プライドのトリセツ
プライドとは、自尊心を指す言葉だ。
プライドがある・ない。
プライドが高い・低い。
プライドを持つ、守る、捨てる。
目に見えないものなのに、いや、
目に見えないものだからこそ、
これだけ存在や大きさを表したり、傷つくとか、捨てるなど、もののように扱う表現まである。
プライド(自尊心)が無いと、生きる上で困難が多くなるため、あるのに越したことはないが、自己肯定感みたいに高ければ高いほど良いかというと、そうではない。
自尊心は自己肯定感とは性質が異なり、自身の能力や他人からの評価などを根拠にしているため、揺らぎやすいため取り扱いが難しいのだ。
問題なのは、プライドの高さゆえ過ちを認められないとか、謝れないとか、他者評価と自己評価がズレること。
プライドを捨てられない故に今持ってるものすら捨てられない。
頭下げて教えてもらうとか、助けてもらうとか、頼るとかも出来ない。
完璧で究極の人間などいないので、そんなことになるくらいなら、クソの役にも立たない虚像(プライド)なぞ、捨ててしまうのが良い。
地に足の着いた自身の実像と正面から向き合い、世間の真っ当な評価を突きつけられても言い訳せず、「その通りだ」と不敵に笑って受け止めて直向きな努力を続けられる方が強い。
いや、つおい。
もしドラゴンボールでベジータが言い訳して修行しなかったら超サイヤ人にはなれなかったし、人気キャラでもなかったろう。
プライドは逆境に屈しないためにこそ使うべきで、目的のためなら簡単に捨てられる方が人間的に強い。
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