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「Wezzyー女子教育が世界を救う」

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かつて存在したWezzyというWebマガジンが2024年3月末で閉鎖されてしまったので、そこで連載していた「女子教育が世界を救う」の記事の一覧です
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記事一覧

女子教育問題にもつながる、稚拙でめちゃくちゃな日本の教育民営化政策(Wezzy2022.01.…

新型コロナウイルスの感染拡大が始まる以前、教育問題で最も注目を集めていたトピックは教育の…

女性議員の割合が先進国最低の日本 女子教育問題の解決に乗り出してくれそうな女性候…

10月31日は衆議院選挙投開票日です。今回は女子教育の問題を解決するために活動してくれるので…

女子教育は環境問題を解決するための切り札? 国際会議で取り上げられたSDGsトピック…

女子教育は環境問題を解決するための切り札か? というのはなかなか興味深い問いではないでし…

問題だらけのジェンダーギャップ指数 信頼のできる国際的な指標とは?(Wezzy2021.04.…

先月末に2020年のジェンダーギャップ指数が発表され、日本は156国中120位と、相変わらずの3桁…

「日本は世界で◯◯位」にダマされないために 女性差別に関する報告書でみる国際ラン…

「日本は世界で◯◯位」という調査結果がたびたび話題になります。ジェンダーの分野で有名なの…

森喜朗元会長の女性差別発言を「炎上」で終わらせないために必要なこと(Wezzy2021.02.…

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗元会長の「女性は競争意識が強い」「女性…

「女性が輝く社会づくり」の安倍政権は7年8カ月かけて女子教育問題を解決できたのか(Wezzy2020.09.09掲載)

8月28日に、安倍首相が健康問題により辞任を表明しました。安倍政権は「すべての女性が輝く社会づくり」を掲げていた政権です。数ある政策分野の中でもジェンダーを大きな課題として、解決しようとしていました。実際に、経団連に女性役員の要望を出したり、女性活躍推進法を定めて一定以上の規模の会社に対して女性の雇用に関する情報を公開させたりするなど、ジェンダー問題解決のために数々の施策も打ち出しました。 また、対外的にも、去年の国連総会で途上国の女子教育問題に取り組むことを安倍首相は表明

全ての政策にジェンダーの観点を 根本的解決を図らなければ、ジェンダーの問題はイタ…

昨年末に開催されたG20ブエノスアイレス・サミットは、これまでと大きく異なり、男女間格差の…

「男女半々だから良い」は安易な政策 日本が目指すべきは男女平等か、男女公平か(Wez…

先日ネット上で、社会の物が平均的な健常男性に合わせて作られているというトピックが話題にな…

家庭・身体・経済・市民…すべての指標で女性差別が酷い国としてランキングされた日本…

今回は前回の続きで、OECDが発表した社会制度・慣習とジェンダー指標(SIGI)という女性差別に…

日本は先進国の中でも女性差別が酷い国? ランキングの順位だけをみても意味がない(W…

この世の中には様々な分野でランキングが存在しています。世界的に有名なものには、いくつかの…

女性は結婚すると通勤時間が短くなる 通勤時間にも表れている日本のジェンダー問題(W…

読者のみなさんは、通勤・通学にどれぐらい時間をかけていますか? そして、結婚されている方…

日本は大学教育で得るメリットの男女格差が先進国で最大 対策に必要なのは「あれもこ…

9月中旬にOECDの「図表でみる教育」が出版されました。毎年この季節になるとこの報告書から日…

家庭からはじめるジェンダーステレオタイプの解消と、再生産(Wezzy2018.10.02掲載)

私が「教育とジェンダー」「開発とジェンダー」分野に従事するようになったのは、世界銀行に就職してからの話になるのですが、大学生の時、ゼミで読んだ教育哲学系の本の一節が印象的でした(著者とタイトルは忘れてしまいました……)。それは、 「女性は抑圧されているが、子育てを通じて女性を抑圧しない男性を育てるという抵抗によって、抑圧から解放される」 というものだったと記憶しています。しかし、米国社会を見ても日本社会を見ても、子育てを通じてジェンダーステレオタイプが再生産されているのが