見出し画像

良いチーム作り。6月に読んだ本。

本紹介のnoteを続けるといろんな人がオススメの本を教えてくれて嬉しいです!
人にオススメされた本はめちゃめちゃ読みたくなります!

6月はチームビルディングについて勉強したくて、SNSでもいろんな人がオススメしている「THE TEAM 5つの法則」を読みました。

「個」の大事さ、会社などでもよく言われていますがそれ以上に大事なのが「個」と「個」をつなぐチームである!ということが5つの法則に則って解説されています。

1、Aim「目標設定」の法則を立てる

共通の目標がない「個」たちはチームでなくグループ。チームという言葉は「tug(引っ張る)」という言葉が変化してチームという言葉になったと言われていることもあり、共通の目標があってこそチームと言えます。

各章で法則を使った具体例が書かれていて勉強になりました!

Aimでは「7 minittues milacle」というJR新幹線の清掃員たちについての霊が面白かったです。

新幹線が到着してから7分間で掃除を終える、その7分の清掃員たちのパフォーマンスが素敵すぎて世界中から注目を浴びているそうです。

もともと清掃員たちにちゃんとして目標が設定されておらず、人によってクオリティが様々。掃除の仕事を悪く言われたり、誰にでもできる仕事として扱われて来ました。

そこで「お客様に感謝感激を与える」を成果目標に、「7分でお客様に暖かな思い出を持ち帰っていただく」を行動目標に設定したところ、海外からも注目されるようなパフォーマンス向上につながりました。

それまでただの作業としてこなしていた掃除をたった7分間で1000席を22名で清掃仕切ってしまうクオリティ、すごいですね!

また、それまで受け身だった姿勢の従業員が自主的にアイデアを出し、お客様に楽しんでもらうことを考えるようになったそうです。
目標設定が人の意識をここまで帰るようになるんですね…!

2、Bording「人員設定」の法則

「最初に人を選び、そのあと目標を選ぶ」

会社で「採用」を大事にしているように、人選を間違えてしまうとどんな施策でも巻き返せないと言われているほど人員設定は大事です。

人員設定に大事なのは「入り口にこだわったのか?」「出口にこだわったのか?」とされています。

もしチームとして、環境をあまり変えたくないという方針であれば入り口にこだわるべきだし、環境を常に変えて新しくしていきたいということであれば出口にこだわるべきと本では語られていました。

日本企業は新卒や終身雇用制度があるので「入り口にこだわるべき」とされていますが、最近だと離職を「卒業」という形でメンバーの次のステージを応援したり、リファラル採用の活性化などで環境の変化度合いを大きくする企業は多いですね。

なので必ずしも入り口と出口、どちらにこだわるべき!というものはないのかなと思いました。

3、コミュニケーションの法則

どうせ、しょせん、やっぱりがアイデアを殺す

チームで活動してると様々な問題にぶつかると思います。
その問題を乗り越え、施策を実行するためにはメンバーの問題やアイデアを共有していく必要がありますが、その共有の場で「何を言っても無駄だ」とメンバーが思っていたら意味がないですよね。

そこで大事なのが、メンバーへの自由な発言、ポジティブな発言ができるような「心理的安全」という考え方です。
心理的安全を阻害するのは4つのタイプがあると書かれていました。

1、無知だと思われる不安

この不安があると積極的に発言できなくなります。なんでこんなことも知らないのか?とメンバーの機嫌を損ねる事を恐れるからです。

これを起こさないために、「率直質問機会」を設け、どんな質問をしても大丈夫、質問する事自体が素晴らしいとメンバーに話していく必要があります。

2、無能だと思われる不安

これは、こいつは大したことがないと思われ自分の失敗をチームから隠してしまうことです。

改善策としては「失敗共有機会」を設け、失敗を恐れず挑戦して学び、成長していく場を作っていくことが大事になります。

3、邪魔だと思われる不安

チームのディスカッションを遮ってしまう不安から、発言に積極性がなくなってしまう事を言われています。

これは、例えディスカッションを止めてしまっても、意見が生まれた事自体が良いとする「発言促進機会」で改善していくべきです。

4、批判的だと思われる不安

チームの方針を批判すると、批判的な人間だと思われる不安を指しています。

チームメンバーのYESが絶対ではないので「反対意見機会」を設け人と違っても良いという環境を作ると、反対意見も出やすくなりますね。

ディスカッションするだけでこんなに不安が出てくるとは…と思いましたが、この不安が全てなくなればフラットなチームができて共有しやすくなりそうです!

4、Dicrsion(意思決定)の法則

独裁vs多数決vs合議

意思決定方法にはいろんな方法があり、必ずしもみんなで決めた意見が絶対!というわけではありません。

独裁
正しい独裁はチームを幸せにしますが、メンバーの意見を加味した上で意思決定をしないと批判が出やすくなります。

事前にメンバーからの情報収集を行い、メンバーに納得感が出る意思決定であればチームが良い雰囲気になります。

合議

合議はスピードとセットです。
合議はどうしても時間がかかってしまうものなので、いかに効率的に意思決定をしていくかがポイントです。

スピーディーに決定していくためには選択基準と優先順位を決めて臨むとスピード感を持って意思決定ができます。

5、Engagement(共感創造)の法則

超一流でもモチベーションに左右される

プロはモチベーションに左右されないと思われがちですが、そんなことはありません。
気分が乗らない日もどうしてもある中で、どうしたらその人がチームに対してモチベーションを上げられるか?ということが紹介されていました。

チームに対してのエンゲージメントを高めるために、philasfy(行動/理念)、Profession(活動/成長)、People(人材/風土)、Plivilege(待遇/特権)が大事とされています。

この4Pの中でどこの共感を一番高めるかを戦略的に絞り込むことによって、メンバーのモチベーションアップにつながります。
下記の企業が4Pを取り入れて良いチームを生み出しているので紹介します!

マッキンゼー
若いうちから魅力的な仕事ができるというProfession(活動/成長)。

リクルート
魅力的な先輩が多く在籍しているという事を入社動機としてあげている社員が多いことからPeople(人材/風土)。

ディズニー
コンセプトに惹かれ入社している人が多いことから、philasfy(行動/理念)。

組織作りが上手だったのは4Pの要素を入れてたからなんですね!

まとめ

内容が濃くてnoteも長くなってしまいましたが、読んでめちゃめちゃ勉強になりました!

マネジメントやより良いチームを作っていきたいという方はおすすめです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?