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私の頭の中-About My Idea

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私が書いてきた記事のうち「考えていること、考えてきたこと」にまつわる記事をまとめています。
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記事一覧

文章は自作の手榴弾。

文章は自作の手榴弾。

恐ろしいことに気づいたんだけど、ここ数ヶ月間、友だちに会っていない。ということは、友だちとくだらない会話をしていない。

平日はずっと仕事上で会う人と仕事の話だけをしている。仕事以外の雑談をするときもある気がするけど、その雑談も結局は仕事につながる。全てが仕事に通じるのだ。仕事ってローマなのか?

それから誰かと一緒にご飯も食べていない。もちろん妻とは食べる。でもランチとか夕食とかはだれからも誘わ

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横綱になる裏技がない。

横綱になる裏技がない。

ちまたにあふれるハウトゥー。たとえば痩せ方お金の稼ぎ方。モテ方夫婦の会話術。noteで読まれる文章どう書くの。

ねぇ、どうやるの。

答えはいつもカンタン。

痩せ方でいえば非常に簡単で、食事に気を遣って適度な運動をする。お金の稼ぎ方は、伸びてる業界で自分の時間とお金を交換しないような働き方をする。

モテ方は身なりを綺麗にして相手のことを思いやり少しの勇気を持つ。夫婦の円滑なコミュニケーション

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【地方都市】福岡市民なら首がもげるほどにうなずくであろう記事。

【地方都市】福岡市民なら首がもげるほどにうなずくであろう記事。

体調はすこぶる悪いが、隔離されるほどの悪さではなかった。だから家の中ではふだんと変わらず元気にふるまい、いつも通り仕事に繰り出す。我ながら頑張ってると思う。

今朝、札幌市内中心部の地下街を歩くべく、地上から地下に降りるための下りのエスカレーターに乗った。

私の前には女子高生2人組の後ろ姿があった。私は33歳のおっさんだから、この2人との距離感には気を遣う。

あまり彼女たちにくっつきすぎると「

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悩んでいる人はカニを食べよう。

悩んでいる人はカニを食べよう。

人が食事中に無口になってしまう食べ物はなんですか? カニだよね。人はカニを食べるとき無口になる。この知識は漫画『クレヨンしんちゃん』で学んだ。

あれは何巻だったか、アニメでも第何話か覚えていないんだけど、野原一家がみんなでカニを食べているとき、誰かが「カニを食べると無口になるね」と言った。

そこから話が展開していくような、いかないようなエピソードだったんだけども、実家の六畳の部屋でこれを読んだ

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クラスに1人はいるヤツ。

クラスに1人はいるヤツ。

やけに背の高い女子。

それをバカにするどチビの男子。

あだ名が「ボンバーマン」のやつ。

主役タイプじゃないのに学芸発表会の「走れメロス」でいきなり主役に立候補する男子。

ずっと秀才タイプで通ってきたのに、なぜか高校受験に失敗して、現在なにをしているのか不明なガリ勉。

学校にふりかけを持ってきてる男子。

高校生になってから振り返るとめちゃめちゃ綺麗だったのに、陰キャ集団の女子グループにい

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誰かナンパしてくださいませんこと?

誰かナンパしてくださいませんこと?

生命保険外交員をやっていたとき、あれは3年くらい前だったが、20歳の女の子と話していてびっくりしたことがあった。「ナンパ」についてである。その子曰く、仕事終わりに地下鉄の電車に乗っていると、決まっていつもこう思うのだそうだ。

「誰かいま話しかけてくれないかな」

この話を聞いたとき、共感すること大いにあり、その場はとても盛り上がった。私もそう思うのである。平日でも休日でも、それがたとえ台風ど真ん

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もしも2分間だけ大谷翔平になれるとしたら、どの2分間を選ぶか?

もしも2分間だけ大谷翔平になれるとしたら、どの2分間を選ぶか?

