いっき82

1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレ…

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1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレビューやコラムを執筆。エッセイ、写真、詩も投稿します。

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記事一覧

固定された記事

「芸術性」「娯楽性」の違いについて

「芸術性」と「娯楽性」について 書きました。 これでもまだ抽象的だと思うので、 さらに具体的に書いていきます。 (ちなみに、こうして  具体化していくことによって…

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3か月前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(8)アニメゲーム屋としてのハドソン

※2019年12月1日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 前回までは高橋名人の大躍進について 紹介してきました。 ですが、「ハドソン=高橋名人」の 図式はあったに…

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10時間前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(7)全国キャラバン&高橋名人の躍進

※2019年11月24日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ハドソンが‘85年から実施した 「ハドソン全国キャラバン」は その名の通り、 全国を巡業するゲーム大会でし…

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1日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(6)高橋名人誕生

※2019年11月11日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ファミコンへの参入をきっかけに ハドソンの広報部はいくつかの少年誌に 提携の話を持ち掛けていました。 …

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2日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(5)パソコン、アーケードからの移植がメインの時代

※2019年11月4日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ハドソンがファミコンに参入して はじめて出したヒット作が ‘84年発売の『ロードランナー』でした。 敵に捕…

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3日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(4)ファミコンへの参入

※2019年11月3日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 前回の記事では札幌にハドソンのような ゲームメーカーが生まれた、 その背景について書きました。 ‘78年か…

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4日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(3)札幌はIT産業の宝庫でもあった

※3000字近い記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 ※2019年11月2日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 '70年代にアマチュア無…

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5日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(2)小学校の先生が語った創業期のハドソン

※2019年11月1日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 '80年代生まれの私にとって ハドソンは有名なゲームメーカーの一つで、 子どもの頃から親しみがありました。 …

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6日前
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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(1)ハドソンの代表作

※2019年10月31日に書いた記事に  加筆修正したものです。  なお、連載記事ですが  今のところ未完です。 『解明・拓銀を潰した「戦犯」』を 読んでから無性に 書きた…

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7日前
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動画レビュー『スーパーポテサラアニメ』(2021~)こういう愛の表現のしかたもあるのね

私もあまり詳しくないんですが、 妻からおもしろい動画を 教えてもらったので紹介します。 会社員の方がアップしている YouTube の動画なんですが、 昔、『ゴールデン・…

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8日前
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790日間 撮ってみた

毎日写真を撮っています。 ▼前回の記事はこちら この数週間で撮った写真から いくつかピックアップして 紹介していきます。 ▼今回はこの曲を聴きながら編集しました。…

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9日前
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好きな邦楽100の内訳を分析してみた

私が選んだ「好きな洋楽100」の 内訳を公開しました。 先日、「好きな邦楽100」 という企画もやったので、 そちらの方も同じように 分析してみたのです。 こちらも 「ジ…

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10日前
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好きな洋楽100の内訳を分析してみた

少し前に「好きな洋楽100」 という記事を書きました。 私が好きな洋楽の曲を 100曲選ぶ企画です。 同じアーティストの楽曲は 3曲までという縛りを設けて、 100曲選びまし…

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11日前
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好きな邦楽100(10-1)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前…

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12日前
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好きな邦楽100(20-11)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前…

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13日前
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わきまえる書き手でありたい

ストーリーに 興味を持ったきっかけを 書きました。 これと同時に書いておきたい と思っていたことを もう一つ書きましょう。 「̪シネフィル」という言葉があります。 …

いっき82
2週間前
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固定された記事

「芸術性」「娯楽性」の違いについて

「芸術性」と「娯楽性」について 書きました。 これでもまだ抽象的だと思うので、 さらに具体的に書いていきます。 (ちなみに、こうして  具体化していくことによって、  どんどん芸術性は薄まる(^^;) 記事の中で、 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 (以下『BTF』) 『ラム/Lam』の 二つの作品を挙げました。 二つの作品は なんの関連性もないですが、 「映画」というジャンルの中で、 つながっています。 初心者にお勧めするなら 『BTF』 上級者にお勧めする

