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西洋占星術で観る映画 デヴィッド・クローネンバーグ監督(魚座)

魚座は芸術の星でありまして、映画監督も芸術性あふれ個性のある方ばかりです。リュック・ベッソン監督、ルチオ・フルチ監督、ロバート・アルトマン監督、ベルナルド・ベルトリッチ監督などなどクレジットを見なくても「あの監督の映画だ」と分かるような、空気感および溢れんばかりの個性であります。

デヴィッド・クローネンバーグ監督はこのメンバーの中でもその個性は突き抜けておられ、負けておりません。頭がぶっとぶシーンで有名な「スキャナーズ」スティーブン・キング(乙女座)原作の「デッドゾーン」、車のエンジンで性的衝動(快感)を感じる人々を描いた「クラッシュ」などなど「奇妙奇天烈」、「変態」という感じの映画を多く制作されております。

監督の中でも大好きなのは「イグジステンズ」という映画でして、今まさにソニーなども制作を発表したVRのようなゲームのお話です。

背中になんか「内臓」みたいなのを取り付けたら、ゲームの世界に入る事が出来る設定でして、途中で出てくる「歯が弾丸の魚の骨で出来た銃」とか冷静に鑑賞していると「うさんくさっ!」と思えてしまうような映画です。あまりにも「行き過ぎて」おられ、こんな映画が作れてしまうとはすごいと思います。

「シュール」という意味ではデヴィッド・リンチ監督(山羊座)の「ブルーベルベット」での「切り落とされている人間の耳の周りに蟻がたかっている」描写とか、「ワイルドアットハート」の「犬が人間の腕を銜えている」シーンとか、何かありそうな気がさせますが(と思ったら実は何もない場合が多い)クローネンバーグ監督はどうしても入り込みずらいです。

 それはその世界に入り込めない鑑賞者が悪いのでありまして、ディズニーランドに行って、ディズニーの世界に浸らないようなものです。(ちなみにウォルトディズニーは射手座)騙されないといけません。

 最近の監督の作品、「ヒステリーオブバイオレンス」や「イースタンプロミス」はまともと言ったら失礼ですが、現実に忠実?と言っても失礼ですが

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