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縁は再び人を巡り会わせる

本日は成人の日。

テレビで特集をやっていて、
ふと自分の成人式のときのことを思い出した。

成人式というと、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。

振り袖や袴、人によっては特攻服?を身にまとい、
人生における一つの大きな区切りであり晴れ舞台。
ともに育ってきた友達と再開し、
今まで成長してきた20年に思いを馳せる。。。

だが、僕の成人式は非常にあっさりしたものだった。

中学受験をして、東京の中高一貫校に進学した僕は、
地元横浜の友達との関係は、小学生卒業までで切れていた。

成人式というのは、どうも中学校の単位で集まるのが常らしく、
一応あった小学校や幼稚園のLINEグループも特に動かなかった。

中学高校の横浜在住の友達とは時間帯が異なり(横浜市は区ごとの2部制)
地元に誘うほど関係の続いている友達もいなかった僕は、
とりあえず形だけでもと思い、
届いたハガキを手に会場の横浜アリーナに一人で向かった。

特に誰かに会ったり楽しい思い出を作ることもなく、
人混みに揉まれながら式に参加し、終わったらそそくさと帰宅した。
正直爆竹鳴らした奴がいたことしか覚えていない。
僕にとって「成人式」は、完全な消化試合に過ぎなかった。
(夜には高校の集まりがありそちらはとても楽しかったが)

その後も、卒業、就職しても特に何もなく過ごしていたのだが、
先日、いきなり小学校時代の友達から連絡があり、
小学校の友達10人ほどで集まる会のお誘いを受けた。

約15年ぶりに会った友達は、皆識別できるほどに面影があり、
今何しているかの話や、当時の思い出話に花を咲かせた。
聞くと僕と数名以外はいつメンでよく集まっているとのことなので、
また集まろうね、また誘ってね、という話をした。

15年間ご無沙汰の関係であっても、
実際に会えば昨日ぶりくらいのテンションで関係を戻せたと思う。

僕は、基本的に「広く浅く」の人間関係になることが多く、
ずっと連絡を取り合ったり相談し合うような「親友」がいない。

特に、ここ数年は某騒ぎの影響で旧友と集まる機会がめっきりなくなり、
希薄になってしまった友達やコミュニティも多い。

しかし、縁は再び人を繋げるものだ。

もし今、友達との関係が希薄になって悩んでいる人がいても、
悲観することはないと思う。

親に話を聞いてみても、
40や50になってから、旧友と集まり始めることもよくあるようだ。

特に今の時代、その気になればSNSで簡単に繋がれる。

時がくれば、縁は再び人を巡り会わせる。

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