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(8)アニメゲーム屋としてのハドソン

※2019年12月1日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 前回までは高橋名人の大躍進について 紹介してきました。 ですが、「ハドソン=高橋名人」の 図式はあったにしても、 ハドソンは高橋名人という スター社員の力一つで 支えられていたわけではありません。 ‘84年のファミコンへの参入以来、 PC・アーケードの名作を高い技術力で移植、 高橋名人なるスター社員のマルチな活躍、 この二つによって 徐々に人気を獲得したハドソンですが、 同時期に忘れてはならない流れが

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(7)全国キャラバン&高橋名人の躍進

※2019年11月24日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ハドソンが‘85年から実施した 「ハドソン全国キャラバン」は その名の通り、 全国を巡業するゲーム大会でした。 毎年、1本のハドソンの 公式ソフトが決められ、 全国のプレイヤーたちが その腕を競い合いました。 このイベントはその後 ‘97年まで続くことになります。 一方、‘85年の9月には任天堂から 『スーパーマリオブラザーズ』が発売され、 最終的には681万本を売り上げる 大ヒットを記録しました。

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(6)高橋名人誕生

※2019年11月11日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ファミコンへの参入をきっかけに ハドソンの広報部はいくつかの少年誌に 提携の話を持ち掛けていました。 その話に乗ったのが小学館の 『コロコロコミック』だったんですね。 そもそも『コロコロコミック』では、 ‘79~’83年に 『ゲームセンターあらし』が連載され、 ‘82年にはテレビアニメ化するほどの ヒット作になっていました。 『ゲームセンターあらし』が終了し、 『コロコロコミック』の編集部には 再

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(5)パソコン、アーケードからの移植がメインの時代

※2019年11月4日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 ハドソンがファミコンに参入して はじめて出したヒット作が ‘84年発売の『ロードランナー』でした。 敵に捕まらないように ステージ内の金塊を集める パズルアクションゲームです。 当時のファミコンには少ないタイプの 頭を使うパズル要素もあってか、 110万本を売り上げる 大ヒット作になりました。 ちなみにこのゲームはハドソン オリジナルのゲームではなく、 元はアメリカのブローダーバンド社が ‘83年に開

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(4)ファミコンへの参入

※2019年11月3日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 前回の記事では札幌にハドソンのような ゲームメーカーが生まれた、 その背景について書きました。 ‘78年からパソコンのゲームを 手掛けるようになったハドソンでしたが、 当時はパソコン自体が一般に 普及している時代でもありません。 ましてやハドソンが携わっていたのが、 シャープのパソコンというのもあって、 メジャーだった NEC の PC-8000シリーズには ソフトの供給をしていませんでした。 よって、

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(3)札幌はIT産業の宝庫でもあった

※3000字近い記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 ※2019年11月2日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 '70年代にアマチュア無線などの 販売をしていたハドソンが どうやってゲームメーカーに 業態を変化させていったのでしょうか。 その道を辿るにはファミコンなどの ゲーム機が登場する前の コンピューターの話を しなくてはいけません。 ハドソンの 公式ホームページによると、 ‘70年代後半にはパソコンの (当時はマイコンと

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(2)小学校の先生が語った創業期のハドソン

※2019年11月1日に書いた記事に  加筆修正をしたものです。 '80年代生まれの私にとって ハドソンは有名なゲームメーカーの一つで、 子どもの頃から親しみがありました。 しかし、多くのゲームメーカーは 「本州にある会社」というイメージで、 子どもながらに地元・札幌に本社があった ハドソンは異質な存在にも感じたものです。 ある時、どういうきっかけで そういう話題になったのか 思い出せませんが、 小学校の先生が ハドソンについて教えてくれました。 (ファミコンが全盛

