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㉛蕪島

砂浜を抜け、葦毛崎展望台に着いた。戦時中に使われたものらしい。確かに年季が入っている。

展望台を後にして歩いていると、カモメの大群が現れた。すごい大群だ。



これはウミネコらしい。カモメとほとんど一緒だと思うけど、どう違うのだろうか。さらに進むと、何やら海に飛び出した半島(蕪島というらしい)の上に神社がある。ウミネコの繁殖地としても知られ、国の天然記念物指定されている。

そういえば至るところにフンのあとがある。5月頃にはウミネコと青空のコントラストが美しい光景が楽しめるそうだが、その前に上から降ってくるものに注意しないといけない。頂上にある蕪島神社は福の神と言われ、七福神が鎮座している。2016年に火災で全焼したが、寄付により再建したという。屋根の金装飾がピカピカしていて眩しい。一応手を合わせて、蕪島を後にする。そろそろ結構歩いたので、電車に乗ることにした。

最寄り駅の鮫駅から乗る(鮫駅ってすごい)。

本八戸で降りて、八戸中心部を散策する。中心部は表通りと裏通りの2本沿いに商店が軒を連ねる。キレイなマンションや、ビルもあり、意外と栄えていそうだ。近くにある八戸美術館と八戸ブックセンターにはぜひとも寄りた

かったが、マンボウ中なので臨時休業だった。また次回来ようと思う。

そのようなわけで中心部は軽く抜け、ホテルに向けてひたすら歩く。てっきりレンタサイクルがあるかと思ったが、現在八戸ではレンタサイクルやっていないという(ネットでは出てこなかった)。レンタサイクルくらいやっていてほしいところだけれども、次回に期待です。


歩いていると八戸市博物館と根城という城があったので、入ってみました。これは普通に地方都市の博物館という感じで、並みな感じ。次に根城に向かう(根城って名前なんやねん)。しかし侮るなかれ、日本100名城に選ばれているらしい。天守閣はなく、平屋式の城というより、でかい住居という方が合っている。実際に家の中にも入れる。狭い入り口をくぐると中は広々しているし、空気もほんのり温かい。これが根城というやつか。博物館と根城を終えて、ようやく帰路に着く。今日の歩行距離どのくらいだろう。多分10キロぐらいだと思う。

今回の八戸探訪は有名どころ(館鼻岸壁朝市、八食センター、種差海岸など)に行けていないので、また来ようと思います。今回八戸を訪ねてよかったところは、やはり種差海岸周辺の景色です。名だたる文豪や画家の東山魁夷も訪ねていていたそうです。東山魁夷の石碑が立っていました。絵はあまり詳しくないですが、東山魁夷はなぜか知っています。とてもいい雰囲気の絵を描く人です。確かにこの光景は絵にしたくなるなと思いますし、文豪も思索するにはうってつけの場所だと思います。近くにこのような場所があることは個人的には最高だと思っています。