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第96回選抜大会《準決勝の展望》

第一試合 星稜vs健大高崎

公式戦無敗打線vs甲子園無失点エース!

1回戦  星稜4-2田辺
2回戦  星稜3-2八戸学院光星
準々決勝 星稜5-0阿南光

1回戦  健大高崎4-0学法石川
2回戦  健大高崎4-0明豊
準々決勝 健大高崎6-1山梨学院

唯一残った地区王者であり、神宮王者、公式戦無敗の星稜!
前監督の時の『勝てそうで勝てない星稜』から『負けそうで負けない星稜』に変化。

準々決勝右腕戸田の完封のおかげでエース左腕佐宗は中4日、右腕道本はまだ初戦の2回しか投げていない、投手陣は余力十分。
打線は6番能美、8番中島が打率5割超えとあたっているが、中軸は2割以下と全く打てていない。

選抜初出場で準決勝まで進み、春夏連覇した大阪桐蔭に敗れた2012年選抜の『機動破壊』デビューから早12年。

走るだけでは甲子園で優勝出来ないと2019年に盛岡大付から赤堀コーチを招き入れ大谷翔平を打ち崩した盛岡大付メソッドを注入し打力アップに取り組んだ。
群馬、関東では強打健大が出来上がったが、甲子園に来ると貧打健大になり勝てない…
しかし、今年は走攻守にタレントが揃い、ここまで盤石に勝ち上がり“アレ“まであと2つ。

左腕佐藤はここまで3試合全てに先発し角度のあるスライダーとストレートで19回被安打5、奪三振19、与四死球7、失点0と無双状態、手の豆をつぷして状態が心配されるが恐らく先発してくるでしょう。

打線は4番箱山に当たりが出始めて2番田中、3番高山と2〜4番の打率は4割超えと上向き。

今大会、両チーム共に必ず先制し、追い掛ける展開はここまで無い、劣勢となった方がひっくり返す力があるのか?先手を取った方がやはり逃げ切るのか?

走攻守にハイレベルなチーム同士、地元石川星稜の応援しながらも健大高崎の勝利予想

第二試合 中央学院vs報徳学園

新鋭校の勢いか?経験豊富な堅守確実か?

1回戦  中央学院7-1耐久
2回戦  中央学院7-6宇治山田商
準々決勝 中央学院5-2青森山田

1回戦  報徳学園3×-2名電(TB10回)
2回戦  報徳学園6-1常総学院
準々決勝 報徳学園4-1大阪桐蔭

中央学院は初出場した2018年選抜初戦、明徳義塾に5-4の9回裏二死走者無しから、ヒット、死球から明徳4番谷合に劇的逆転サヨナラスリーランを浴びてから早6年。

臼井、蔵並、颯佐の三本柱のローテーション継投が確立し、打線は1番青木が打率6割で引っ張り、走攻守に突出した点は無いがバランス良くレベルが高いチーム。

報徳学園は甲子園通算勝利数24勝の愛工大名電、43勝の常総学院、77勝の大阪桐蔭と名だたる強豪名門を倒して勝ち上がる。

昨春選抜準優勝の経験を活かし貫禄のWエースの間木、今朝丸も素晴らしい投球を見せるが、鉄壁の守備がこのチームの強さ。
捕球もさることながらブレない美しい送球がファーストのミットに吸い込まれる。

低反発バット導入でパワー野球からスモールベースボールへ転換、ホームランは今大会3本、スタンドへ届いたのは2本のみ。
勝つ為の条件、堅守、犠打、走塁、複数投手の全てを持ち合わせている感じなのが報徳学園?

昨秋の飛ぶバットの時より低反発バットの方が打てるようになった報徳学園の勝利予想

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