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本・漫画、刺繍や編み物が好きで外国文化にも興味あり。 生活の中で気づいたことや面白かっ…

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本・漫画、刺繍や編み物が好きで外国文化にも興味あり。 生活の中で気づいたことや面白かったことを漫画やイラストを添えてお届けします。

マガジン

  • 漫画で古典!

    平安時代の古典文学とそれにまつわるアレコレを漫画と記事で紹介します^ ^

  • 【漫画】うさみとかも

    うさぎのうさみと夫のかも。ふたりの日常マンガをまとめました^ ^

  • 美術・アート・文化系の記事

    実際に訪れた美術展の感想や調べたことなどについて書いた記事をまとめました^ ^

  • 【漫画】ほろほろ日記

    日々の記録をマンガにしました。

  • うさみのイラストルポ

    実際に体験して、良かったもの・楽しかったことをイラストルポで紹介しています! 国際イベントやおいしいお酒など^ ^

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マティスと小夜啼鳥のバレエ・リュス 国立新美術館「マティス 自由なフォルム」展後記

東京都港区の国立新美術館で2024年5月27日まで開催中の企画展「マティス 自由なフォルム」に行ってきました! この企画展は後期の切り紙絵を中心とした内容。 絵画や彫刻作品ももちろんですが、大型の壁面装飾や日本初公開の切り紙絵、マティスが実際に使用していた家具やパレット(上に残っている絵の具が色鮮やかで美しい!)、そして彼の集大成となるヴァンスのロザリオ礼拝堂の再現など見どころが多く、とても充実した展示です。 中でも私が特に感動したのは礼拝堂の司祭服でした。 マティスは礼

    • 【漫画】清少納言ってどんな人!? ー 長徳の変と里居の悩み…安定か夫か、定子さまか!?ー

      996(長徳2)年の1月に始まった「長徳の変」は、関白・藤原道隆亡きあと勢いの衰えていた中関白家の没落を決定づけるものでした。 道隆の娘で、清少納言の主人でもある中宮・藤原定子は、兄弟たちが地方に左遷されたことで後見を失い、宮中で孤立。自身も内裏を退出し、謹慎生活を送ります。 敬愛する定子の危機に清少納言はどうしていたかというと…自宅にこもり長期の里居に入っていたのです! その理由について『枕草子』の「殿などのおはしまさで後」では次のように書かれています。 一種のいじめ

      • 【漫画】GW明けのお仕事 うさみとかも#45

        たのしかったGWも終わり、今日からお仕事という方も多いはず。 夫・かもも今日からお仕事再開でした。 早速残業、おつかれさまです!! 『うさみとかも』の前回のお話やこれまでのまとめはこちらから^ ^

        • 【漫画】『枕草子』ってどんな話? ー 辛い事実を隠して明るく! 長徳の変と藤原斉信出世の秘密 ー

          千年前に清少納言によって書かれた随筆『枕草子』。その内容を聞かれたとき、悲劇的なことが描かれていると答える人はいないでしょう。読んだことのある方もない方も『枕草子』に対し明るく雅なイメージを抱いているのでははないでしょうか。 実際その通りで、『枕草子』には基本的に暗いことは書かれておりません。 清少納言の描く後宮はいつも明るい笑いと華やかさであふれており、主人である藤原定子が一条天皇と仲睦まじく微笑む姿が印象的です。 世の無常や生きることの難しさなどを「あはれ」の感覚で描い

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        マティスと小夜啼鳥のバレエ・リュス 国立新美術館「マティス 自由なフォルム」展後記

        • 【漫画】清少納言ってどんな人!? ー 長徳の変と里居の悩み…安定か夫か、定子さまか!?ー

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        記事

          【漫画】4月27日は婦人警官の日! うさみとかも#44

          本日4月27日は婦人警官の日!ということで… 以上、夫婦コントでした(おしまい^ ^; 『うさみとかも』の次のお話やこれまでのまとめはこちらから!

          【漫画】4月27日は婦人警官の日! うさみとかも#44

          【漫画】苦〜いプリンの思い出 うさみとかも#43

          毎月25日はプリンの日!ということでプリンにまつわる思い出です。 食べ物を無駄にしてしまったことと、プラスチックを溶かしてしまったことで二重のダメージを受けました。 以来、お菓子の容器や調理器具を買うときはよーく確認するようにしています^ ^; 『うさみとかも』の前回のお話やこれまでのまとめはこちらから!

          【漫画】苦〜いプリンの思い出 うさみとかも#43

          【漫画】『枕草子』ってどんな話? ー 猫、あてなるもの、香炉峰の雪 ー

          清少納言の随筆『枕草子』。「春はあけぼの…」以外にはどんなことが書いてあるのでしょう? 清少納言の『枕草子』は中学・高校の古文の授業で必ず取り上げられる教材です。 「春はあけぼの…」が有名ですが、『枕草子』全体の内容は季節や自然にとどまりません。風物、風習、人物スケッチ、生活風景、宮中の日々、天皇や中宮、殿上人・公卿らとの交流等々、実に多くの人々が登場し様々なことが描かれています。 まだ“随筆“というジャンルのなかった時代に、清少納言が思いのままにつづった文章の集合体が『

