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わたしの神様

何のために生まれて
何をして生きるのか
分からないまま終わる
そんなのは嫌だ

ふと口ずさむアンパンマンの主題歌。
聞いてる大人の胸にぐさぐさと刺さります。

何のために生きるのか
誰しもが考え、悩み、ある時ふと答えに出会うのかもしれないと祈っているもの。

祈る神が居れば無駄に悩むこともないのかもしれません。信仰とは研ぎ澄まされて美しい。

私の神様は幾千の雨粒の隙間の向こうに、
清らかな絹衣のような花びらの中に、
海と山と空の淡い境目に、
手に掬う汲みたての水の中に、
あの子の瞳の中に。

目にする美しいもの全ての中に神様がいる気がします。

在るものの中に美しさを見つけること。
美しいものを美しいものとして受け止めること。

それが昔からの私の生きる意味でした。

野望がない人生。これでいいのかな。
悩みはこれからも無くなりません。

それでも
私の神様はいたるところにいて、
自然は美しくて、
私はいつ死んでもいいと、
思うのです。

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