記事一覧
バージョン《D》(短編小説;10400文字)
<あるデバイスが、家庭も会社も世界も変える ── 怖いSF>
「課長、10分ほどお時間をいただいてもよろしいでしょうか!」
快活な声に書類から眼を上げると、── 驚いたことに ── 倉田が、顔を輝かせて立っていた。
「え? あ……い、いいけど?」
こちらが戸惑った。
「今、うちの課で素案を議論している、地方都市再活性化プロジェクトの具体化計画ですけど、僕なりの考えを企画書にまとめてみました。
夜ドラ『VRおじさんの初恋』がようやく終わった(ネタバレ:ほぼなし)
各回15分間の連続ドラマ『VRおじさんの初恋』が先週終わりました。表題に『ようやく』と書いたのは、
「やれやれ、やっと終わったか……」
という安堵ではなく(だったら、そもそも8週間32回にもわたって視続けるわけないよね)、
(けっこう盛り沢山でいろいろ展開があったなあ……)
という振り返り感です。
主演の野間口徹さん、その会社の同僚役・堀内敬子さんには、ワタクシ、15年ほど前、NHK『サラリーマ
キーボード無し生活は苦しく、海獺化とゲームに逃避して…
今日、キーボードを購入し、ようやく10本指でのカキモノLIFEが戻りました。
かなり長く愛用した自宅用PC、ASUSのZENBOOKが、
「Windows 11には対応できません…」
と白旗を挙げたのを数か月煽てたり騙したりしながら使った後、ちびまる子ちゃん一家おススメのケーズデンキで2年ちょい前に買ったのが、Microsoft Surface の Pro 8 です。
基本はタブレット型端末で
高くなった食材を田原で調達
といっても、わざわざそのためだけに高速使って行くわけではなく、知人宅の行事に参加したついでです。
ほぼ1年ぶりに田原『めっくんはうす』を訪れました。
田原の地名にピンとこない人がいるかもしれないので、地図を出しておきます。平成の大合併で田原町が渥美町などと合併し、渥美半島のほぼ全域が田原市となりました。
質のいい食材は陳列されたらすぐに無くなる、との強迫観念が漬物石のように頭上に載っている我々
坊主がダベリに来る休日
結婚後2年間を過ごした松戸のアパートは新築の1階で、だだっ広い駐車場に面した猫の額ほどの庭があった。
私の通学も妻の仕事もない日曜は、庭に面した6畳間の掃き出し窓を開け放ち、お茶を飲んだり本を読んだりしながら呑気に過ごした。
ちなみに、その部屋には義兄からのお下がりである古いブラウン管テレビがあったが、引っ越して間も無く画面に何も映らなくなった。音声を発するだけのその『箱』を、私たちは『ラジオ
《絶滅危惧職》保存館にようこそ(短編小説改訂&全編掲載;9,000文字)
「じゃ、いってきます」
「いってらっしゃい。今日もあちら? このところ、ずっとね」
「ああ、劇場の方は最近、ほとんどお呼びがないからなあ……ま、だからあっちから声がかかるわけだけど……」
「いつまでも仕事があればいいけど……完全に《絶滅》しちゃったら、もう呼ばれないんでしょ?」
「そうなるね……そもそも世間のほとんどはこの仕事、《危惧職》どころか、とっくに《絶滅》してると思ってるだろうけどね……」
お、シシ神? 御嵩でカモシカと睡蓮に遭遇
昨日、岐阜県の御嵩町に出かけ、『今年やりたい10のこと』の10番目を達成するべく奮闘努力しておりました。
隣の八百津町は今や、
《「ハヤブサ消防団」の舞台》
として全国に知られましたが、御嵩町も同じような山あいの町です。
午後3番目ぐらいのティーで、ふと背後に気配を感じました。振り返ると、5mぐらいの距離から……
こちらをじっと見つめているのは……
「お、シシ神?」いや、似てるが……
私と
自分の中の『理系』を意識する時
はじめに断っておきますが、人が理系型と文系型に分けられるとは思わないし、進学校などで文系理系にクラス分けさせるのはナンセンスを通り越して有害ですらあると思っています。
ただ、理系的な能力と文系的な能力は分類でき、どちらかに偏っている人もいれば、両方とも優れている人に出会うこともあります。
想像力の種類とからめた分析を下記に書いています。
私自身はどうかといえば、職業としては理系でしたが、どちら
期末試験当日に「へーえ、それが教科書?」って、大物か?
テニスサークル(実は飲みサークル)の想い出話中に少し触れましたが、同じ年に大学に入った中に、現役生よりさらに1歳若い人(♂)がいました。
千葉大で国内初めて高校からの飛び入学が認められる(1998年)よりもはるか以前のことです。
大学入学の要件は、高校卒業か大学入学資格検定合格のいずれか、そして満18歳に達していなければならなかった。
彼と同じ理系教養クラスの友人から噂は聞いていました。
その人
「世界がうらやむ~♬」はずだった「日本の未来は~♬」どうなったんだろう?
かつて、カラオケでよく歌われた:
『LOVEマシーン』
1999年9月9日、9人のモーニング娘。による歌として《9ゾロ目》発売予定だったけれど、新メンバーのオーディションが不調で8人になったそうです。
とにかく、二次会などでみんなで歌うと盛り上がりました。
特に、一斉に手を振りながらのサビ部分:
1999年9月 ── バブルが崩壊して失業率が高まり、この年は成長率もマイナスになりました。
歌詞
便利な言葉だからか、使われ過ぎじゃないの?『寄り添う』
私だけだろうか? ── 最近、とても気になる言葉がある。
《寄り添う》使われ過ぎの『魔法の言葉』になってやしないだろうか?
例えば、ジャニーズ騒動の際に、所属する人気タレントの発言に:
── ファンに寄り添う
大きな災害が起きると、報道やコメンテーター、いや、災害とまったく無関係なスポーツイベントのインタビューや映画・ドラマ発表会見中にも頻発する:
── 被災地(の人たち)に寄り添う
サー