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音楽館

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大好きな音楽、聴きたい音楽、もっと知りたい音楽を集めてみました。🎹サイモン&ガーファンクル(ポールのソロも)、ジョージ・ハリスン大好き。
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記事一覧

人生の100枚。オールタイムベスト「アルバム」Vol.5

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Paul Simon "One Trick Pony"

たぶん中学3年か高校1年のとき、43年くらい前だったと思う。父がアメリカに出張に行くということだったので、ポール・サイモンのレコードをお土産に買ってきて欲しいと頼んだ。ずいぶんと無茶なお願いに父は答えてくれた。買ってきたレコードが、この "One Trick Pony"だった。 1975年の名盤でグラミー2部門で受賞の "Still Crazy After All These Years"のあと、1977年に "Greatest Hits, etc" をリリースした後に、C

深い結びつきを示す合言葉 〜 「So Much in Love」 アート・ガーファンクル

いろいろな人がカバーしている名曲です。 山下達郎さんや、ビリー・ジョエル。CMで流れていたので、それで覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。 タイトルは、深い愛で結ばれている、というようなニュアンスでしょうか。 人は人間と言うくらいなので、人と人の関係性で成り立っています。 きっと、世の中を変えていく力は、So Much in Loveと言い合える関係性なのかもしれません。

美しい慈愛とメロディがあれば、それだけでいい ~ ジョージ・ハリソン 「What is Life」

ストレートなラブソング。 日本語で日本人がそのまま歌ったら、かなりクサい歌になってしまいそう。 英語だと、すんなり入ってきます この歌の言うところの「君」とは・・?? 後にクラプトンのレイラで歌われる当時の恋人か、、 (この恋人をクラプトンが愛してしまい、その募る思いをしたためたのがレイラという歌ですね。) はたまた、彼がインド時代から思想の中に持っている神の事なのか。。 (My Sweet Lordも神の賛歌でした) それはどっちだっていいのかもしれない。 美しい

Poison 「Something to Believe in」 〜 ハードロックバンドの名曲シリーズ

このハードロックバンドのファーストアルバムから3枚目までは名盤と言っていいと思います。かなり質の高いポップな名曲を多数世に送り出してくれています。 その中でも、ベトナム帰還兵の悲しみや世の無常を歌い上げたこのバラードは傑作とおもいます。 と、思ってみると、やはりこの辺りは40年以上も消えない現代アメリカの病巣なのですね。

「サイモンとガーファンクル」今も心に残る昭和の洋楽♫/サウンド オブ サイレンス

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ190枚目 今日は僕が高校時代にすごく好きだったサイモンとガーファンクルの記事をお届けします。サイモンとガーファンクルは、間違いなく昭和の洋楽ポップシーンを代表する忘れられない二人です。 実は、僕としてはこの二人の絵をもっと早く僕の昭和スケッチで描きたかったのです。けれど、ずいぶん遅くなってしまいました(昭和スケッチも早190枚目です)。 きっと、若い頃に本当に好きな女の子の事は友達にも中々話せない・・・、照れますが、そんな気持ちと何

ジェフ・ベックあれこれ

ジェフ・ベックが亡くなりました。年齢からすれば、寿命とも言えます。 日本では、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと合わせ、三大ギタリストと呼ばれていました。→これは日本だけで通じる呼称。 そんな彼の足跡を、通常とは違った視点で振り返って見ます。 Jon Bon Jovi「ミラクル」ジョンのソロアルバムから。このアルバムにゲスト参加していて随所で味わい深い音色が響いています。この曲では、3:00あたりから彼のギターが堪能できます。 Tal Wilkenfeld最近では

昭和。あの時代にしかできなかった音 〜 人生初のアルバム、光ゲンジ「Hi!」

音楽、というよりもテレビから流れてくる曲たちに関心を持ったのは、いつのことだったろう。 小学生高学年の頃か。 マセていた学校の同級生たちは、文集の後ろにこぞって歌の歌詞を書いていた。しかし、さほど興味はなかったのを覚えている。 それも理由があって、嵐のマッチョマンや、小学生が訳したランバダなどの歌詞に何の魅力があったというのか。    こんな自分が音楽を好きになるわけだから人生は面白い。 このあたりは、おいおい紐解くとして。すぐには解けないミッシングリンクがあるわけ

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悲しい時に聴きたいプレイリスト

あなたが悲しいと私も悲しい。 誰しも落ち込む時はあります。 落ち込みたい時は 落ち込んでいいんです。 でも、絶望することはありません。 明けない夜はないし、 止まない雨もないのですから。 落ち込んでいるあなたを ほんのり元気づけたくて プレイリストを作ってみました。 無理に元気になる必要はありません。 ゆっくりいきましょう。 ①Rain/坂本龍一('96)アルバム『1996』より。 個人的には、このアルバム自体、 気分が沈んでいる時の愛聴盤。 ②Robinson

ライ・クーダー:孤独な旅の風景

ライ・クーダー:孤独な旅の風景 ライ・クーダーの孤独な風景ライ・クーダー(Ry Cooder / Ryland Peter Cooder,1947 - /アメリカのミュージシャン、ギターリスト…) Ry Cooder 彼の指の爪で澄み切った音調をかもし出す、それは、ストラトキャスターで、スライドギターやフィンガーピッキング、それら、織り交ぜたフレーズは、評価が高い。 そして、当初から、一貫して商業主義に惑わされることのないコンセプトだ。 ルーツミュージックグローバル

「ロック」が音楽の何を変えたのか、だんだん分かってきた。

「良い音楽は問答無用に伝わる」「音楽に国境は無い」といったスローガンや、音楽に対して過度に非科学的・霊的なパワーを見出すということについては僕は慎重になりたいと考えていて、同じ理由から歴史上で特定の偉人を無条件に神格化するような態度も、出来れば距離を取りたいと僕は思っています。 クラシックだとバッハやベートーヴェン。ジャズだとチャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィス。ロックだとエルヴィス・プレスリーやビートルズ。ソウル・ファンクだとレイ・チャールズやジェイムズ・ブラウン。

音の美しさ

目で見て、手で触れて感じることのできる石。 角が丸くなり、表面の光沢が失われ、ところどころに溝や小さな穴があり、いままで、生きてきた証を、見せてくれる、風化した石。 まったく同じように、長い時間をかけて、いままで生きてきたのに、風化という言葉が当てはまらない、音。 わたしはキリスト教徒ではないけど、たまたま訪れた教会で、ミサが開かれていると、そのまま滞在することがあります。 ミサのときどきに、賛美歌が歌われ、何世紀も前に作曲されたものが、いま、この瞬間に、歌われるって

ポール・マッカートニー 「マッカートニー」 地味だけどメロディセンスが光る作品

ポールの天才的メロディセンス

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世界~日本の音楽史まとめのページです(2023/10/3更新)

音楽史まとめのページです。ライフワークのようになっている音楽史、音楽シーンの記事一覧をこちらにまとめておきます。過去記事で、いったん下書きに戻しているものは随時公開しますし、これから新たに描く記事もこちらに集約いたします。 また、しばらくすると有料化していますので、それは↓のマガジンに集約していきます。単体で1記事ずつご覧いただくよりも、楽しんでいただけると思っています! ◆有料マガジン(有料記事の集約) こちらでは有料記事を集約しています。個別にご購入いただくより、効