あるの

しがないオタクです。1000字前後のエッセイを生意気にも毎日投稿します。

あるの

しがないオタクです。1000字前後のエッセイを生意気にも毎日投稿します。

マガジン

  • あるのエッセイ厳選集

    よく読まれている記事・個人的に気に入っている記事のまとめです。まずはここから読もう!

最近の記事

考えてばかりいないで感じてみよう

先週のアニポケを観ていたら、ジムリーダーのコルサが「五感で感じる全てのことがヒントなのだ〜(記憶を元にした圧倒的超意訳)」みたいなことを言ってました。まあ確かに、感じたことを1つ1つ意識する機会は年々減っている気もする。そうした感覚の鈍化を「大人になること」の一側面であると僕は考えていますが、感覚を研ぎ澄ませて創造力を培うことも忘れたくない。大人になれば考える時間は多くなる。同時に、感じる時間が減っている気がする。こうして文章を書いている間は、基本的に考える時間だ。これとは別

    • ハンドルネームに満足しているか?

      僕の名前はあるのです。「あるの」と名乗ってかれこれ十余年。人生の約半分を共にしてきている名前だ。ハンドルネームとはいえ、インターネット上を生きる僕の真名と言って差し支えない。これからも変えるつもりはない。というか、変えられない。 現実の名前を変えるほどハードルが高いわけではないが、ハンドルネームを変えるのもなかなかどうして難儀なものだ。現実の名前を変えるためには、然るべき機関にて然るべき手続きを踏む、というタスクは誰しも共通です。しかし面白いことに、ハンドルネームを変更する

      • 労働で失われる自分

        休みの日数を増やすなどしてプライベートな時間を多く確保するようになった結果、わりと心に余裕が生まれてきた。すると、いつも以上にアニメを観ようゲームをしようという気力が湧いてくる。そして、現実のことなど忘れて心の底から作品を楽しむこともできる。そうなると、もっとアニメを観たい、ゲームの続きが気になる、と更なる消費欲がとめどなく溢れてくる。つまるところ無職に戻りたいんだろう。世間の目や将来への不安など無視すれば(これが最も難しいのだが)、無職は最強だ。翌日の起床時刻、仕事や人間関

        • 近ごろ音楽に思うこと

          「人は中学2年生の頃に聴いていた音楽を聴き続けるのだ…」という言説がありますが、体感的にその通りだなと思う節が多い。今やプロ、アマチュア問わず毎日新しい楽曲がリリースされている。そんな”最新曲”の中には、自分の感性にグッとくるものもある。なんだ、昔聴いていた曲ばかりじゃなく、新しい曲にも魅力を感じるんじゃないか。そう思ってしまいますが、いくら今時の曲であっても、自分が昔ハマっていた曲と同じ香りがしないだろうか。どこか懐かしい雰囲気…そこに現代的な展開やアレンジが加えられている

        考えてばかりいないで感じてみよう

        マガジン

        • あるのエッセイ厳選集
          67本

        記事

          何も予定がないはずなのに

          朝目覚めた時に確信した。今日は何もできないデーだ。であれば、その直感に抗おうとはせず、ただ漫然と1日を過ごせばいいんである。中長期的に見れば、こういう日も必要だ。さて、しかし体調がどうも優れない。起きた時からずっと鼻がムズムズしていている。連続で何度も鼻をかんでいると酸欠のような状態になり、また顔も温まってくるので、風邪をひいているかのような錯覚が起こる。いやこれ本当に熱があるんでは?体温計を探す気力もない。とりあえずベッドにひっくり返ったまま、仕事ゆえにリアタイできなかった

          何も予定がないはずなのに

          日記の毎日投稿を辞めようかと思った

          毎日日記を書き続けて9カ月近くになる。初めの頃は毎日文章を書き続けている自分をスゲェと思っていましたが、今はあまりにも日課すぎてそういう感情はなくなりました。なにせ毎日書いているのですから。自分に酔いしれることがなくなった反面、苦痛に感じることもたまにある。特に、何か予定を入れたい場合。仕事を終えた後に映画を観に行こう、と思っても、日付が変わる前に日記を書かなければ毎日更新が途絶えてしまうので、行くに行けない。映画に限らず、仕事後に何かしら予定を組む際は、必ず日記を書く時間を

          日記の毎日投稿を辞めようかと思った

          夏、襲来

          あついあつい。暑いぞ。まだ5月初旬だというのに、すっかり真夏日だ。こう、いきなり暑くなられると身体も驚く。厄介なことに、暑いのは日中で夜はちゃっかり寒い。まだ羽毛布団を仕舞えずにいます。なんなら朝起きて1時間くらいの間は暖房もつけている。1日のなかでの気温差が激しく、こまめにエアコンなり服装で調整していかなければ体調を崩しかねない。 僕は暑さ自体はさほど苦手ではない。むしろ「夏が来たぜ!」と、謎に意気込んだりする。日陰に棲まう隠者であるにも関わらず、太陽サンサンの夏が好きな

          夏、襲来

          運動不足を解消するために1万歩歩いてみる

          きっかけは些細なことだった。Xで「毎日1万歩散歩したら元気になったぜ〜」みたいな投稿を発見し、安直ですがちょっくら散歩でも行くか、と思い立った。せっかくなら1万歩歩いてみよう。ところで、1万歩って距離にしてどのくらいなんだろう。時間はどのくらいかかるんだろう。ネット検索をしてみると、距離にして約6.5〜7km、徒歩であれば2時間弱かかるとのこと。これはびっくり仰天だ。件の投稿主が毎日続けているくらいだから、てっきりもっとお手軽な感じかと思っていた。く、しかし1度決心したからに

