Kagirohi

三重県で製造業に勤務しています。Note初心者です。還暦を超えて、好きな歴史、山、読書…

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三重県で製造業に勤務しています。Note初心者です。還暦を超えて、好きな歴史、山、読書について発信していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

マガジン

  • 心が落ち着く「寺社」

    心が落ち着く「神社仏閣」を紹介していきます。

  • 魂に響く「アフォリズム」

    魂に響いた「箴言(アフォリズム)」や「言葉」を紹介していきます。

  • お気に入りの「書籍」

    お気に入りの「書籍」を紹介していきます

  • 気分が晴れやかになる「山」

    大好きな「山」の写真を紹介していきます。

  • 心が躍る「歴史」

    大好きな「歴史」のページ。

最近の記事

「増上寺」 ~徳川家の菩提寺~

 東京タワーから、隣にある、増上寺を訪れました。  増上寺は、室町時代の開山から戦国時代にかけて、浄土宗の東国の要として発展していきました。  1590年、徳川家康が関東の地を治めるようになってまもなく、徳川家の菩提寺として増上寺が選ばれ、1598年に、現在の芝の地に移転しました。  家康は1616年、増上寺にて葬儀を行うようにとの遺言を残し、75歳で歿しました。  増上寺には、二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の、六人の将軍の墓所が設けら

    • 「東京タワー」 ~タワー神宮~

       何十年かぶりに、東京タワーに登ってきました。  1958年に建設された東京タワーは、高さ333m。メインデッキ(150m)までは、1,200円で、その上のトップデッキ(250m)まで登ると、3,000円でした。  せっかくなので、トップデッキまで登りましたが、メインデッキからのエレベーターは、日本人は私一人。案内の方から、英語で説明されてしまいました。  2012年に建設されたスカイツリー(634m)に、その役目を渡したとは言え、観光名所として繁盛していました。  

      • 「恵まれているものに心を寄せる」

        「恵まれているものに心を寄せる」 ◆「我々は自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつも欠けているものについて考える」(ショーペンハウアー)  "We seldom think of what we have but always of what we lack." by Schopenhauer  私たちは、「無いもの」につい意識が向いてしまって、すでに「あるもの」を軽視しがちですね。  この習性のおかげで、様々な発見や発明ができたのかもしれませんが、「無いもの

        • 「空気の研究」 山本七平

          「空気の研究」 山本七平 文藝春秋(1983/10)  「人は水と霊とによらずば、神の国に入ることあたわず」  このイエスの言葉を、    「人は「空気」と「水による心的転回」を知るに至らねば、人の国に入ることあたわず」  とすれば、それはまさに日本。  本書は、「空気」と「水」による絶えざる心的転回で、常に新しい心的秩序に入るという、日本的な人間的体制を探ることを主題としています。  「対象の相対性を排し、これを絶対化すると、人間は逆にその対象に支配されてしまう」

        「増上寺」 ~徳川家の菩提寺~

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        • 心が落ち着く「寺社」
          17本
        • 魂に響く「アフォリズム」
          22本
        • お気に入りの「書籍」
          9本
        • 気分が晴れやかになる「山」
          25本
        • 心が躍る「歴史」
          9本
        • 心がほっこりする「温泉」
          3本

        記事

          「経線思考」と「空気」

          ◆「経線思考」と「空気」  「経線思考」とは、ある選択肢で、過激なイエスを何度か選んでしまうと、もうノーと言えなくなり、引き返せなくなってしまう心理状態のことです。  一度ついた些細な「嘘」が、辻褄を合わせるために、どんどん大きくなってしまう場合や、株や投資で、なかなか「損切り」できない場合も、これに当てはまるかもしれません。  日露戦争から、国際連盟脱退、第二次世界大戦開戦までの日本全体の「空気」は、まさにこんな感じだったのでしょう。  昨今の大企業の品質不正問題に

          「経線思考」と「空気」

          「時間を止める」

          ◆「大切なものは、目に見えない」(「星の王子さま」サン・テグジュペリ)  インターネットやAIの普及により、今や「情報」が氾濫し、インターネットで調べれば、欲しい情報が入手でき、それをもとに、ChatGPT等に考察させると、もっともらしいまとめが、簡単に手に入る時代になりました。  以前、「トンネル・デザイン」で、「便利さの裏で失われた大切なもの」という話をしましたが、最近、「自分の頭でとことん考える」ことそのものが置き去りにされているなと感じる機会が増えています。  

          「時間を止める」

          「藤原岳(1,140m)」 ~新緑の鈴鹿セブンマウンテン~

           今年も、鈴鹿セブンマウンテンの藤原岳に登ってきました。  新緑の季節で、多くの方が登山されており、いつも駐車する無料駐車場は満車で、少し遠い観光駐車場(300円)に駐めて出発です。 今回は、登りは、大貝戸コース、下りは、聖宝寺コースです。  神武神社の鳥居から、大貝戸コースが始まります。登山道には、二合目から九合目まで看板が設置されており、登頂ペースを把握できて安心です。  今回も、やはり、八合目から藤原山荘までは、きつかったですが、新緑の山道が美しかったです。太平

          「藤原岳(1,140m)」 ~新緑の鈴鹿セブンマウンテン~

          「多忙が幸せ」

          「多忙が幸せ」 ◆「惨めな気持ちになる秘訣は、自分が幸福である否かについて考える暇をもつことだ」 (ジョージ・バーナード・ショー) "The secret of being miserable is to have the leisure to bother about whether you are happy or not." by George Bernard Shaw  「悩み」に対する治療法は、何かに没頭することなのでしょう。  人間は一度に「一つのこと」しか

