスタンに限ってはそんなことはない。
基本的に、車内でもクーラーをかけている運転手はほとんどいなかった。窓を開けて自然の風で涼を求める。そんなところもオーガニック信仰たる所以か。
僕が行ったお盆期間は、カラッとした暑さで、日差しが強くても日陰に入れば十分涼しいし、夜は少し肌寒さを感じる日があったので、かえって日本の夏のほうが暑かったと思う。


旅の交通手段はアプリに頼ると快適に

旅の難易度:★★★★☆(少し高め)
治安は良く、現地の方もフレンドリーで良い人ばかり!
観光地にありがちな、観光客を狙って馴れ馴れしく声をかけてくるような人も全くいない。
しかし移動手段に関しては、ネットリテラシーが少しあると快適度が一気に上がる。

①配車アプリ「Yandex Go」が便利!
市内の移動手段は配車アプリがあると断然便利!
理由は、流しのタクシーが少なく、ほとんどが白タク利用になり値段交渉。
そうなると現地人と同じ値段で乗れることなんてあり得ず、外国人は間違いなくふっかけられる。
それを解決してくれるのが、ロシア発の配車アプリ「Yandex Go」。Uberは使えない。
出発前にアプリをダウンロードし、現地の空港で電話番号が使えるSIMカードを購入することで使用できる。
値段交渉のストレスもなく、明朗会計で現地人と同じ値段で利用でき、旅の難易度も一気に下がる。

②列車の予約は事前に取る!
サマルカンドを始め、各都市には高速鉄道が通っている。
首都タシュケントからサマルカンドへは、高速鉄道アフラシアブ号で約2時間。
鉄道は人気のため、渡航が決まった段階で早めに予約するのが吉。(ウズベキスタン鉄道の公式HPやアプリから出発90日前くらいから予約可能)
英語のページもあるのだが、予約画面が突然キリル文字になるなど困ったことも。
予約に関しては丁寧に解説してくれるブログもあるので、それを見ながら操作すれば問題ない。

タシュケント駅
アフラシアブ号

まとめ

ウズベキスタンの想いを書き始めたら、あれもこれもと出てきて長くなってしまった。
上手く魅力を伝えられているといいのだが…。

中央アジアにあるウズベキスタンは、シルクロードの中継地として東西の文化が融合された魅力たっぷりの素敵な国。
人が優しく、街の雰囲気もきれいで落ち着いている。
野菜も果物もお肉もどれも素材の風味を大切にしていて新鮮で美味しい。
サマルカンドに行けば、サマルカンドブルーの建物が迎えてくれて、どれも美しく目の保養にもなる。また今回は行けていないが、ブハラ・ヒヴァといった古都も美しい。

まさに人も景色も飲食もすべて満たしてくれる心のオアシス!

次の旅先の候補の一つに入れてみてはどうでしょう?

本日もご覧いただきありがとうございました。
ラフマット!(ありがとう)

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