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ソマティックなセラピー受けてみた 〜食事のトラウマ〜



概要

ソマティックなセラピーを受け、食事のたびに解離するためご飯を餌としか思えなかった私が”美味しい”が分かるようになりました。
カウンセリングの進み方や、催眠状態でどのように不調を改善するのか、カウンセラーとの実際の受け答えと感覚をお伝えします。

カウンセリングルーム入室、即解離


私はソマティックなカウンセリングを受け始めて5ヶ月ほどになります。
トラウマセラピーで大切な「グラウディング」の練習として食事を味わうトレーニングをしていました。
じっくり味わって分かったことは、どんなものを食べても具合が悪くなり、甘いものも苦いものも味がわからないこと、食感でほとんどの食べ物を今まで食べてきただけだった、ということでした。
食事がトリガーでした。
今まで、友達とランチに行っても、「〇〇が食べたい」という気持ちが湧かないため、栄養価・カロリー・値段で決めていたことも思い出しました。当時は合理的に決めていたつもりでしたが、本当は食欲や味覚が抜け落ちていただけだったのです。
一回気づいてしまうと、気づけなかった頃には戻れず、どうしても食事が喉を通らなくなり、衰弱気味になっていました。お味噌汁やゼリー飲料・どうしてもカロリーと固形物を食べなきゃいけない時はカロリーメイトを食べて過ごしました。
今回のカウンセリングでは部屋の扉を開いてすぐに私はパニックを起こし解離しました。

カウンセラー「こんにちは、調子はどうですか。」

私「分かりません、今パニックと解離を起こしてしまい。お返事を何も思いつきません。すぐセラピーに移れませんか。」

カウンセラー「分かりました。効果的な治療をするためにも、まずは(パーツセラピー*1も並行して行っているため)メインのパーツの方にここに戻ってきてもらいましょうか。補助をします。手を触っても大丈夫ですか。」

うなづきつつも、視界がどんどん狭くなり、暗くなっていきました。
現実的には何も起きていないことはわかっています。それでも、感覚的でもひとりぼっちで闇に飲まれてしまうような恐怖に襲われていました。

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