千速 典(ちはやふみ)〜瞑想と伊勢での日々を綴る場所

「日本を元気にしたい」思いに正直に、直感に従って生きるようにしてみたら、あれよあれよと…

千速 典(ちはやふみ)〜瞑想と伊勢での日々を綴る場所

「日本を元気にしたい」思いに正直に、直感に従って生きるようにしてみたら、あれよあれよという間に人生が大変化。伊勢から日々の気づきを発信します。《満月新月のオンライン瞑想会申込はこちらから⇒https://reserva.be/wacon_musubitrip

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めいそう日記Ver2〜Day288:対話すること

1. 瞑想小咄〜対話すること 誰かと会話をすることは、もはや日常生活の一部であり、特に意識をして行うものではない。そう感じる人も多いことだろう。とはいえ、一人暮らしをしたり、家族や友人と離れた遠い場所で暮らしていたりすると、一日中誰かと会話することなく過ごすということも、ままあることだ。 近年ではインターネットや科学技術の発達により、遠くにいても互いの連絡を取ることが容易にできるようになってきた。私が初めて一人で海外に住んでいた頃は、まだ現在のような便利なメッセージアプ

    • めいそう日記Ver2〜Day287:空白から生まれる

      1. 瞑想小咄〜空白から生まれる 新しいものは、ひらめきやアイデアから生まれることが多い。クライアントに提案するプレゼンテーションの内容から、俳句まで、あれこれと頭の中で考え込んでみても、なかなかしっくり来るものが生まれてこない。しかし、ふとした瞬間のひらめきやアイデアによって、「これだ!」と思う新しいものを作り出すことができる。ひらめきやアイデアは、ものづくりに欠かすことができないものだ。 さて、ではひらめきやアイデアはどんな瞬間に浮かんでくるものなのだろうか。人によ

      • めいそう日記Ver2〜Day286:趣味も縁

        1. 瞑想小咄〜趣味も縁 あなたはどんなご趣味をお持ちだろうか。お見合いの質問のテンプレートとして「ご趣味は?」というワードを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれない。そのときに、すぐに自分の趣味を答えられる人はどのくらいいるのだろうか。 私自身のことを言うと、最近は趣味についてすぐに答えることができる。始めたばかりで稚拙な趣味もあるし、長年続けている趣味もある。ただ一つ共通して言えることは、自分で興味を持って進んで行っていること。これに尽きる。 しかし、私は伊勢にやっ

        • めいそう日記Ver2〜Day285:おもてなしの心

          1. 瞑想小咄〜おもてなしの心 「おもてなし」と聞くと、お客様に何か特別なことをしてあげるべきだ、とイメージを持つ人もいるのではないだろうか。私もどことなくそんな感覚がある。 以前の会社で働いていた時、海外のご家庭にホームステイをする予定の生徒たちに対して、ホームステイをする上での心構えについてオリエンテーションをしていた。そこで話したことは、日本と海外の「おもてなし」の違いについてだった。 日本でお客様を自宅に迎え入れた時、いつもは出てこないようなお茶菓子が出たり、

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        • 旅先のセレンディピティ
          1本
          ¥100

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          めいそう日記Ver2~Day284:和菓子はアート(後編)

          1. 瞑想小咄~和菓子はアート(後編) 和菓子屋の5代目の職人さんと出会った話。当初この方は、和菓子職人を志していたわけではなかった。しかし、亡くなる直前のお父さんから、和菓子屋の屋号を引き継いだことで、和菓子の世界へと足を踏み入れていく。 それまで和菓子を学んだことがなかったため、その職人さんは製菓学校に通うことにしたらしい。しかし、その製菓学校で学ぶことができたのは、主に洋菓子。このままでは和菓子を学べないと思っていた時に、たまたま製菓学校に講演に来られた、地元の大

          めいそう日記Ver2~Day284:和菓子はアート(後編)

          めいそう日記Ver2~Day283:和菓子はアート(前編)

          1. 瞑想小咄~和菓子はアート(前編) 和菓子と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。お饅頭にお餅、金平糖に大福、などなど。数々の種類がある。和菓子は日本の伝統的な甘味ではあるが、現代においては和菓子のほかにもたくさんの世界各国のお菓子を食べる機会が増えている。そのため、「前回和菓子を食べたのはいつだったか」と思った人もいらっしゃるのではないだろうか。 私がいるここ三重県は、餅文化が盛んな土地柄だ。伊勢にはかの超有名お土産・赤福餅がある。赤福餅は創業300年以上の歴

          めいそう日記Ver2~Day283:和菓子はアート(前編)

          めいそう日記Ver2~Day282:近い人、遠い人

          1. 瞑想小咄~近い人、遠い人 近くにいる人と、遠くにいる人。自分の住む場所が変わったり、働く場所が変わったりすると、近かった人が遠くなったり、逆に遠くにいる人が近くなったりする。 遠くなると必然的にコミュニケーションをとる頻度が薄れ、少しずつ関係が疎遠になっていく。久しぶりに遠くなった人の話を聞くと、びっくりするような状況になっている場合もある。 先日別の記事で、前の会社でかつて勤めていた方が急逝したという話をした。その話を、私と同じく前職を辞めていて、現在も親交が

          めいそう日記Ver2~Day282:近い人、遠い人

          めいそう日記Ver2~Day281:いつか来る未来

          1.瞑想小話~いつか来る未来 世の中には「絶対」というものがいくつかある。そのうちの一つが、生まれたらいつか必ず、終わりを迎えるということ。不老不死は古来からの人々の願うところではあるかもしれないが、現在の科学技術ではこればかりは避けることができない。 どうせ避けられない終わりがあるのであれば、誰しも幸せな終わりを迎えたいと思うものだ。私もできることなら布団の上で安らかに最後を迎えることができればと思う。 その願いが叶う人は、いったいどれほどいるのだろう。 朝起きて