          「多忙が幸せ」

          「動的平衡」 福岡伸一

          「動的平衡」 福岡伸一 小学館新書(2017/06)  「生命はなぜそこに宿るのか」  本書は、2009年に刊行された「動的平衡」の新書版で、その後の急速に 進展した生命科学研究の最前線の状況を加筆したものです。  「動的平衡」とは、合成と分解など相矛盾する逆反応が絶えず繰り返さ れることによって、秩序が維持され、更新されている状況を指す生物学用 語です。  すなわち、「生命は変わらないために変わり続けている」ということ。   37兆個もの細胞から成り立つ人間の生命

          「動的平衡」 福岡伸一

          「使わないと無くなる」 〜「アポトーシスの法則」〜

          「使わないと無くなる」 〜「アポトーシスの法則」〜 ◆「アポトーシス(apoptosis)」  「アポトーシス」という言葉を知っていますか?  アポトーシスは、生物学用語の一つで、細胞にプログラムされた自殺プロセスを指します。  細胞は、個体をより良い状態に保つために、積極的に自ら死んでいく機能を有しているとのことです。  例えば、免疫細胞であるT細胞は、異常な細胞を検出した場合、アポトーシスを引き起こして異常な細胞を排除します。  また、細胞の老化や損傷が進んだ

          「使わないと無くなる」 〜「アポトーシスの法則」〜

          「竜神の滝」 ~落差12mエメラルドグリーンの滝壺~

          「竜神の滝」 ~落差12mエメラルドグリーンの滝壺~  岐阜県中津川市にある、「竜神の滝」を訪れました。  中央道の中津川ICから国道19号線経由で、坂下から下呂方面に約20分で、「竜神の滝」のある夕森公園に着きます。  駐車場から、「竜神の滝」までは徒歩約10分。石碑には、「この滝には、白龍が住み夕森の山々を守っていると言い伝えられています」と書かれてありました。  「竜神の滝」へは、一方通行の遊歩道が整備されていて、滝をあらゆる角度と高さから眺められるよう工夫して

          「竜神の滝」 ~落差12mエメラルドグリーンの滝壺~

          「入笠に咲く花」 ~早春のお花畑~

           「入笠山」は、花の宝庫と呼ばれています。  今回は、5月の始めということで、まだまだ春間近という感じでしたが、「カタクリ」や、「ミズバショウ」が綺麗に咲いていました。  「入笠湿原」は、6月には100万本の日本スズランが咲き誇るらしいので、また訪れてみたいと思います。

          「入笠に咲く花」 ~早春のお花畑~

          「三つのお願い」が叶えられるとしたら

          「三つのお願い」 ◆「神よ、私に次の三つのものを与えてください。 ・変えることができないものを受け入れる平静さ、 ・変えることができるものを変える勇気、 ・その違いを判断できる知恵」(ラインホルト・ニーバー) "God grant me the serenity To accept the things I cannot change, The courage to change the things I can, And the wisdom to know the d

          「三つのお願い」が叶えられるとしたら

          「入笠山(1,955m)」 ~360度パノラマの南アルプス最北端~

          「入笠山(1,955m)」 ~360度パノラマの南アルプス最北端~  富士見パノラマリゾートから、「入笠山」に登ってきました。  「入笠山」は、南アルプス最北端の山で、ゴンドラで頂上近辺まで登れる手軽な山です。  ゴンドラの山頂駅から、入笠湿原、花畑を経て、「入笠山」頂上まで、徒歩約60分で、そこからは、八ヶ岳、蓼科山、車山、美ヶ原、北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、富士山、茅の岳、金峰山と、360度大パノラマが拡がる素敵な山です。

          「入笠山(1,955m)」 ~360度パノラマの南アルプス最北端~

          「最高のリーダーは何もしない」 藤沢久美

          「最高のリーダーは何もしない」 藤沢久美 ダイヤモンド社(2016/02)  「カリスマ型リーダー」から、「ビジョン型リーダー」へ。  「無為の為」を実践するマネジメント論です。  本書で提言されている「6つの発想の転換」は、変化の激しい時代での経営にとって、不可欠な心得でしょう。 ■目次■ 【第1の発想転換】「人を動かす」から「人が動く」へ    ──なぜ優秀なリーダーは「何もしない」のか?  ・最高のリーダーは「指示」しない  ・従来のリーダーシップでは「遅すぎ

          「最高のリーダーは何もしない」 藤沢久美

          「伊吹山」(1,3776m) ~日本武尊伝説の日本百名山~

          「伊吹山」(1,3776m) ~日本武尊伝説の日本百名山~  日本武尊伝説の伊吹山の登頂記です。  伊吹山は、滋賀・岐阜両県にまたがる船底型の山で、関西では数少ない「日本百名山」です。  鈴鹿山系、養老山系の合わさった場所で、眼下には、天下分け目の合戦が繰り広げられた関ヶ原の全容を臨むことができます。  登山口は、三之宮神社(220m)で、森林帯の急坂を登り、約15分で「一合目」に。  スキー場の草原が広がり、草原をリフトに沿って登っていくと、高原状の「三合目」に着

          「伊吹山」(1,3776m) ~日本武尊伝説の日本百名山~