ゼンメツ

ネット詩大好きマン。他人からちやほやされたくて文章を書いています。このたび、よりちやほ…

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ネット詩大好きマン。他人からちやほやされたくて文章を書いています。このたび、よりちやほやされたくて小説の勉強をはじめました。

最近の記事

文体の舵をとれ 第三章 文の長さと複雑な構文 その1

 お勉強のお時間だオラァ!! 言葉頭を「お」で繋げたが多分これは頭韻ではない。いやどうだろう。でもリズムが生まれていないので僕的には違う。形式だけなぞっても効果が生まれてなきゃ意味がないってこった。そういうものを書いてしまうと独りよがりと呼ばれる。  「作品」とはやはり他者の目に晒し、その他者の目で汲み取ってもらうものなので、我々はいついかなるときも客観視を怠ってはならない。見られている、ということを常に意識しろ。表現者なんて自意識過剰なくらいで丁度いいぞ。わかったら自撮りヤ

    • 文体の舵をとれ 第ニ章 句読点と文法 その1

       僕は過激派レトリックエクストリームバトラーなので句読点もこれまでに散々いじくり回してきたわけだが……それでもセミコロンなんて使ったことがないし、これから先も使わないと思っている。  これは持論だけど、大衆の共通言語として普及してない記号、そして言葉に関しては、あえて使うメリットがほとんどない。そういった日常的に使われない言葉をわざわざ使う理由と言ったら、主に雰囲気付けだと思っているし、特に聞き覚えのない熟語なんて不器用な書き手のための救済措置だと思っている。表現を細やかにし

      • 文体の舵をとれ 第一章 自分の文のひびき その3

         問2だ。noteオキマリのなんかよくわからんおしゃんなテンプレ構文に倣って、毎回毎回ウィットに富んだ前置きを書くとか思ったら大間違いだ。うおお早速やってくぞ。  リズムや流れでリアリティを演出して体現。ってなんかさらっと言われとるけど、おいおい。それって結構レベル高くないか? ヘイヘイ今すぐナウここでやれ! すぐにやれ! 明確にやれ! って言われたとき、具体的にどこをどう意識して書くのか。そこがポイントなんだと思う。  ……は?   どうすればいいの??  とりあえずいっ

        • 文体の舵をとれ 第一章 自分の文のひびき その2

           文体ってのはきみが必死で考えた設定やらストーリーやらを、決まったルールに則って読み手へと届けてくれる宅配便業者のお兄さんたちなんかじゃあ、ない。  ないのだ。わかるか? 文体こそがきみそのものなんだ。  僕のような過激派からすると文学ってのは「なにが書かれているか」なんてどうでもよくって。肝心なところは「どう書かれているか」なのだ。  語り口の面白い配信者ならクソゲーでも面白いし、逆につまんねーやつはどんな良ゲーやろうが全然面白くならない。そういうこと。  さて、早速だが

        文体の舵をとれ 第三章 文の長さと複雑な構文 その1

          いつまでもそらにいる 【現代詩】

          きみが、たまたま空を見上げなかったその日。きっと普通に晴れていて、きっとありきたりな形の雲ばかりが並んでいて、けれどもその日、偶然にも僕はヒコーキだった。わからんけどそれは多分ビーだ。ビーニサンマン。いらないものをぶち壊し、雲にも月にも手が届く。そんなヒコーキで、多分ビーだ。燃料とか知らんからガソリンを突っ込んでみたら普通に飛べて、とにかく僕はその日、べらぼうに速くひっきりなしに羽ばたいていた。 ごうごうと、鉄が風をどける音がする。燃費は最悪だ。きっとスーパーカブのサンマン

          いつまでもそらにいる 【現代詩】

          文体の舵をとれ 練習問題その1

           僕は詩を書いている。たまにだけど。良いものを書けばちやほやされるし、小説みたいな長編よりインスタントにその欲を満たせるからだ。それ以外の理由はなんもない。褒められたくなったら、他にやることがなくなったら、詩を書いている。  ちやほやされることが3度の飯より大好きな僕は、他人の書いた文章を読むことに関してはそこまで好きではない。単純に面倒臭いのだ。とくに詩ってやつは短い文章の中にドン引きするほどの情報量が詰め込まれている。文章密度がゲロい。だから他人の作品を読み漁っているとす

          文体の舵をとれ 練習問題その1