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⚾️まいにち首都リーグ💚

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首都リーグ関連のまとめ*॰ॱ✍
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⚾️上に立つ者の心得ー首都OB元主将たちの言葉ー

⚾️上に立つ者の心得ー首都OB元主将たちの言葉ー

つい先日、とあるチームのキャプテンから悩み相談の連絡がありました。

どうやってチームを作り上げたらいいかわからない。

待って。

私にできることならと思ったけれど、
生まれて一度もキャプテンなんてやったことありません。

相談にのるどころか、私が悩んでしまう始末。
本末転倒。これではいけない。

机上の空論で答えることはしたくない。

考えた末、経験者の言葉が一番響くと思い、首都リーグOBの元

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⚾首都OB合同自主トレ

⚾首都OB合同自主トレ

2023年12月23日
埼玉県は朝霞にある武蔵大学硬式野球部のグラウンドをお借りし、首都OBの合同自主トレを行いました。

きっかけは応援している選手のある一言です。

「ハナマウイの種子島さん(筑波大学OB)と一緒に練習してみたい」

数カ月前、千曲川硬式野球クラブに所属する花岡大輔選手(佐久長聖高校→武蔵大学)がそんなことを口にしていました。

その言葉を拾い上げた友人が『何とか二人を繋いでほ

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⚾️チームを愛するということ。-練習から見える本気の姿-

⚾️チームを愛するということ。-練習から見える本気の姿-

試合以上に、練習を見るのが大好き。

子どものころ、半ば無理やりに弟の野球に付き合わされていた名残かもしれません。当時はいやいやだったけれど、今となっては幸せな時間です。

あの独特の空気感。試合では見ることのできない選手の普段の姿。
グラウンドの雰囲気。
落ち着いていられるというか、全てが心地よく感じるのです。
あの時間は、なんともいえない幸福感で満たされます。

先日の話です。ある大学のオープ

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⚾️やっぱり最後は人間性。

⚾️やっぱり最後は人間性。

皆さんに問います。

人の成功を心から願い、応援することはできますか。

―――

今年の首都大学春季リーグ戦、私の母校である『桜美林大学』でとても気になる選手を見つけました。
彼はスタンドのみんなを統括し、一体感のある応援を作り上げ、ベンチ入りメンバーを鼓舞していました。

その姿を見るに、人をまとめる力に長けていることがすぐにわかりました。言葉の選び方も絶妙で、一味違う選手だと感じたのです。

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⚾️ベンチワークって、とても大切。

⚾️ベンチワークって、とても大切。

首都大学野球連盟に加入する『城西大学』が、2016年の秋ぶりに一部に戻ってきました。

ユニフォームだけでなく、数年前と比べチームにも変化が見られました。それはベンチワークです。選手一人ひとりが元気で明るく、見ているこちらの気持ちも高まります。

「ベンチワークは去年のチームから力を入れてきました」。

そう話すのは、主将をつとめる池永佑斗選手です。

秋季リーグ戦の一発目は、前季優勝の日本体育大

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⚾️戦わずして、あなたたちを引退させるものですかーコロナ禍の大学野球ー

⚾️戦わずして、あなたたちを引退させるものですかーコロナ禍の大学野球ー

三年前、忘れもしません。

新型コロナウィルスの影響で、首都大学春季リーグ戦が中止になりました。
目の前が真っ暗になったのを、今でも鮮明に覚えています。

大人の都合で、選手の未来を潰すものか。
戦わずして、選手たちを引退させるものか。
仕方がないの一言で、選手の夢を壊すものか。

その一心で、多くの関係者の協力のもと、水面下で動き続けました。
眠い目をこすりながら、リーグ戦開催の要望書を書きまし

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⚾️太陽のように熱く輝け-小さな積み重ねが実を結ぶ-

⚾️太陽のように熱く輝け-小さな積み重ねが実を結ぶ-

ある日、日本体育大学のグラウンドに訪れたときの話。いつものように、席に座って試合を観戦していた。

日体大の選手はとても礼儀正しく、訪問してきた人々への挨拶は欠かさない。ごく当たり前のことを、意識せずできることに背筋が伸びる思いだ。

その中でも、印象的な挨拶があった。今まで数多くの人と挨拶を交わしてきたが、あまりの誠実さに驚いた。

広尾高校出身の嶺太陽投手だ。東京都屈指の進学校からやってきた一

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⚾️今年の首都リーグは大チャンスの年。

⚾️今年の首都リーグは大チャンスの年。

年が明け、どのチームも新体制での活動が始まりました。今年はどのチームが優勝するのだろうかと、今から楽しみで仕方ありません。

タイトルにもある通り、今年の首都リーグは少し事情が違います。

スター選手が不在。

初っ端から失礼な物言いではないかと思った方。補足説明をさせてください。これは弱点ではなく、むしろ『大チャンス』の年であることを意味します。それは、頑張れば誰もがスターになれる可能性があるの

