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コヨミの上では。

 今日は二十四節気の一つ立秋である。

 この日を境に夏も折り返しで暑中見舞いも残暑見舞いに切り替わる。

 とはいえまだまだ太陽は全く勢力を落とさずに日本列島に厳しく照り付けている。

 暑さがどうにか少し和らいでくるのはもう二週間くらい経った処暑と言われる季節になるだろうか。

 実際今日もこちらでは台風接近の影響で空は曇っているもののジメジメとした湿気を大量に含む熱気が町を包んでいる。

 日中の気温は三十四度だったのでほぼ猛暑日だ。

 この炎天下で外で作業をしているとすぐに玉のような汗をかいてしまう。

 私も塩分と水分補給で、塩飴を舐めながら麦茶をガブガブ飲む。

 一週間前に台所で熱中症になって以来どうも暑さに弱くなったみたいで耐性が下がっている気がする。
 
 常に喉が渇いている気がするし、体も火照っているように感じる。

 水分を取るとその症状は多少軽減されるがあまりいい傾向ではないだろう。

 一説には熱中症になると脳に深刻なダメージがあるそうなので恐ろしいと思っている。

 立秋とはいえ今日から秋の入り口ですよと言われてもまだまだ油断はできない。

 それはそうとこの時期に食べるとよいとされているのはところてんなのだそうだ。

 ところてんの原料は海藻なので食物繊維が多く整腸効果が期待できるのでこの時期の夏疲れした胃腸にはもってこいとの事。

 三杯酢をかけてさっぱりと頂きたい。

 他にもまだあって、夏の定番スイカもいいそうだ。

 後は野菜ではトウモロコシがおすすめだという事。

 いずれも夏の風物詩として定着しているものばかりでやはり旬のものを食べるのが健康には一番いいという事なのだろう。

 そんな事を考えながら昨日の晩御飯のお話し。

 まずは冷凍庫から豚肉を取り出して解凍。

 キャベツと玉ねぎを刻んでおく。

 もやしを洗っておく。

 下ごしらえが出来たら副菜から作る。

 副菜はキュウリをみじん切りにする。

 そこに白だしと醤油を少しだけ回しかけて水切りした豆腐にかけたら完成。

 これは冷たい方が良いので冷蔵庫で冷やしておく。

 ではメインを作っていく。

 レンジで袋めんを温める。

 フライパンに油を敷いて麺の両面がこんがりするまでしっかり焼く。

 カリッカリに焼けたら豚肉と野菜を入れて炒める。

 お肉に火が通ったら塩コショウとウスターソース、醤油で味付け。

 麺がほぐれたらもやしを入れて軽く火を通したらもやし焼きそばの完成。

 よしよし、晩御飯出来たよーと妻を呼ぶ。

 昨日は休肝日にしたのでお酒は無し。

 いただきますをしてまずは豆腐から食べる。

 キュウリの爽やかなショリショリした食感と豆腐のコントラストが面白い。

 白だしの風味が丁度いい塩梅で食が進んだ。

 ではお次は焼きそばを食べる。

 昨日はトッピングにキムチとマヨネーズ、イワシの削り節を用意した。

 まずはそのまま。

 麺ともやしをよく絡めてすするともやしがシャキシャキでなかなかいい。

 きわめてオーソドックスなソース焼きそばだが、こういうのでいいんだよと言う声がどこかから聞こえてきそうだ。

 次はキムチを乗せて食べてみる。

 ほどよい辛みが加わってああ、これはビールだなと思ったが我慢我慢。

 マヨネーズはこれももちろん間違いのない味、もったりこっくりしたコクのある味でボリュームがアップした。

 仕上げに最近お気に入りのイワシの削り節をたっぷりかけて頬張ると魚特有の旨味が口の中に広がってかなりいい。

 普通の焼きそばもトッピング次第でこれだけ楽しめるんだなと思ったら愉快になってモリモリと食べた。

 妻は削り節のファンなのでそれ専門で口に運んでいた。

 もちろんマヨキムチなどのさらなるアレンジも楽しんでお腹いっぱいになるまで食べてご馳走様。

 片づけはお皿が少ないのでラクチンだった。

 さぁて今日は何を食べようかな。

 この時期の台所は灼熱なので煮込み料理はちょっと…。

 なので炒め物が中心になるが変化をつけて飽きないようにして食欲を落とさずに元気よくこの暑さを乗り切りたい。

 みなさん、まずは胃袋から健康になりましょう。

 胃袋を制する者は恋愛を制す、いやいやこれ本当ですよ。

 だってウチがそうですもん、えっへん。

 

 


 

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