神代知明 / 食養アドバイザー・サプリメントマイスター

1964年、福岡県生まれ。40歳で脱サラ、予防医学の世界に入る。専門は分子栄養学。20…

神代知明 / 食養アドバイザー・サプリメントマイスター

1964年、福岡県生まれ。40歳で脱サラ、予防医学の世界に入る。専門は分子栄養学。2015年より全国各地で栄養学のセミナーを開催する。YouTubeチャンネル【予防のための栄養学入門】を開設、講師を務める。著書に『40代からのガン予防法』(2012年・花伝社)。沖縄県在住。

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そもそも分子栄養学(オーソモレキュラー)って何?

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ビタミンB6なしではタンパク質は体内で生かされない!

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ビタミンB1不足の重大リスクとお薦めサプリ

ビタミンB1はエネルギー代謝の キーポイントとなる栄養素であり、 さらに中枢神経系や末梢神経系の 機能維持を司る重要な栄養素です。 ビタミンB1が不足すると、健康面で …

腎臓がみるみる元気になる食べ物5選

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腎臓がみるみるダメになる食べ物3選

腎臓は肝臓と並んで代謝の一翼を担う重要な臓器です。 代謝機能の中には「老廃物の排泄」が含まれているからです。 腎臓は血液を濾過することによって、その中の老廃物を…

認知症を予防する5つの栄養素 食べ物

先週(5月第2週)発表された 厚生労働省の調査によると、 2022年の認知症443万人、 65歳以上の高齢者の8人に1人、 軽度を含めると4人に1人だと いうことが分かりまし…

選ぶのに迷ってしまう乳酸菌飲料 お薦め商品は?

スーパーやコンビニの店頭では手軽で飲みやすい、さまざまな乳酸菌飲料が陳列されています。 特長や機能性も、それぞれ商品によって異なります。 一方で、成分的に問題は…

コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【後編】

エネルギー代謝を担うミトコンドリア。 そのミトコンドリアを動かすのがコエンザイムQ10です。 サプリを中心としたコエンザイムQ10【後編】の記事です。 【前編】をお読み…

コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【前編】

今回のテーマはコエンザイムQ10。 コエンザイムQ10はさまざまな化粧品に美容成分として使われているため、栄養素としての認知度は今一つかもしれませんが、人が活動する上…

この2つの栄養素で【酪酸菌】爆上げ確定

腸活の重要なカギ、腸内環境を改善する最強の善玉菌と言われるのが酪酸菌です。 酪酸菌を腸内で増やす場合、酪酸菌そのものを糠漬けやサプリ(医薬部外品)から入れる方法…

【最強の善玉菌】酪酸菌のスゴい効果と10の増やす方法

乳酸菌やビフィズス菌と並ぶ善玉菌の一つに、酪酸菌があります。 酪酸菌が体にもたらすよい影響は、腸内環境に留まらず、あらゆる病気の予防にまで及びます。 間違いなく…

オリゴ糖はビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増やします

昨日の記事はビフィズス菌でした。 そのビフィズス菌のエサになるのがオリゴ糖です。 今回は、 オリゴ糖が腸内環境に与える影響は何か オリゴ糖の種類、オリゴ糖を含む食…

栄養こそ最強最高の医療である【後編】

三島渉著『栄養こそが最高の医療である』 から抜粋、要約した内容を中心に解説 する記事、【後編】です。 【前編】をお読みでない方は、ぜひそちらからご一読ください。 …

栄養こそ最強最高の医療である【前編】

今回の記事は、最近読んだ書籍から抜粋、要約した内容を中心に解説します。 紹介する本は、分子栄養学を導入して病気や不調の根本解決に取り組む医師、三島渉氏の 『栄養…

朝一杯の◯◯◯で便秘解消/腸内環境を改善しましょう!

良好な腸内環境を目指すには、何はなくとも便秘解消が欠かせません。 便秘解消のために、さまざまな努力を重ねている人は多いと思います。 が、体のしくみを知らないため…

そもそも分子栄養学(オーソモレキュラー)って何?

そもそも分子栄養学(オーソモレキュラー)って何?

この「note 」でお伝えしている予防のための栄養学は、分子栄養学(オーソモレキュラー)と呼ばれる、最強の栄養療法に基づいてます。

そこで、分子栄養学(オーソモレキュラー)とは一体何なのかを改めて解説します。
(記事の文末に動画を添付しています)

分子栄養学にはいろんな呼称が

私が運営しているYouTubeの視聴者さんからのコメントで、「動画を見て◯◯のサプリメントを買いました」といった声を

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ビタミンB6なしではタンパク質は体内で生かされない!

