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3月、人生の別れについて考える

今日もまたスタバにいる。
最近はもうスタバに依存してるようなもんだ。
平日も休日も行く。気持ちが少し落ち着くような気がして。
居心地がいいし、もちろんドリンクも美味しいしね。
なにより時間を潰したい。家に1人でいるのはいやだ。

コーヒーだから許されるよなと思いながら100円分カスタムする。


金曜は仕事終わりに立川まで出て、友人のお気に入りのお店に行った。
創作料理がとっても美味しくて、雰囲気も良くて最高だった。
その後は友達が足繁く通うバーにも連れて行ってもらった。
路面に面した部分がガラス張りで、バーだけど開放感があって居心地がいい。こちらも最高。
照明もちょうどいいし、もちろんお酒も美味しいし、
友人と仲のいい常連さんとも話した。
うん、とてもいい金夜だ。こういう友達がいてくれてありがたい。

そこで中国系の男性と話した。
話が逸れるけど、男性って本当に議論が好きだよね。
……って主語が大きいって怒られちゃうかな笑 傾向ね。
「今は人と深い中になって、恋愛で傷ついたりしたくない。推しがいる生活でいい。」という友人に
「気持ちはわかるけどそれって悲しくない?」と言い続ける男性(笑)

もしあそこが居酒屋だったら、私がもっとベロベロに酔っ払っていたら
「そんな綺麗事はいいの!理屈はいいの!今は彼女はそういうときなの!」と声をあげてしまっていたと思う笑

その男性の言いたいこともわかる。
きっといろんな経験をしてきたから、年上だから、
一歩引いて、人生を長い目で見て、そう思って言うんだろう。
でも私がその立場だったら、今の相手に響かない人生観の理想を語り続けるより、
「うんうん」と頷いて、相手の感情を抱きしめ認めてあげるなぁ。
その人生観は心の中で確固たるものとして抱きしめつつ。

結局人生なんて今の積み重ねでしかないし。

………話を戻そう。笑
そんなバーで、いろんな話をしながら、
最近の私がいろんな人にききたいと思う質問が頭をよぎる瞬間があった。

このnoteを読んでくださっている方にも私は聞いてみたい。
「死別と離別ってどっちが辛い?」と。

最近これを聞きたくなっているわけは、
彼との関係、昔好きだった人との関係を考える中で
たまたま手に取って読んだ、Fさんの『20代で得た知見』に
そういったことが書いてあったからだ。

ずっと付き合ってきた彼は、以前からよく
「別れるのは辛いけど、相手は死ぬわけじゃない。そう思うとかなり楽になる。
一緒に人生を歩めなくても、どこかで幸せでいてくれたらいいと思うから』
と言っていた。
"死別の方がつらい"タイプだ。

私は「まあたしかにそうだね」と言いながら、
(これこそ愛なんだろうな)と思いながら、
同意はいまいちできなかった。
昔から「別れる=自分の人生の中で、恋人としてのその人はいなくなってしまう=死」と思うからだ。
場合によっては友達にすら戻れなくて、その人との縁、関係自体も終わってしまうことになるし。

なんなら、生きているのに会えないなんて、と思う。
この世にいなければ、いくら会いたいと思ったって会えない。
どうしようもない、諦めるしか方法がない。
逆にいうと「諦めるしかない」という、気持ちのやりようがある。
だから、そっちの方がまだ救いがあると考える。
そう、"離別の方がつらい"タイプだ。

まあでもこれも、"かなり好きだった人に対して"の話ではあるのだが。

たとえば。
私には連絡が取れなくなった高校の時の友達がいて、
とても心配だし会いたいと思うけど、
でもその子には「生きてくれていたらいいな、会いたいけど、生きてくれていればいいや」とも思えるようになった。
この年代の女性、周りと違いが生まれて距離が発生してしまうことも多いしね。

さらには私には自死で亡くなった親友もいる。
彼女に今でも本当に会いたいし、街中で似た人を見かけたら振り向いてしまう。
どうしたって会えない。悲しいよ。
だから実際死別のつらさもわかる。そりゃ死別もつらいのよ。
でも先に書いたように、「どうしようもない」に行きつくようになる。
というか、そう思うしかない。

こんな経験を通じて、やっぱり一緒に人生を歩みたいと思っていた相手を失うのは、私は死別並につらいと思うようになった。
なんで生きているのに叶わないなんよ、意味がわからん。笑


ちなみに、Fさんは著者の中でこう語られていた。

死別と離別、どちらがつらいのか。私は未だによく分からない。どこかできっと生きているのに会える望みは薄い。その方がつらいのか、もう二度と会えないことが確定している方がつらいのか。私は未だによくわからない。

20代で得た知見

この一文を読んだとき、わかってくれる人が現れたような気持ちになって、
心に深く入ってきた。大きく頷きたくなった。

Fさんのこの文は、連絡を取れなくなった友人に対しての話の中ででてきていて、
その理由はFさんにもわからず、死別となるのか離別となるのかはわからないわけだけども。


上手く伝わる気がしなくてなんども書いてしまうのだけど、
死別は、「一生どうやったって会えない」別れだから悲しい。
離別は、生きているから「一生どうやったって会えない」じゃないのに、どうにかできるかもしれないのに別れるから悲しい。

じゃあどうにかして会えばいいじゃんって話になりかねないけど、
でもきっと、離別はいろんな理由があってで、
そこには自分の感情も、相手の感情もあってで、
それを大事にしよう、つらかった別れを繰り返したくない、
またあんな思いをお互いしたくない、そう思うほど
「どうにかして会う」が、ほぼ100%で無理になってしまうんだよな。
絶対無理ではないのに。
そんな風に思う。


………ここまで書いてきて、
やっぱり死別と離別に「どちらのほうが」なんてなくて、
どちらも同じようなもんなんじゃないか?という考えに至ってきた。笑
まとまりのない文章でごめんなさい。笑

まあとにかく、少なくとも今の私は「生きてくれていれば」なんて、
一緒の未来を考えて、自分の全てを見せていた恋人にはなかなか思えないんだよなぁ。


昨日のバーでこの質問を出した結果。
女友達は私と同じような意見だった。「どっちもつらい。でもどちらかと言えば離別かな」。
中国系の男性は「死別の方が辛い。だって離別は生きてるじゃん」だった。

また大きな主語で語っちゃうけど、
やっぱり男性ってこうやって「一歩引いて論理的に考えられる」っていうのがかっこいいと思ってたりするのかな?

いや理屈はわかる!でも理屈だけでうまくいかないのが人生じゃん!笑
人間には感情があるじゃん!! とか騒ぎ出す私も、典型的な女。

女と男、違う生き物すぎて上手くいかない。笑
でもきっと、違う生き物だから惹かれる部分もあるわけで。
人生むずかしいですね!!!笑



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