          【漫画】『枕草子』ってどんな話? ー 猫、あてなるもの、香炉峰の雪 ー

          【漫画】清少納言、慣れない職場での狼狽ぶり ー 平安時代の女房の仕事 ー

          大河ドラマ『光る君へ』では、清少納言を演じるファーストサマーウイカさんがイメージにぴったりと話題になってますね。 『枕草子』を読んだことのない方でも、清少納言に対しては「明るく社交的でセンスが良いけど、ちょっと勝気で気が強い人」というイメージを持っているのではないでしょうか。 ところがそんな清少納言も、新人の頃はうまくいかないことだらけだったようで、その様子はまるで別人かと思うほど。 今回はそんな彼女のエピソードを紹介しつつ、平安時代の女房の仕事についてお話したいと思います

          【漫画】清少納言、慣れない職場での狼狽ぶり ー 平安時代の女房の仕事 ー

          【漫画】おいしいスコーンを作ろう! うさみとかも#42

          スコーン作りは子どもの頃以来だったのですが、手早くできてうれしかったです!卵なしの一番シンプルなレシピで作りました。 材料が家にそろってると気持ち的にも楽なのですが、買い過ぎにも注意です^ ^; 『うさみとかも』の次のお話やこれまでのまとめはこちらから!

          【漫画】おいしいスコーンを作ろう! うさみとかも#42

          【漫画】獅子、シーサー、歯列矯正 うさみとかも#41

          日にちは少し過ぎてしまいましたが^ ^; 去年描いたお気に入りのお話です。 みなさまも歯をお大事に! 『うさみとかも』の次のお話やこれまでのまとめはこちらから

          【漫画】獅子、シーサー、歯列矯正 うさみとかも#41

          【漫画】定子の清少納言と彰子の紫式部 ー 2人の中宮と女房の関係 ー

          なにかと比較される清少納言と紫式部。しかしそれは当時の時代背景によるものだったのかもしれません。 清少納言と紫式部はともに平安時代を代表する作家で、同時代に生きた人物です。どちらも中流階級の出身で結婚・出産経験もあり、女房として中宮に仕えていた…と共通点も多いのですが、出仕の時期は異なり、互いに面識はなかっただろうと言われています。 にも関わらず、紫式部は『紫式部日記』に清少納言に対するかなり辛辣な批評を残しています。それは何故なのか、当時の時代背景を見てみましょう。

          【漫画】定子の清少納言と彰子の紫式部 ー 2人の中宮と女房の関係 ー

          【漫画】冬と春の間(3月27日はサクラの日) うさみとかも#40

          3月末ですが寒い日もあり…もう春なのかまだ冬なのか迷うこの頃。 本日3月27日はサクラの日! ご近所のお庭の桜はもう満開ですが、全体としては開花はまだのようですね。 花粉はコワイけど桜は待ち遠しいです^ ^ 『うさみとかも』の次回のお話やこれまでのまとめはこちらから!

          【漫画】冬と春の間(3月27日はサクラの日) うさみとかも#40

          【漫画】平安時代の結婚て? ー 『蜻蛉日記』にみる妻、妾から召人まで ー

          平安時代は一夫多妻の妻問婚。 実際女性たちはどのように“正妻“となるのでしょうか? 諸説ありますが、どうも平安貴族の“正妻“は、結婚当初から決められたものではなく、そのときどきの関係性の中で「正妻になっていく」もののようなのです。 結婚の順番や儀式の有無、身分の釣り合い、子どもの存在など、“正妻“となるのに有利な条件は多々ありますが、それが絶対というわけではなかったようで…。 『 蜻蛉日記』を例に当時の婚姻関係をみてみましょう。 『蜻蛉日記』にみる“道綱母の"正妻“への

          【漫画】平安時代の結婚て? ー 『蜻蛉日記』にみる妻、妾から召人まで ー

          【漫画】ホワイトデーの光景 うさみとかも#39

          ホワイトデーに何をあげるか悩む夫・かも。 というわけでリクエストの甲斐あって(?)、ドライトマトとマカロンの詰め合わせを頂戴しました…! おいしくいただきます^ ^ 『うさみとかも』のバレンタインのお話はこちらから! 前回のお話とこれまでまとめはこちらになります。

          【漫画】ホワイトデーの光景 うさみとかも#39

          【漫画】『源氏物語』ってどんな話? ー 夕顔の物語における源氏の悲しみと紫式部の皮肉 ー

          古典シリーズ第7弾!『源氏物語』より夕顔のお話です。 このとき夕顔の暮らしていた五条のあたりは庶民が暮らす下町風の町で、身分の高い源氏にとっては物珍しいところです。 源氏は、その住まいから判断して夕顔を「下の品の女だろう」と思うのですが、素性を隠し、牛車も使わず、わざと粗末な格好をしてまで彼女のもとに通い続けます。 夕顔を「自分にふさわしくない身分の女だ」と考え世間の目を気にしながら、それでも彼女を自宅に迎えようと考えるほど、この“非日常の恋“にはまってしまう。その様子は

          【漫画】『源氏物語』ってどんな話? ー 夕顔の物語における源氏の悲しみと紫式部の皮肉 ー

          【漫画】3月8日はミモザの日でみつばちの日! うさみとかも#38

          3月8日はミモザの日でみつばちの日!国際女性デーでもありますね。 3月8日が「ミモザの日」なのは、本場イタリアでのミモザの開花時期に由来しているそうですが、「みつばちの日」のほうは、日本語の語呂合わせですね^ ^; まったくの偶然ですが、この漫画も38回目ということで、うさみにもみつばちの格好をさせてみました。 『うさみとかも』の次の話やこれまでのお話はこちらから!

          【漫画】3月8日はミモザの日でみつばちの日! うさみとかも#38