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〜中学受験全敗だった私が、現役で慶應に合格した方法〜

【はじめに】

 タイトルの通り、現在慶應義塾大学文学部に通わせていただいております。ジグザグです。本稿では、「受験当時の勉強法」を、最後には皆さんへの応援メッセージを添えてあります。微力ではありますが、皆さんのお力になれれば幸いです。
 

【ジグザグ勉強法】


 個人的には勉強を「時間」で測るのが大嫌いでした。
《早慶は何時間勉強したら受かりますか》某知恵袋に大量に存在する質問です。回答者の方々が、それぞれパンチの効いたアンサーを書かれていて非常に興味深いです。もはや作品として見ていて面白い域に達していると思います。
 話を戻すと、勉強は時間よりも、「密度」だと思うのです。模試やテストを思い出して見てください。たった50分のテストでも、相当疲れますし、何故か時間があっという間に感じます。集中して勉強するというのは、この状態に近いと思っています。
 『やる気がないのに無理にやっても意味ないじゃん』と考え、休憩時間や自由時間は他人の何倍も取っていました。実際、受験期の夏休みは2-3時間だけしかペンを持たなかった日なんてザラです。その代わり、いかにその2時間、3時間で集中できるかの勝負だと思っていました。
 予備校に通わなかった私が、予備校勢に負けないよう必死に情報を集めて、たどり着いた結果がこれです。

[英語]
・単語
 とにかく単語です。本当に単語です。
単語帳は一冊で十分だと思います。私はシス単とリンガメタリカをやりましたが、1冊で行けるなというのが本音です。不安な方は2冊やっても損はないかと思います。やり方ですが、これも有名な話です、単語と出会う回数を増やしましょう。私はこうやっていました。
 まず、1日に100個覚えます。(今日は1〜100、明日は101〜200…)朝、移動中、休み時間、とにかく単語帳と睨めっこしてください。他の勉強は後回しでもいいので、ここで頑張ってください。すると、月〜金で500個覚えられる計算になります。週末2日で500個を復習します。ここで覚えられてないものに付箋をつけてました。1ヶ月4週間あるので、4×500=2,000 1ヶ月に単語帳だいたい1冊終わる計算です。2周目3周目からスピードが段違いで速くなります。
 仕上がってきたと思ったら50問テストや100問テストでアウトプット回数を増やしていきましょう。今の時代ソースはいくらでもあるので、上手くネットを活用して下さい!
私は小テストジェネレーターを使っていました。
(小テストジェネレーター:https://www.printgenerator.net/
 字数の関係で続きの文法、解釈、長文は最後のリンク先に細かく書いてあります、、申し訳ないです、、
[小論文]
 慶應は小論文ですが、問1はどの学部も要約問題なので、現代文の力を付けておく必要はあります。論理的思考力というべきでしょうか、文と文のつながりを意識することが大切です。文のつながりというのは、「イコール」「因果」「対比」の3つに分けられます。
 例えば、「イコール」というのは、同じ内容、つまり抽象と具体の関係にあるということです。論理的な文章では筆者の主張が繰り返し、例を交えながら論じられるため、抽象と具体を捉えることが肝になってきます。要約の際は具体例を省いた抽象部分をまとめることが鉄則になります。
 文のつながりを意識するということは、論理的に読むこと、なのです。実は英語の問題も国語と似た様な作りになっているのです。国語を通して、論理を学ぶことで、総合的に得点UPを目指せます。
 主に使用した参考書は『はじめての入試現代文』(河合出版)シリーズになります。
[世界史]
 一問一答をひたすら覚え込む。というのが受験生界隈での世界史勉強法として主流になっている風潮がありますが、私は少し異なったやり方で進めていました。
 というのも、歴史:history は his-story の通り、彼の-お話 なんです。一問一答はアウトプットとしては素晴らしい教材ですが、その前に通史をストーリー立てて体系的に流れを抑えていく必要があります。参考書の有名どころとしては、『実況中継』シリーズまた、『大学入試ストーリーでわかる世界史B』(KADOKAWA)は分かりやすくてかなり良かったです。
 東進からでている一問一答よりも山川の方を使っていました。あとは演習を進めて、初出のものを用語集で確認する程度で事足りるかと思います。
 通史が終わった後は、テーマ別演習を兼ねて『各国別世界史ノート』(山川出版)をとにかくやり込みました。マイナーですが、かなりお気に入りの一冊です。

【むすびにかえて】

 夢や目標に向かって必死に努力している皆さんは本当に格好いいと思います。けれども、残酷なもので、受験は勝負の世界なので受かる人、落ちる人が出てしまうのが現実です。合格発表の際に、望んだ結果が出なくとも後悔の無い受験生活を過ごしてほしいと思います。ここまで本気を出してダメだったなら、もうしょうがないわ。そう開き直れるくらい全力で取り組んでみてください。結果がついて来なくとも、その経験は必ず貴方の糧になるはずです。何かに没頭できるって素晴らしいですよね。
 稚拙な文章で恐縮ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。皆さんが笑顔で入学式を迎えられることを願っております。

詳細な参考書リストと勉強法、スケジュールについてはこちらをご覧ください:https://note.com/zig_zig/n/n2f1f4bc27e51


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