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HoYoverse三作品、ストーリー箇所



崩壊学園は未クリア

ホヨバース作品ではストーリーの情報が各所散り散りに描かれ、それらを繋げないと内容を理解できない。そのストーリーが置かれる主な場所をまとめた。

どういったストーリーが置かれているのか?

崩壊3rd

■メインストーリー
キアナ・カスラナ、雷電芽衣、ブローニャ・ザイチク、それらキャラクター達を中心に描かれる。ここが各展開の要であり終点になる。

■漫画
時系列にある色んなエピソードが詳細に描かれる。「第二次崩壊」や前文明の神の鍵秘話など重要のものが数多い。フルカラーで何十ページ、何十話を作られていたりする。

■ビジュアルノベル
「ネゲントロピー」、「デュランダル」、「神州折剣録」、の三つがある。「ネゲントロピー」では実在する地を渡り歩いたり、「デュランダル」では歴史上の偉人と奇怪な世界を冒険する。「神州折剣録」は途中で更新が途絶えている。主要キャラクターが題材にされているため全ストーリーに大きく関わる。

■編年史
テレサ・アポカリプスの生誕など、小規模のエピソードがいくつか語られる。

■オープンワールド
4つのワールドがあり、各々で個別のストーリーが描かれる。「後崩壊書」、「後崩壊書第二部」はメインストーリーの物語が過ぎた後の話が描かれており、新たな謎との戦いが始まる。二つの「後崩壊書」はゲームシステムが一新、内部ストーリーは三部構成というメインストーリーのような大きな魅力を持つ。

■古の楽園
別枠に置かれているが、メインストーリー内の物語である。「前文明」が遺した数々の謎を探し、真相を突き止める。前文明の13人らとの会話、「追憶の皿」にある多くのエピソードからそのストーリーを推測する、後の原神、スターレイルにも通じる方式が使われている。

■学寮名簿
聖痕とプレイアブル、各キャラクターの豆知識が載っている。

■期間限定イベント
期間が過ぎたものは公式で見ることはできない。主に「別の世界線」の物語が描かれる。

原神


■魔神任務
主人公「旅人」を中心に各国を統治する「七神」に出会っていく。主にその国で起こる神を交えた問題と向き合っていく。

■世界任務
オープンワールドの世界で点在する様々な人と地の物語。特に長編のシリーズ任務では世界を渡る上で肝心な物語が描かれる。

■伝説任務
プレイアブルキャラクターのサブストーリーが描かれる。特に「七神」のものは重要である。

■キャラクターストーリー
キャラクターのプロフィール欄に置かれている。キャラクターの過去を詳細に描かれており、特にガイア等は重要である。

■武器ストーリー
武器に作られたストーリー。モンド、璃月の初期からある武器はシリーズものの様になっている。その武器に纏わるキャラクターや地の過去が描かれる。気づきにくい場所な上、難解な文章で描かれるが世界と関わる重要な物語である。

■聖遺物
花、羽、時計、杯、帽子の五つに分けられてそれらを身に付けていた者に纏わる物語が描かれる。魔神任務、世界任務で見知ったキャラクターがいたりもする。

■書籍
テイワット世界内に存在する誰かが書いた本。奇怪な小説が多いが「白夜国館蔵」という創世の最重要機密に関わる本もある。図鑑の欄ではなくバッグの中に入っている本もある。

■素材
採った素材の解説文。数多くの素材があるが中でも武器の突破素材は世界の重鎮達の話が載っており重要である。

■敵と魔物
図鑑内で見れる敵の情報。ボスの情報も書いてあるので要チェック。

■漫画「原神セレベンツ」
公式サイト内にあるフルカラー数十ページ十六話の漫画。「旅人」がテイワットに訪れる前、モンドで起こったある騒乱が描かれる。「プロローグ」では風神とヴァネッサの物語、後の十六話ではモンドのキャラクターや「博士」、コレイが登場する。

■マップ探索
主に世界にいるNPCとの会話。人々の生活を見ることができる。

■期間限定イベント
過ぎ去ると公式で見ることはできないが世界やキャラクターに関わる重要な物語が描かれる。実際の季節とリンクして「海灯祭」や夏のリゾート地に行ったりもする。

