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作家の創造力を拡張するための生成AI活用法


こんにちは。宮澤大和です。

先週日曜日のエッセーでは、事務的な文書を作成する際にChatGPT等の生成AIをどう活用しているのか、についてを記事にして投稿しました。

今週は、創作(クリエーション)の分野で、具体的にどんな活用を試みているのかについてご紹介できればと思います。




小説を書くときのAI活用方法

創作分野でのAIの利用方法は多岐にわたりますが、今回は【小説】を例にお話を進めていきたいと思います。

文学や脚本をAIと共創していく、というと、

  1. 物語や脚本のアイデアを生成したり、登場人物同士の会話を拡張させたりすること

  2. 文体やジャンルを指定して、特定の作家のスタイルを模倣すること

一般的な活用方法として上記2点のようなことが思い浮かびます。が、今回はこの2つとは違った種類の活用方法をnote記事にしていきます。



過去作品を例に

昨年2月28日にnoteで発表した短編小説『青い花』はAIと共作した小説のなかでも最もうまくいっていると、自負している作品です。

比率でいうと、人間(自分)が書いたのが85%, AI(GPT-4)が15%くらいでしょうか。

とは言っても、AIに書いてもらった部分はそのままにしないで、自分の文体に(自分の手で)直しはしています。

自分の文体に合わせて編集する作業は、作品に一貫性を持たせる上で非常に重要です。



人間は人間が得意なことに全集中を向ける

自分は文章を書いたり、話をするときに、ついつい論理をすっとばしてしまう癖がある(だから、私には詩を書けるのでしょう)ので、自分が書いたものをいち度AIに読んでもらってフィードバックをもらうと、なるほど、ここで論理の飛躍が起こっているのかと気づくことができるし、その飛躍を補うこともしてくれるわけです。

こんなふうにして、AIを使って論理的なつながりをチェックし、必要な部分を補強することで、より明確で理解しやすい文章をつくりだすことができます。

この方法は、詩的な表現と論理的な整合性を両立させたいと考えている僕のような作家に、ぴったりな道具ツールであるわけです。


そもそも「AIに丸投げ」では、人間存在の意味がないし味気もなくなってしまうわけです。

人間(自分)に足りないスキルをAIに補ってもらい、AIに足りないスキルは自分が肩がわりしてやらないといけません。

なにより忘れてはならないのは、AIは道具だということです。もっと言えば、パートナーであるということです。

【ChatGPTの使い方】ClaudeやCopilotと比較するのではなく、3者にチームプレーをさせるためのコツ

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