最近読んでいる本

洋書

  • 俳優シュワルツネッガーの自伝

  • スティーブジョブスの伝記

これらはまったりと読んでいます。

  • Stolen Youth: How Radicals Are Erasing Innocence and Indoctrinating a Generation, by Bethany Mandel

  • The 1619 Project: A New Origin Story

この本はすごく興味深くてですね、前者はWoke(政治覚醒運動)の内幕や悪影響を批判的に描いた本なんですが、ここ最近(2010年代)のアメリカの政治が自分達一般の日本人が思っている以上に、想像もできないような状態に陥っているということがわかる内容です。
アメリカ人といえば一般的に愛国心にあふれるアメリカ人像(911事件後にアメリカ国旗をあちこちに飾ったり、国家を胸に手を合わせて歌う姿等)が思い浮かぶと思うんですが、この本によると最近のWokeやCRT(Critical race theory, 批判的人種理論)で、アメリカのFounding fathers(ジョージワシントンやトマスジェファーソン等の米国の国父とも言える人達)が黒人達を奴隷にしていたとしてGot cancelled(干す)動きが見られるようで、それらの人物名を名前に掲げている学校の名称を変更したり、あるいは100年以上その場所に置かれていたジョージワシントンの銅像を撤去したりするという状況があり、また同性愛教育の親の視点での批判も含め、そういった思想教育を公教育で進めているアメリカの左派をソ連や中国の文化大革命になぞらえて批判しています。
まさに自壊するアメリカという表現が出てくるような状況でびっくりで、統一教会と癒着して国を破壊している日本の様子とそっくりだと思います。

後者の本は、まだ全然冒頭の一部しか読んでおらずこれから読んでいこうと思うのですが、アメリカの建国理念の輝かしさとは裏腹に、アメリカが建国後いかに黒人の声を無視していたのかという書き出しの内容で、これまた例えるなら明治時代の元勲を植民地支配の尖兵だとして批判するような主張で物議を醸しだしている本で、面白そうです。

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