崩壊スターレイル


■開拓クエスト
主人公「開拓者」とその仲間の「星穹列車」の一員を中心にストーリーが描かれる。各惑星(宇宙船)での「ナナシビト」としての行動を主軸にその星で出会う様々な物事を味わう。

■同行クエスト
プレイアブルキャラクター達の話が描かれる。メインストーリーと同期していて、当時系列でのキャラクターの先の話を見ることができる。鏡流のクエストではメインストーリーの根幹に関わる部分があったため、今後も重要と思われる。

■冒険クエスト
各地にいるNPCらのサブストーリー。小規模のものが多いが、トッド・ライオットのように連続したものもある。

■模擬宇宙
イベント、奇物、開発日誌、拡張装置の「宇宙の蝗害」、「黄金と機械」。宇宙の運命を握る「星神」を中心に宇宙に遍在する歴史の真相を紐解いていく。「古の楽園」のような特殊な形式で描かれる難解なストーリー。

■アーカイブ
列車内、スマホメニューから見れる図鑑形式のもの。「星神」「派閥」「固有名詞」といった宇宙での旅の前提知識が置かれている。

■キャラクターストーリー
キャラクターのプロフィールから見れる。原神と同じくキャラクターの過去を見ることができる。

■本棚
列車内、スマホメニューから見れる。各地で買える、拾える文書が記録されている。非常に数が多いがちょっとしたメモ書きも多い。その星の誰かが書いたものだが重要人物、歴史をまとめているものもある。

■遺物オーナメント
浸蝕トンネルと模擬宇宙で手に入れられる装備。頭、手、胴、足の装備に纏わる者の物語、オーナメントに使われる惑星の概要を見れる。

■素材
消耗品、合成素材、育成素材の解説欄。宇宙の各所から集めているため多彩であり、派閥や見知らぬ惑星のものもある。

■マップ探索
各地にいるNPC、ものを「調べる」コマンド。NPCからは比較的多くの話を聞けて、「調べる」は数多く、何度も異なる文章が出るものもある。

■(期間限定)イベント
イベントをこなした時の報酬が一部期間限定でイベント自体は恒常で行える。サブストーリーな様であるが、かなりのボリュームがある。

■公式YouTube
頻繁にアップロードされる公式の動画。特に「千の星を巡る紀行PV」は数々の世界が多彩な表現で描かれ、必須である。


終:ストーリーの全体的な概要


崩壊3rd、原神、崩壊スターレイル、その世界は上記の各所にバラバラに置かれ描かれる。それ以外にも日本語の翻訳文だけでは分からない箇所、キャラクターや世界観のビジュアルデザイン、更にそれらのモチーフとなったものを調べていくと奥深い造りが見えてくる。

この三つの作品は世界観を共有しているが、それがストーリーの根幹に関わっている事は今は無い。原神の「世界の外」、スターレイルの「ヴェルト」などは崩壊3rdの設定が及んでいる。

しかし、三作品で語られるストーリーの内容は似通った部分が多く、「多数のための犠牲」、「美しくない世界」、「運命に抗う」といった事がテーマとして作品の根幹にある……と思われる。描写方法も似ており、上記の「ストーリーを散り散りにする」手法や、その地に住む人としてのリアリティが意識された文で世界観を重視した描かれ方をする。

興味深いのは、「崩壊3rd」では少数のキャラクターを中心に描かれていたのが「原神」では数多くのキャラクター、そして更に多くのNPC達で描かれる事。これはお互いに真逆で、両作品を企画した段階から意図された関係と思われる。スターレイルは半々の塩梅である。

崩壊3rdは第一部の物語が完結を迎えた。そのメインストーリーでは漫画とビジュアルノベルに散らばった物語が全て大きな意味を持つことになった。
魔神任務、開拓クエストは未だ最終章を迎えるのも遠いが、これらバラバラのストーリーは崩壊3rdのように集約され、箇所の数の通り崩壊3rd第一部よりも更に巨大な存在になる……と自分は予期している。

(その場合どのようになるか皆目見当もつかない、原神は過去に戻るしかなさそうな気もする。スターレイルはまだまだ未知の部分が多すぎる。)
原神と崩壊スターレイルはまだまだ途中であるし、崩壊3rdはなんと第二部が制作される。更にゼンレスゾーンゼロという完全新大作もリリース予定である。HoYoverseの作品に興味は尽きない。


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