辛そうな後輩を、革命家のところに連れて行った話
まともそうな新人が入ってきた
私はとある日本の報道機関で働いている人間だ。幼い頃から「ジャーナリスト」に憧れ、今の会社に入り5年ほどが経ったが、自らを「ジャーナリスト」だと呼べるほどの仕事をしている実感もなく、自分の肩書きについてどう称して良いものかいつも迷ってしまう。
毎年、春になると新人がやってくる。オールドメディアの窮状を如実に示すかのように、この会社の就職市場での人気は年々下がり続け、人事が採用者の質を保つことに苦労していることは現場の末端にいる自分にも伝わっ