ビタミンB6なしではタンパク質は体内で生かされない!

ビタミンB群の一つビタミンB6は、
タンパク質(アミノ酸)の代謝に関わる
という非常に重要な役割を担っています。

今回は、
ビタミンB6の具体的な効果
ビタミンB6が含まれる食べ物
ビタミンB6のサプリ
について解説します。

また、
ビタミンB6を体内で活性化する栄養素
ビタミンB6の過剰症
についても触れます。
(記事の文末に動画を添付しています)

タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6

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“奇跡のビタミン”ナイアシンは、600もの仕事をこなすマルチプレイヤー

“奇跡のビタミン”ナイアシンは、600もの仕事をこなすマルチプレイヤー

8種類あるビタミンB群の一つであるナイアシンが、今どうして注目を浴びているのか。 
その知られざる多彩な働きと必要摂取量について解説します。
(記事の文末に動画を貼っています)

人体に欠かせない酸化還元反応

「ナイアシンの仕事は約600」です。

どういう仕事を約600もしているかというと、そのほとんどが
酸化還元反応に関わります。
酸化還元反応とは、2つの物質の間で、電子、酸素原子、水素原子

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ビタミンB1不足の重大リスクとお薦めサプリ

ビタミンB1不足の重大リスクとお薦めサプリ

ビタミンB1はエネルギー代謝の
キーポイントとなる栄養素であり、
さらに中枢神経系や末梢神経系の
機能維持を司る重要な栄養素です。

ビタミンB1が不足すると、健康面で
大きくリスクを背負うことになります。

この記事では
ビタミンB1の役割
ビタミンB1の欠乏症
ビタミンB1の必要摂取量
ビタミンB1を含む食べ物
ビタミンB1を浪費する要因
ビタミンB1のお薦めサプリ
以上6点について解説します

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腎臓がみるみる元気になる食べ物5選

腎臓がみるみる元気になる食べ物5選

【腎臓がみるみるダメになる】の続編です。
まだの方は、そちらもぜひお読みください。

腎臓が元気になる食べ物[1]納豆

正確には、納豆をはじめとする大豆食品。
大豆食品を推奨する理由は2つ。 

1つ目はタンパク質が豊富な食品であること。

腎臓という臓器は、そのほとんどが細かい血管でできています。
血管の材料は、タンパク質に他なりません。

腎臓が元気であるためには、タンパク質が不足してはいけ

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腎臓がみるみるダメになる食べ物3選

腎臓がみるみるダメになる食べ物3選

腎臓は肝臓と並んで代謝の一翼を担う重要な臓器です。
代謝機能の中には「老廃物の排泄」が含まれているからです。

腎臓は血液を濾過することによって、その中の老廃物を尿として体外に排出します。
もしその機能が低下してしまうと、排出できない老廃物が全身を巡って細胞は毒素だらけになります。

そうなると健康レベルが下がって病気を発症しやすくなることは、もう理屈なしでも理解できると思います。 
この記事では

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認知症を予防する5つの栄養素 食べ物

認知症を予防する5つの栄養素 食べ物

先週(5月第2週)発表された
厚生労働省の調査によると、
2022年の認知症443万人、
65歳以上の高齢者の8人に1人、
軽度を含めると4人に1人だと
いうことが分かりました。

平均寿命が伸びていても、認知症になっては充実した余生を過ごせるとは思えません。

それまで積み重ねてきた知識や知恵、教養、自らの経験や人とのつながりなど、インプットしてあったことが出てこないのは非常に残念なことです。

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選ぶのに迷ってしまう乳酸菌飲料 お薦め商品は?

選ぶのに迷ってしまう乳酸菌飲料 お薦め商品は?

スーパーやコンビニの店頭では手軽で飲みやすい、さまざまな乳酸菌飲料が陳列されています。

特長や機能性も、それぞれ商品によって異なります。
一方で、成分的に問題はないのかも気になります。  

この記事では、 

カルピスウォーター 
ヤクルト1000
明治プロビオ R1
雪印メグミルク 恵ガセリ菌SP株 
カゴメ ラブレW

乳酸菌飲料の超定番商品5つを取り上げ、商品の特長と成分を説明して、お

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コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【後編】

コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【後編】

エネルギー代謝を担うミトコンドリア。
そのミトコンドリアを動かすのがコエンザイムQ10です。

サプリを中心としたコエンザイムQ10【後編】の記事です。
【前編】をお読みでない方は、ぜひそちらからご覧ください。

④コエンザイムQ10を含む食べ物

コエンザイムQ10は体内でも合成できる栄養素ですが、その合成量は20歳を過ぎると次第に下降線を辿っていきます。

その減少率はコエンザイムQ10が含ま

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コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【前編】

コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【前編】

今回のテーマはコエンザイムQ10。
コエンザイムQ10はさまざまな化粧品に美容成分として使われているため、栄養素としての認知度は今一つかもしれませんが、人が活動する上で、そして予防にも絶対になくてはならない成分です。

予防のためには、栄養素の消化、効率よく利用する代謝、病気に負けない免疫を強化することが重要です。
これら消化、代謝、免疫のすべてはエネルギーなしには全く機能しません。

よって、何

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この2つの栄養素で【酪酸菌】爆上げ確定

この2つの栄養素で【酪酸菌】爆上げ確定

腸活の重要なカギ、腸内環境を改善する最強の善玉菌と言われるのが酪酸菌です。

酪酸菌を腸内で増やす場合、酪酸菌そのものを糠漬けやサプリ(医薬部外品)から入れる方法以外に、酪酸菌のエサとなり酪酸菌を増やす栄養素を入れる方法があります。

この記事は、腸内で酪酸菌を爆発的に増やす栄養素2つを解説します。
(記事の文末に動画を添付しています)

ゴボウと玉ねぎ

酪酸菌を増やす栄養素1つ目は、フラクトオ

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【最強の善玉菌】酪酸菌のスゴい効果と10の増やす方法

【最強の善玉菌】酪酸菌のスゴい効果と10の増やす方法

乳酸菌やビフィズス菌と並ぶ善玉菌の一つに、酪酸菌があります。

酪酸菌が体にもたらすよい影響は、腸内環境に留まらず、あらゆる病気の予防にまで及びます。

間違いなく、酪酸菌は最強の善玉菌です。

今回は、
酪酸菌の特長
酪酸菌のスゴい働き
酪酸菌10の効果
酪酸菌を増やす方法
酪酸菌のサプリ
について解説します。

(記事の文末に動画を添付しています)

酪酸菌と水溶性食物繊維の密接な関係

酪酸

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オリゴ糖はビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増やします

オリゴ糖はビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増やします

昨日の記事はビフィズス菌でした。

そのビフィズス菌のエサになるのがオリゴ糖です。

今回は、
オリゴ糖が腸内環境に与える影響は何か
オリゴ糖の種類、オリゴ糖を含む食材は何か
オリゴ糖食品の選び方、摂取する際の注意点
について解説します。
(記事の文末に動画を貼付しています)

オリゴ糖とは何か

オリゴ糖とは糖という名称がついている通り、糖質の最小単位である単糖がいくつか結合したものです。

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栄養こそ最強最高の医療である【後編】

栄養こそ最強最高の医療である【後編】

三島渉著『栄養こそが最高の医療である』
から抜粋、要約した内容を中心に解説
する記事、【後編】です。

【前編】をお読みでない方は、ぜひそちらからご一読ください。

③細胞の主成分はタンパク質と脂質

細胞の主な材料はタンパク質です。

体外から摂取したタンパク質はアミノ酸に分解されたあと、筋肉や皮膚、臓器などあらゆる組織の細胞の成分として、また酵素やホルモンの材料として合成されます。

細胞は核

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栄養こそ最強最高の医療である【前編】

栄養こそ最強最高の医療である【前編】

今回の記事は、最近読んだ書籍から抜粋、要約した内容を中心に解説します。

紹介する本は、分子栄養学を導入して病気や不調の根本解決に取り組む医師、三島渉氏の
『栄養こそが最高の医療である』

世の多くの人は、今でも
「病気になったら病院に行けばよい」
「病気を治すのは医者」
「栄養なんかで病気が治るか!(予防ができるか)」
と思っているはずです。

そのような中、長年臨床現場に従事する医師が
「栄養

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朝一杯の◯◯◯で便秘解消/腸内環境を改善しましょう!

朝一杯の◯◯◯で便秘解消/腸内環境を改善しましょう!

良好な腸内環境を目指すには、何はなくとも便秘解消が欠かせません。

便秘解消のために、さまざまな努力を重ねている人は多いと思います。
が、体のしくみを知らないために、最大のポイントをスルーしている人は結構多いです。

今回は、体のしくみも踏まえて、便秘解消のコツ、腸内環境を改善する大きなポイントを解説します。

即実践できる内容ですので、便秘にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
(記事の文

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