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計画を立てる前に考えるべきこと


◆新学期スタートは計画のとき!

新学期スタートです。
学校で年間予定表が配布されたり、受験対策のスケジュールが発表されたりと、年間の計画を立てる素材にあふれるときです。

さあ計画を立てよう!と思い立ち、いざ何をどうしていいか分からなくなって「まあいいか…」と惰性でスタートする人も少なくないでしょう。

せっかくの機会です。

本気で立ててみませんか?

年間計画

◆目的もなく計画を作らないでください。

計画とは何か?と生徒に聞くと、
① 朝から晩までのタイムテーブル
② 一週間の予定表
のような、時間割やカレンダーのようなイメージを持っていることが多いです。

しかし、本当に重要なのは学習をする上でのゴール地点、すなわち「目的」を見出すことが計画の第一歩です。

目的とは文字通り「的(まと)」です。弓矢のターゲットです!
「東京大学に入って法律を学ぶ!」
「建築デザイナーになって世界で活躍する!」
「学校の先生なって教育を変える!」
「家業を継いで店の伝統を守る!」
このような自分自身の将来像の輪郭が目的です。

大げさと思われる人もいるでしょうが、あくまで学習の「目的」とは自分のキャリア設計そのものなのです。学年、年齢なんて関係ありません。
よって親御さんも「アンタにそんなこと無理だわ!」などと安易にネガティブな否定をせずに、多少面白がって考えるつもりでターゲットを描いてみてください。

◆目的を果たすための数値目標を決める

壮大な(?)目的を明確に決めたら、次はその的を撃ち抜くスキルを身に付ける必要があります。それがこれから行う学習なのですが、一足飛びにゴールにたどり着くことはほとんどの人にとって無理難題でしょう。

よって通過ポイントをいくつか定め、その段階でどこまで自らのスキルが伸びている必要があるかを数値で定めておく必要があります。

それを「目標」と呼びます。
目標とは文字通り「目指す標(しるべ)」。標とは目印のことです。
登山であれば標高、マラソンならば距離などに相当します。

勉強においては、
「夏休みまでに数学の学力テストを8割に持っていく」
「年末の模試で第一志望校の判定をAランクにする」
のような具体的な数値目標です。

出来るかどうかの判断ではないのです。
前に進むための目印です。

◆目標を通過するための道筋を決める

そこまで出来て初めて立てることが可能になるのが「計画立案」です。
計画とは、目標到達を実現するための道筋のことです。

簡単に言えば「やるべきこと」の決定です。

たとえば夏休みまでに模試の点数を6割に上げるという目標を立てたなら、現在の自分自身との格差との開きもある程度推測できるはず。
そこまで具体的な目標があれば
「ゴールデンウィークまでに基本問題集を一冊クリアする」
「毎日10分英単語暗記を継続する」
のような具体的な方法が考えられるはずです。

◆目的のある計画は、人生を豊かにする

これが計画を立てるまでの段階です。
計画を立てるのが苦手という人は、大前提となる目的や目標の設定が曖昧だったり、そこまで本気で熟考していない可能性があります。

状況によっては目的や目標が変わることだってあります。
それに合わせて計画が変わっていくのは当たり前の話です。

自分の生きる道、すなわちキャリアを本気で考えてみてください。
受験を通して、自分自身としっかり向き合ってみましょう。

目的は、生きる豊かさです。
目標は、生きる希望です。
そして計画は、あなたを必ず変えます!


名学館 庄内通校 おや塾オンライン
家庭学習問題研究会(いえもん)
塾長 白藤 和成
TEL 052(521)5519

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【名学館 庄内通校とは】

名古屋市西区の大学受験・高校受験専門 個別指導塾 名学館 庄内通校の塾長、白藤和成です。2005年9月に開校以来現在まで600名を超える若者たちと学習に励み、保護者の方からの学習・子育て相談を数えきれないくらい経験してきました。
そこから私が学んできた様々なノウハウ、知識などを皆様に還元できればと思っています。



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