知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(1)ハドソンの代表作

※2019年10月31日に書いた記事に  加筆修正したものです。  なお、連載記事ですが  今のところ未完です。 『解明・拓銀を潰した「戦犯」』を 読んでから無性に 書きたい記事がありました。 それはかつて 札幌に本社があったハドソン というゲームメーカーについてです。 私と同世代、 もしくは上の世代のゲームファンには お馴染みのメーカーですよね。 ハドソンのメインバンクも 拓銀だったそうで、 拓銀が破綻してから資金繰りに苦労し、 経営状態が厳しくなったと言われていま

動画レビュー『スーパーポテサラアニメ』(2021~)こういう愛の表現のしかたもあるのね

私もあまり詳しくないんですが、 妻からおもしろい動画を 教えてもらったので紹介します。 会社員の方がアップしている YouTube の動画なんですが、 昔、『ゴールデン・エッグス』 というコメディーのアニメが あったじゃないですか、 あんな感じのアニメなんです。 こちらの動画では、 ゴジラや仮面ライダーなどの 既存のキャラクターを使って そのパロディーが展開されています。 私もすべてを観たわけではないですし、 『マネーの虎』を 元ネタにしたものなどは、 本家をあまり

790日間 撮ってみた

毎日写真を撮っています。 ▼前回の記事はこちら この数週間で撮った写真から いくつかピックアップして 紹介していきます。 ▼今回はこの曲を聴きながら編集しました。  (曲を流しながら見てみてください) ♪ Joy Spring/Gary Burton(1961)

好きな邦楽100の内訳を分析してみた

私が選んだ「好きな洋楽100」の 内訳を公開しました。 先日、「好きな邦楽100」 という企画もやったので、 そちらの方も同じように 分析してみたのです。 こちらも 「ジャンル別」 「年代別」 そして私がはじめて聴いた 「年齢別」で集計してみました。 まずは「ジャンル別」から。 こちらは予想通り 「エレクトロ/テクノ/ハウス」が 一番多く、42曲となっています。 邦楽は割と、 そういうものを多く聴いてきたので、 自分的にも納得の結果です。 お次は「年代別」です。

好きな洋楽100の内訳を分析してみた

少し前に「好きな洋楽100」 という記事を書きました。 私が好きな洋楽の曲を 100曲選ぶ企画です。 同じアーティストの楽曲は 3曲までという縛りを設けて、 100曲選びました。 それぞれの曲の解説や 思い出も振り返りました。 ここまでやったら、 その内訳がどうなっているのか、 調べてみたくなったんですね。 ジャンル、国別、年代、 各カテゴリーにわけると、 どんな配分になっているのか、 自分でも選んでいる時には 意識していなかったので、 余計に気になったのです。

好きな邦楽100(10-1)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前回の記事はこちら 10.GOOD TIME/高橋幸宏('83)はじめて聴いた歳:19歳頃('02年頃) 12、11.に引き続き、高橋幸宏のランクインです。静かな電子音が印象的な曲です。幸宏の繊細な歌声は、こういうせつない感じの曲にとても合いますね。ドラムは1分以上過ぎたところからはじまります。 9.pro

好きな邦楽100(20-11)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前回の記事はこちら 20.RAIN DANCE MUSIC/槇原敬之('90)はじめて聴いた歳:30歳頃('13年頃) 42、22.に引き続き、槇原敬之のランクインです。この曲もよく聴くと R&B っぽいんですよね。コーラスの入り方とか、TR-808(リズムマシン)のカウベルの使い方も、もろにそれっぽいです。

わきまえる書き手でありたい

ストーリーに 興味を持ったきっかけを 書きました。 これと同時に書いておきたい と思っていたことを もう一つ書きましょう。 「̪シネフィル」という言葉があります。 「cinema(映画)」と 「phil(愛する)」を 掛け合わせた造語で (ともにフランス語) 「映画通」「映画狂」 といった意味があります。 どちらかというと、 インテリっぽい層に 当てはめて使われる場合が 多いような気がしますね。 実際、インテリな人で 映画好きな人は多いです。 映画も芸術の一つで