          めいそう日記Ver2~Day281:いつか来る未来

          めいそう日記Ver2〜Day280:ご近所まわり

          1. 瞑想小咄〜ご近所まわり 新居に住み始めて1週間。どうにかこうにか生活基盤が出来つつある。この土日には実家から両親が最後の引っ越し作業の詰めをしにきてくれたため、さらに家が整ってきた。 それにしても、一人暮らしワンルームの引越しと、一軒家の引っ越しでは大きく様相が異なるものだ。ワンルームの引越しなら、丸一日あればどうにかこうにか片付けることができるものの、一軒家にもなると、あれこれと整えなければならないことが多い。 あらためて、今回引っ越しを手伝ってくれた人たちに

          めいそう日記Ver2:Day279:視点を変える

          1. 瞑想小咄〜視点を変える 自分では気が付かないかもしれないが、私たちが普段見ている視点というのは一方向からのみだ。押してだめなら引いてみろという言葉は、まさに私たちが普段同じ視点でものを見ていることを表しているに他ならない。 しかし、自分の視点を変えるのはなかなかに難しいもの。そもそも、自分の視点が固定されていることに気づかなければならないし、気付いたのであれば、違った視点を探さなければならない。 そんな苦労をした上で、新たな視点から得られることは、時に有益であり

          めいそう日記Ver2〜Day278:心の余白

          1. 瞑想小咄〜心の余白 「忙しい」という漢字をよく見てみよう。りっしんべんに「亡くす」で「忙しい」と読む。りっしんべんは「心部」と呼ばれる「心」に関する部首の一つで、感情や思考、心の働きに関することを示しているらしい。 そのように考えると、「忙しい」というのは、「心を亡くす」ということに他ならない。確かに、忙しい時というのは、自分に対しても他人に対しても心を砕くことができない状態であり、あれやこれやと頭がいっぱいになってしまっている状態でもある。まさに「Mind-fu

          めいそう日記Ver2〜Day277:意識下の現実化【牡牛座新月の瞑想(後編)】

          1. 瞑想小咄〜意識下の現実化【牡牛座新月の瞑想(後編)】 私たちの中には、目に見えないものがある。それは、意識。意識にも顕在意識と潜在意識や無意識といったものがあり、知覚できるものとできないものとがある。しかし、それらは目に見えなくとも、私たちの現実に深く影響しているということを、よく知っておくことは大切なのだと思う。 昨日は牡牛座の新月。ゴールデンウィークが終わり、静かな夜を過ごした方も多いのではないだろうか。私はいつものようにまりこ先生とオンライン瞑想会を実施した

          めいそう日記Ver2〜Day277:意識下の現実化【牡牛座新月の瞑想(後編)】

          めいそう日記Ver2〜Day276:一晩寝ると我が家なり

          1. 瞑想小咄〜一晩寝ると我が家なり ホテルや旅館など、初めて滞在する場所はどこか緊張してしまう。自分の縄張りの外にあるような感じがして、どうにも落ち着かない。たとえ親族の家であっても、住み慣れた我が家とは異なる環境にあるため、どことなく落ち着かないような気持ちになる。 先日引っ越しが完了し、どうにかこうにか寝床を準備するところまではやり終えた。連日の引越し作業でかなり疲労困憊になってしまっていたので、その日の夜はなるべく早く寝ようと思っていた。 しかしなんとなく、ど

          めいそう日記Ver2〜Day276:一晩寝ると我が家なり

          めいそう日記Ver2〜Day275:それは本当に自分の気持ち?【牡牛座新月の瞑想(前編)】

          1. 瞑想小咄〜それは本当に自分の気持ち?【牡牛座新月の瞑想(前編)】 この世の中で自分のことを最もわかっているのは自分であり、一方で自分のことを最もわかっていないのは自分でもあると思う。自分のことは主観的に判断をすることはできる一方で、客観的に見ることはなかなか難しいというもの。ましてや、外からの色々な意見や考えによって本来の自分の姿を押さえつけているのだとしたら、「本当の」自分のことなんてわかるはずがないのではないだろうか。 先日、友人と一緒にご飯を食べた時のこと。

          めいそう日記Ver2〜Day275:それは本当に自分の気持ち?【牡牛座新月の瞑想(前編)】

          めいそう日記Ver2〜Day274:持つべきものは

          1. 瞑想小咄〜持つべきものは 今日は引っ越しのクライマックス。朝早くから引っ越し作業の方が旧自宅を訪ねてくださり、早速引っ越し作業開始。驚くべきことに、その方は前日に福岡の引越し作業を終えてきたところなのだそう。今回お願いした会社は、どうやら日本全国あちらこちらで出張引越しを対応している会社だったらしい。 出張引越しなので、最初から最後までお一人で対応していただいた。見ると屈強な体つき。この体つきになったのは引越しを生業にしているからなのか、はたまたこの体つきだったか

          めいそう日記Ver2〜Day273:ラストナイト

          1. 瞑想小咄〜ラストナイト 住み慣れた我が家。思い返せば2年前に伊勢にやってきて、初めて住んだ家。見慣れた景色を見るのも、これが最後かと思うと感慨深くなる。まぁ、新居は車で15分くらいの場所なので、いつでも立ち寄れるわけなのだが。 ゴールデンウィークの後半戦を使って、どうにかこうにか引っ越しの目処がつきつつある。後半戦は仕事もあり、なかなか忙しい日々だったのだが、コツコツと片付けていったので、なんとかなりそうな手応えをようやく掴むことができた。 今回の引っ越しは、こ