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リスに癒され学ぶ時間

こんにちは、ぞみーです。

先日、長男が通う探究型オルタナティブスクールの遠足がありました。

(オルタナティブスクールとは、文部科学省管轄外の学校です。シュタイナーやサドベリーなど、海外のカリキュラムを取り入れている学校もあり、最近増えてきています)

この遠足は年に2回あり、先生が用意したいくつかの企画の中から好きなものを選んで参加します。

また、保護者も参加してもいいという行事なので、全力で仕事を調整して参加してきました。

11人の子供達と

毎回企画が違うのですが、今回の企画は
①プールで遊ぼう
②リス園に行こう
③料理で実験してみよう
というラインナップでした。

長男はプールを選択したのですが、子供と違う企画に参加もOKなこの学校。

私は癒しを求めて、リス園に行ってきました。

リス園に参加した子供たちは小1から小5まで、計11名。

彼らとともに、電車とバスを乗り継いでリスに会いに行きます。

最近ちょっと会社の方が忙しくなってきているのですが、それでも私が、どー---してもこの行事に参加したかった理由があります。

それは、我が子以外の子供達の様子を見ることです。

このスクールは保護者が参加する行事が多く、結構子供達の様子を見る機会はあります。

ですが、それは探究学習のプレゼンテーションだったり、運動会や文化祭だったり、何かの「ちゃんとしたイベント」です。

そうではなく、限りなく普段の子供たちの様子を見ることができるのが、この遠足への参加だと思ったのです。

プレゼンテーションや行事で、とってもしっかりしていて、すごいなと感心することばかりの子供達が、普段どんな様子なのだろう?と気になり、潜入してきました。

参加した保護者は私だけだったのですが、子供達は「長男のママだ~~!」とすぐに受け入れモード。

リス園に着くまでは、いろんなお話をしたり手遊びのゲームをして楽しく移動しました。

2年生の女子に誕生日占いの本を見せてもらって乙女心を思い出したり、3年生男子からパパのおもしろエピソードを聞いたり、3年生女子とハリーポッターの話で盛り上がったり・・・

保護者というよりは、一人の仲間として受け入れてもらっているようで、とっても嬉しかったです。

リスに癒される時間

そんな風に楽しく移動し、ようやくリス園に到着です。

こちらの町田リス園にお邪魔しました。

ここのウリは、なんといってもリスたちと触れ合えることです。

シマリスよりも少し大きめのタイワンリスという種類が、300匹ほど放し飼いになっていて、餌をあげたり触れ合うことができるのです。

正直私は、餌をあげて触れ合いができるといっても、一瞬餌を取りにリスが近づいてくるけれども、すぐに去っていくのではと思っていました。

ですが、、

一瞬どころではありません。

餌の袋を持っていると、足元にリスが3匹ほどやってきて取り囲まれ、そのうち体に飛び掛かられたり、差し出した手の上に乗ってきたりと、がっつり触れ合えるのです。

2時間ほどの滞在しましたが、子供達と一緒に夢中になってリスに餌をあげ続けました。

丁度この日はぽかぽかと暖かい日で、日向で1年、2年、5年の女子たちと並んで座りながらリスを愛で、子供達と他愛もない話をして・・・

はぁ癒される・・・

普段忙しくて凝り固まった心が、ほわほわととろけて、自然と笑顔になれる時間を過ごすことができました。

楽しみながら学んでいる子供達

こんな風に私がただひたすら癒しの時間を過ごしていたその間、、

実は子供たちは、楽しみながら脳みそぐるぐる回転させて、学んでいたのです。

スクールに帰ってきて解散する前に、ふりかえりの会がありました。

そこで、「リス園に行って気づいたこと」を一人ずつ発表していったのです。

私から見るとただ遊んでいたはずなのに、気づいたことが出るわ出るわ。

リスのつめが意外に鋭かったとか、鳴き声が意外な声だったとか、リスの特徴に関するものがたくさん出てきて、子供たちの観察眼に驚きました。

さらに、餌のひまわりの種を割って中身を見てみた!とか、空のタネを使ってリスを騙そうと実験してみたとか、子供達なりにいろいろと試行錯誤していたのです。

ただ楽しく遊んでいたんじゃないの!?と、ただ楽しく癒されていた私はびっくりです(笑)

一人が発表したことから、他の子供達も「こんなこともあったよ」「確かにそうだった~」とか、いろんな意見が出てきて振り返りがどんどん発展していきます。

他のリスが餌を運んでくるリスの王様がいた!という、私が全然気づいていなかった話も飛び出して、子供たちの目線での意見がとても面白かったです。

ホワイトボードにメモしていっている先生も、全員の子供達を尊重しながら話を聞き、「あれもあったよね!」と話を展開させてどんどん子供たちの学びを加速させていました。


このスクールでは、先生の話を聞いて板書するといったスタイルではなく、こんな風に子供達が自由に発言して議論するスタイルの学びの時間が多いです。

普段からこのスタイルで学んでいるので、子供たちは自分の考えや気づいたことを発表することへの抵抗が全くありません。

また子供たちは、自分と違う意見や新しい発見を笑ったり否定したりすることなく、自然に受け入れます。

お互いを尊重しながら学び合う子供達を見て、やはり素敵なスクールだと思ったのと同時に、こういったスタイルの学校がもっと一般的になっていけばいいのになと感じました。


では本日はこの辺で。

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