大きなタスクの抜き方
「大きなカブ」の話を知らない人はいないだろう。おじいさんが自分が育てた大きなカブを家族やペットを呼んで、総出でうんとこしょと引き抜く話だ。
あんな風に、目の前にとても一人では完了できないタスクが立ち塞がることが働く上でも時々ある。
そんな時まずやるべきことは、「一人でやるのを諦めること」だ。
1日の時間が24時間で、腕は2本、頭は1つである以上、自分一人ができることなどたかが知れている。
まずはそのことを自覚して、変なプライドや遠慮は捨て、「カブを抜く」というタスクを完了させることを優先し、躊躇なく誰かに頼れる人になろう。
諦めがついたら次にするのは「仲間を集めること」。どうしても成し遂げたいことがあるなら、まずは協力者を募らねばならない。
そのタスクを完了させるためにどれだけの時間や人数がいるかよく考え、一人でも多くの協力者を得られるように、普段からなるべくよい関係を築いておこう。
仲間を集めることができたなら、次にするのは「タスクを分割して依頼すること」だ。
大きなカブは分けられないが、タスクは細分化ができる。
仲間が負えるタスクの量や種類は違うので、一度細くしたタスクをそれぞれの人ができる部分で担っていただき、あとはそれをパズルの様に組み合わせて1つのタスクを完了させる。
無論その前に仲間の能力や性格も把握しておく必要があるので、人を知らないとタスクは抜けない。
最後は「抜いたカブを前に、協力者に全力で感謝すること」
大きなカブは抜いたら終わりだけど、現実はそこからが大事で、またおおきなタスクを抜くようなことがあれば、次もまたお願いできるように、全力で感謝を伝えて気持ちよく完了しよう。
案外とこれを忘れる人が多いが、もう既にここから次の種まきは始まっている。更なる大きなカブが君を待っているのだ。
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