昨日の夜、心から思ったのである。

「あー2分でいいから、大谷翔平になりてぇ」

私は凡人。スーパースターから程遠い。

ほんとどうしようもない人間なのだ。夜更かしはするし朝は起きられないし、コーラは飲むしポテチは食べるし、誰も見てない車通りのない信号なら平気で無視するし、道端に落ちているタバコの吸い殻のゴミだって見てみぬフリしてスタスタ歩くんだ。

毎日大した努力もしないで、少しだけ人より得意っ

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理不尽と不条理は突然やってくる。

理不尽と不条理は突然やってくる。

フランツ・カフカの小説『変身』では、主人公のザムザがある日突然巨大な虫に変身してしまう話が描かれる。

ちなみにこの記事は『変身』のあらすじを知っているほうが理解がしやすい。だから少し『変身』がどんな話かを書きたい。



小説『変身』の中のザムザは、家の借金を返済しようと家族を大切にしながら一生懸命働いてきた男性として描写されている。ある日突然自分が虫に変身してしまったことにより家族はパニック

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深海のタコの柔軟性。

深海のタコの柔軟性。

気づかなかったが肩こりがどうもあるようで、よく日光の差し込む南向きのリビングで柔軟体操をやってみる。両手を後ろに組んでグイッと上に持ち上げるやつを。

ぐぐぐっと持ち上げてみると、背中周りから肩にかけて筋肉が伸びるようで気持ちがいい。

でもある程度の高さまで持ち上げてみると、少しの痛みとそれにともなう不快感があるので、ちょうどいいところでストップしてみる。

この様子を見ていた妻に「旦那、ぜんぜ

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ドラえもんってどんな感触なんだろう?

ドラえもんってどんな感触なんだろう?

ドラえもんって、頭触ったら硬いのかな。

あの人ってロボットだから今の私の頭の中にある「ロボット」の概念に照らし合わせると、ぜったいに間違いなく、硬くて冷たいと思うんだよな。

私がドラえもんに関して知っていることといえば、青いネコ型ロボットで、のび太の家に居候してて、土曜か日曜の夕方からテレビで放送されているということくらいで、ほかにも知ってることはあるけど、でも、あの人の感触がどうなのかという

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なぜあの人ばかり評価されているのか?

なぜあの人ばかり評価されているのか?

人間の価値は、その人にどれほどの「能力」があるかで決まるものではない。その人の「替え」がどれほど得難いかを基準にして決まる。

代替可能性の低さ、つまりは稀少性だ。

人の命がどうして大切か。替えがきかないからだ。筆力、記憶力、コミュ力などの「能力」で価値は決まらない。その人の「替え」がどれだけいないかで決まる。唯一無二性。

ただ、替えがきかなくなる存在となるためには、結局能力が大事だったりする

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5年前の自分なら赤の他人。

5年前の自分なら赤の他人。

人間だれしも自分の行動には一貫性を持たせたいと考えるものだ。

お酒を一生飲まないと宣言した人は意志が強ければ本当に飲まないし、noteで毎日文章を書くと決めた人はこれも意志が強ければ1000日だって書き続ける。

人間がこの一貫性を守りたがる理由を考えてみると大きく2つの要因があるようで。

ひとつは「合理性」。

人間は1日に万単位の決断をする。水を飲もう、ドアを開けよう、テレビを見よう、勉強

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ギンギラギンにさりげなくマッチ。

ギンギラギンにさりげなくマッチ。

マッチの名曲『ギンギラギンにさりげなく』。

私はそのころを生きてないからよくわかんないんだけど、ふとご飯を食べながら、

「あれ? えっ、あれ? ギンギラギンにさりげなく? ギンギラギンって自分で言ってんのに、全然さりげなくないじゃん! ギンギラギンなのにぃ!」

って矛盾を見つけて妻と笑ってたんだけど。

でもよくよく歌詞を調べてみると、あの曲はAメロからずっと、矛盾を羅列してる曲なんだね。

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有意義の病。

有意義の病。

少しでも気を抜くと有意義マンになりたがる話。

平日の午前10時からお昼12時までの2時間を「これでもか」と有効に活用できている人は、なんだかイケてる気がする。

それと同じように平日の14時から夕方16時までの2時間を有意義に使えている人もかっこいい気がする。空白の2時間の有効活用。

主観なんだけど、私の場合10時から12時または14時から16時ってのはダレる。アポイントが入っている場合はもち

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