          運動不足を解消するために1万歩歩いてみる

          仕事、結婚以外の生き甲斐

          心身ともに健やかに生きていくためには、生き甲斐ってやつが必要なんだろう。現代ではたいていの人が労働に従事していて、不本意ながらそれを生き甲斐にしているケースもあるでしょう。しかし、これはもっとも合理的だと思う。否が応でも強いられる仕事、健康に生きていくために必要な生き甲斐、そして1人の人間としての社会的責任、それらすべてを同時にクリアーできるのだから。なので、業界や職種、労働環境などひっくるめ、自分に合った仕事を見つけるのは処世術として大変コスパがよいと言える。 もう1つの

          仕事、結婚以外の生き甲斐

          仕事の前日は何もできない

          3連休なのにどこにも出かけていない。出かける予定もない。それゆえに、特段日記として書くようなこともない。とはいえ、久々の連休で発見したことがある。僕は平時、仕事を終えた後は風呂に入り、夕食を喫し、日記を書いて、その後がフリータイムとなる。寝るまでの自由な時間は大体3〜4時間くらい。これだけ時間があれば30分のテレビアニメはもちろん、映画を1本観ることだってできる。けれど実際のところ、僕はそれができていない。30分アニメを1話だけ観ることすらままならない。なぜか?翌日に労働が控

          仕事の前日は何もできない

          意外と気づけないストレスの症状

          ストレスが溜まっている時ってどんな時だろうか。イライラ、ムカムカ、モヤモヤなど、具体的に言葉にできない不快感の蓄積を総じて「ストレスが溜まる」と表現しているような気がします。確かに、イライラしている時などはわかりやすい。分かりやすくストレスが溜まっていることを実感できる。けれど、ストレスが溜まっている状態というのは他にもあるはずなんだ。本人ですら気づきにくいけど、きっと体に何かしらの異変が起こっている。表面化していなければそれを察知することは至極困難だ。しかし、何らかの形で症

          意外と気づけないストレスの症状

          8カ月ぶりの3連休に感じる不安

          世は大連休時代、ゴールデンウィーク真っ只中ですね。僕の働く業界はいわゆるカレンダー通りの休日ではないので、土日も祝日もお構いなしで労働!である。シフト制だからね、仕方ないね。そんな中、僕は明日からたまたま3連休となった。これはすごいことだ。どのくらい凄いかというと、僕が3連休を取得するのは8カ月ぶりだ。厳密に言うと、8カ月前まで僕はニートで無限休日エブリデイを過ごしていたので、働き始めて初の3連休ということだ。それまでは毎日が休み・・・というか、働いていなかったから休みもクソ

          8カ月ぶりの3連休に感じる不安

          気づけば若者ではなくなっていた

          ネットではたびたび【悲報】Z世代さん、フロッピーディスクを知らない、みたいなスレなりSNSの投稿なりを見かけます。ネットが無い時代でも、会社の上司らが「そっかぁ、今の若いモンは知らないかあ…」という、自虐風の見下し発言をする文化はあったことでしょう。会話の中で上記のような流れになるとすれば… 先輩「いきなり雨降ってきてめっちゃ濡れたわ〜チョベリバ〜」 後輩「大丈夫ですか?ていうか…チョ、チョベリバってなんですか…?」 先輩「!?」 というように、上の世代の人間が何とな

          気づけば若者ではなくなっていた

          暑さで壊れるのは身体だけじゃない

          この1週間ほどでいきなり気温が上がった。国内では30度を超える地域も出てきているとかで、すっかり真夏日だ。僕はというと、夜は冷房をつけて、朝になると寒くて暖房を入れるという謎多き日々を送っている。しかし、昔に比べるとフィジカルとメンタルの間に壁が出来てきたなあと感じる。僕は今そこまで暑さを実感していないのですが、どうも身体は怠いし食欲もあまりわかない。感覚として「暑いなあ」と捉えている以上に、身体は暑さによるダメージを受けているのでしょう。 冬季型鬱にあるように、冬の寒さや

          暑さで壊れるのは身体だけじゃない

          倍速視聴を受け入れられない

          ガソリン車かEVか、読書は紙の本か電子書籍か、創作にAIを使用する是非、アニメや映画の倍速視聴、など、今はまさに時代が移ろう渦中といえるでしょう。これら全てにおいて「こっちが正解!」という明確な答えはなく「状況に応じてうまく使い分ける」言わば中庸が肝心なわけだ。 時代に取り残されるという危機感がありながらも、僕はいまだに倍速視聴を受け入れられずにいる。解説系の動画ならまだしも、ストーリー仕立ての動画や作品においては倍速や飛ばし見など言語道断!という固定観念を拭いきれずにいま

          倍速視聴を受け入れられない

          消えぬ悩みとタロット

          実は前々からタロットカードに興味がありました。ああ、お前とうとう”そっち側”に行ったか、と思われるかもしれません。事件の容疑者が「俺はやっていない!」と主張したところで何の説得力もないのと同じように、僕が「自分はいたって正常だ!」と反論したって見苦しいだけだ。なので、どう思うかは各々自由にしてもらっていい。もとより正常でもないだろうし。 生活のなかで困難が訪れると、僕はつい頭であれこれと思考を巡らせるきらいがある。もっと感覚を大事にしたいのだけど、つい頭でっかちになる自分が

          消えぬ悩みとタロット