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自分で自分の沼にはまるから動けなくなるんだ

うつ病になって教師を辞めた男の話⑪

一度教員を辞めた僕は、心療内科に通い、自分を見つめる時間を持ちました。
自分に余裕がないと、自分を振り返る時間なんて持つことができませんね。
中学校教師を辞め、他の仕事に就きました。
営業の仕事です。

でも、営業の仕事も僕には合いませんでした。
営業は、仕事をしている人の時間をもらって話を聞いてもらうことが仕事です。
僕にはそれがしんどかったんです。
そう考えると、結局人に気を使いすぎなだけの変な人間なのかもしれません。

飲食店に就職したり、とりあえず気持ちの切り替え、落ち込んだ時期をやり過ごすために、派遣会社に登録していろんな仕事をとりあえずしていただけの時もあります。
工場や、病院の厨房など、色々と。
それぞれがとてもいい経験ですし、それぞれが今の自分を形作っているという自覚があります。

僕は仕事というものに、やりがいを感じたことがあまりありません。教員時代だけでしょうか。
そういう意味でも、僕にとっては教師という仕事は天職だったような気がします。
でも、やり抜くことができなかった。
それだけです。

多分ですけど、
「こうでないといけない」「こうであるべき」「ちゃんとしないと」という、形式にこだわりすぎると、自分で自分を不自由にしてしまう、してしまっていたように思います。
意識が自由でなかった僕は、自分で自分を縛っていたんだと思います。
心を縛るから、どんどん苦しくなっていくんです。

精神的なことの説明は、難しいですね。
これからも何度も文章化しながら、いつか人に理解されるような文章が書けるように頑張りたいと思います。

僕が文章化できるようになれば、人に理解できるような文章が書けるようになれば、それだけ同じ気持ちの人に共感してもらえるようになると思いますし、
同じ気持ちがわからない人にも、こういう人もいるんだ、と理解してもらうことができるようになるかもしれませんもんね。

自分で自分を縛ってしまうから、心を自由に保っておかないから、自分で自分の沼にはまっていく感じ。
今日はここが限界です。

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