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「#私の最愛海外文学10選」を生成
最近「#私の最愛海外文学10選」というタグをよく見かける。X(旧Twitter)で流行っているタグらしく、色んな人の10選を眺めていると読書欲が湧いてきて楽しい。相互さんもこれについての記事を書いていて、読んでいたら自分もやりたくなったので便乗してみることにした(下記リンクが参考にさせていただいた方の記事です)。「文学」の定義は人によってさまざまなので、ここではとりあえず「日本以外の国の言葉で書か
もっとみる『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章・後章』
なにか破滅的な出来事が起こって世界がめちゃくちゃにならないかなーという気分を抱えながら僕たち私たちは「終わらない日常」を生きていて、でも実際に日常が一変するような出来事が起こったとしても、その変化でさえ、ものすごいスピードで日々の生活の一部となり、相変わらず日常は続いていく。9.11、3.11、COVID-19。あらゆる事象は急速なスピードで見慣れた風景へ。私たちはもう終末に慣れ過ぎた。ここは終わ
もっとみるマシュー・ルベリー『読めない人が「読む」世界 - 読むことの多様性』
趣味であれ仕事であれ勉強であれ暇つぶしであれ、「文字を読む」ということは多くの人が社会生活を営む上で平然と行っている行為のひとつだ。しかし、果たしてその「読み方」はどれだけ普遍的で、正しいものなのだろうか。いや、そもそも「正しい読み方」なんてものが実際にはありえるのだろうか。
本書では、難読症、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といった読字を阻む六種類のリーダーズ・ブロックが扱われている。文字を
鳥山明の漫画が好きだった
日本には葛飾北斎と並んで世界に影響を与えたイラストレーターがいる。鳥山明である。
彼の描く絵はすごかった。凄すぎた。可愛いキャラクターも描ければかっこいいメカも描け、イキイキとしたデザインのクリーチャーも描ける。アクションシーンには怒涛のスピード感が漲っており、一枚絵の構図やカラー絵の配色も完璧。もはや「知ってしまった」あとでは後戻り出来ないほどの魅力。そのナチュラルな衝撃。あまりに上手すぎてその
「#私の最愛日本文学10選」を生成
以前「#私の最愛海外文学10選」というタグをもとに自分なりの海外文学10作品を選んでみるという記事を書いた。あれも入れたいこれもいれたいで選ぶのが難しかったけど、それが楽しくもあり、ひとつひとつの作品に対して感想を書くのは「なぜその小説を自分は好きなのか」ということを確認する作業にもなってとてもよかった。なので今回は「#私の最愛日本文学10選」を選んでみる。「海外文学10選」は外国の言葉で書かれた
もっとみる『8番出口』からの脱出記録
地下通路。
日の光はまったく見えず、人工的な蛍光灯の光が通路を覆い、床には視覚障害者用の黄色いタイルが並んでいる。壁には白いタイルが敷き詰められるように等間隔で配置されており、ひっそりと、無機質に、代わり映え無く、永遠と同じような景色が続いている。
この『8番出口』は、そんなどこか見覚えのある日本の地下通路から脱出するゲームだ。
昨年年末ころにPC向けインディーソフトとして配信され、実況動画など