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食物繊維ショリショリ。

 今日はお昼ご飯に久しぶりにハンバーガーを食べた。

 最後に食べたのは記憶にないくらい前だったのでレジで注文するときに何だか緊張してしまった。

 今の時期のセール商品もわからなかったのでしばらくメニューを見て悩んだ。

 普通のハンバーガーのセットにしようかと思ったがせっかくなので期間限定商品を選んだ。

 飲み物はこういったところに来ると必ず頼むコーラにした。

 支払いを済ませて受付番号の札をもって空いている席に座った。

 お昼時を少し過ぎていたので店内はそんなに混んでいなかった。

 待っている間に本を読んでいたらすぐにお姉さんがハンバーガーを持ってきてくれた。

 ありがとうございますと言って商品を受け取って早速包み紙を開けてあんぐりと噛みついた。

 ジューシーな肉とまではいかないが旨味の濃いしっかりしたハンバーグにピリ辛のソースがマッチしてなかなか美味しい。

 付け合わせのポテトも揚げたてでサクサクしていた。

 少し塩っぱいなと思いながら黙々と食べる。

 ハンバーガーを食べていると喉が詰まりそうになったので慌ててストローでコーラを流し込もうとして咥えたらあれっ?と思った。

 違和感の原因はストローが紙製であったことだった。

 飲み口が唇にくっついてきてあまり気持ちのいい感触ではなかった。

 しかもだんだん湿気てくるのでプラスチックのストローの方が断然飲みやすいと思った。

 環境に配慮してストローが紙製になっているのは知っていたが普段からコンビニやファーストフードを利用しないので初めての紙ストロー体験に戸惑ってしまった。

 そのうちに慣れていくとは思うちょっと面食らってしまった。

 もそもそとハンバーガーとポテトを食べて吸いにくいストローでコーラを飲み干してお店を出た。

 コンビニやスーパーのレジ袋廃止と並んで紙製ストローは貴重な体験だった。

 何だか時代についていけていないなと思いつつお昼からも黙々と用事をこなした。

 
 ハンバーガーというのは案外腹持ちのいいもので夕飯時になってもそんなにお腹が減っていなかった。

 なのでスーパーには寄らず家にある食材で簡単な晩御飯にすることにした。

 帰宅して冷蔵庫を開けると冷凍の豚肉とレンコン、後は厚揚げがあったのでこの材料で何か作ろうと思った。

 まずは豚肉を解凍する。

 その間にレンコンの泥をしっかり洗い流して半分に切ってから縦に切り分けていく。

 切り分けたら酢水につけてアクを抜いていく。

 フライパンに油を敷いて熱していく。

 温まったら豚肉を入れて軽く炒める。

 そこに酢水を切ったレンコンを加えて炒め合わせていく。

 レンコンの表面が透き通るまで火を通したら味付け。

 醤油、酒、みりん、昆布出汁を加えて火を弱火にして落し蓋をして煮込んでいく。

 その間に熱湯で厚揚げの油抜きをする。

 梅干しを三個種を出して叩いておく。

 それに鰹節、ねぎのみじん切り、麦みそを加えて練り合わせる。

 厚揚げを半分に切って真ん中に切り込みを入れて練った梅の和え物を詰めてトースターでこんがりするまで焼く。

 豚肉とレンコンは煮汁が半分くらいになったら炒め煮の出来上がり。

 今日は段取り良く洗えるものは厚揚げが焼けるまでの間にやっておく。

 トースターがチンとなれば厚揚げの挟み焼きの完成。

 さぁて出来たぞと言いながら居間にご飯を運ぶ。

 今日のお酒は純米酒のぬる燗。

 いただきますと言ってまずはお酒をチピッと飲む。

 喉の奥に滑り降りるお酒の温かさが嬉しい。

 胃の奥の方が温まって食欲が出てくる。

 まずは厚揚げから食べる。

 アツアツなので火傷しないように噛り付く。

 淡白な厚揚げの中に梅干しをベースにした旨味の濃いみそ味が乙なものである。

 これはこの間観た映画の中で作られていた料理に影響を受けて作ったものだがなかなかうまくいった。

 梅の酸味が食欲を呼んでさらにお腹が減ってきた。

 ではとメインの豚肉とレンコンの炒め煮を食べる。

 豚肉は柔らかくなっておりレンコンの縦の繊維の歯が楽しくなる食感が心地いい。

 レンコンは地元産の鮮度のいいものを使ったので頼もしい味がした。

 うんうん、どちらのメニューもお酒に合うなぁと思いながらニヨニヨしながら箸が進んだ。

 お酒は飲みかけだった二合分を飲み切ったのでそこで止めることにした。

 作る前はお腹はあまり減っていないと思っていたが食べ始めてみたら普段とあまり変わらない量を食べていた。

 まぁ美味しかったからいいかと思って洗い物をした。

 ある程度先にやっておいたので今日の片づけはラクチンだった。

 何事も段取りが大切ですなと改めて思った。

 今日も健康にご飯が食べられることに感謝感謝。

 さぁて明日は何を食べようかな。

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