第13回 着想はどこから得るか
この4月からシナリオ作家協会が主催しているシナリオ講座というところで講師を始めました。以前にも書いたかもしれませんが、脚本を教えるということにはまったく自信がないので、自分の経験をもとにしたことだけを講座では話しています。と言いつつ先日は経験談ではなく、春日太一さんの書かれた『鬼の筆』という、脚本家の橋本忍氏にインタビューした本の中にある一節を生徒さんに紹介しました。「脚本がうまくなるには毎日書くこと。書くことがなければ脚本でなくてもいい。ただの文字でもいい。野球がうまくなる