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⚾感動する心を大切に。

⚾感動する心を大切に。

先日の出来事です。いつものように大学野球(首都リーグ)を見に行きました。今季も混戦で、どこが優勝するかわかりません。毎度ドキドキしながら試合展開を見守っています。

その日は友人と観戦をしていました。彼女は東海大学を応援していて、昨年からカメラをかまえるようになりました。ありがたいことに私のことを『師匠』なんて呼んでくれるんです。何を教えているわけでもありませんが、楽しい時間を過ごしています。

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⚾🦉筑波大学のホームゲームがとても楽しかった話。

⚾🦉筑波大学のホームゲームがとても楽しかった話。

各地で開催されていた日本選手権最終予選も終わり、およそ一ヶ月ぶりに首都リーグに行ってきました。

この日は久しぶりの牛久運動公園野球場での開催。三年ぶりの『筑波大学ホームゲーム』です。大盛り上がり間違いなしと、期待を膨らませて球場へ向かいました。

筑波大学の応援はとても迫力があります。あたたかい声がけ、WINSとの一体感。私はどれも大好きです。その様子が久しぶりに見られるのかと思うと、とても嬉し

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⚾支柱ー斉藤北斗がいる限り、武蔵大学は強いー

⚾支柱ー斉藤北斗がいる限り、武蔵大学は強いー

武蔵大学のベンチでひときわ大きな声が聞こえる。気が付いたのは、昨年(2021年)の横浜市長杯であった。声の方向に目をやっても、主はわからなかった。

気のせいだったかな。自分の耳を疑っていたら、またあの声が聞こえた。

『えらいぞ!!』

その正体は、背番号9をつける斉藤北斗選手だった。時々、外野手で出場する選手だ。どこの誰より大きく通る声だったので、印象が強く残った。どんなプレーであったかは忘れ

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⚾道行く先の活躍を願って|全ての点は線で繋がっている。

⚾道行く先の活躍を願って|全ての点は線で繋がっている。

先日、富山まで遠征をしました。いわずもがな、首都大学リーグの出身選手の応援です。多くの時間を首都大学リーグに注いできたので、とても新鮮な気持ちでした。体がいくつもあったらいいのにと、改めて感じました。

卒業したら終わりは寂しすぎる。

せっかく続けるのだから、応援に行きたい。そんな思いを巡らせながらも、なかなか社会人野球中心の生活に移行する決心がつきません。ここ(首都大学リーグ)を離れるのはとて

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⚾️自分が咲けると思う場所に、身を置きなさい。

⚾️自分が咲けると思う場所に、身を置きなさい。

置かれた場所で咲きなさい。時々見聞きする言葉だ。もちろん間違ってはいないし、今いる環境こそが自身の居場所。その中で、どうにか根を張って頑張っていく。素晴らしいことだ。

しかし私はあえて伝えたいと思う。

今いる場所で『花開かない』と思ったら『咲ける環境』に身を置くべきだ。

いつだったか時期は曖昧だ。武蔵大学の硬式野球部のホームページに目を通すと、いるはずのポジションに岩谷剛志選手(秋田商業④)

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⚾️痛みも喜びも『自分事』として捉える。

⚾️痛みも喜びも『自分事』として捉える。

首都大学リーグでの出来事。
桜美林大学のベンチがやけににぎやかだと思い、目をやった。例年になく元気なチームに驚きを覚えた。その主は松江 京 主将(二松學舍大附)だった。

この日、松江主将自身は試合にでていなかった。率先して仲間を鼓舞し、活躍をともに喜んだ。その主将の姿に、他の選手たちも続いた。仲間の活躍を自分のことのように喜べる器量の大きさに、今年のチームは一味違うと、感じずにはいられなかった。

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