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元教師。学校で働いて、鬱になって辞めて、他の仕事して、それでも諦められなくてまた学校で…

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元教師。学校で働いて、鬱になって辞めて、他の仕事して、それでも諦められなくてまた学校で働いて、また鬱になって、を何度も繰り返すバカな男。今は放課後デイサービスで働いている。結局子ども相手の仕事をする懲りない男。

最近の記事

自分で自分の沼にはまるから動けなくなるんだ

うつ病になって教師を辞めた男の話⑪一度教員を辞めた僕は、心療内科に通い、自分を見つめる時間を持ちました。 自分に余裕がないと、自分を振り返る時間なんて持つことができませんね。 中学校教師を辞め、他の仕事に就きました。 営業の仕事です。 でも、営業の仕事も僕には合いませんでした。 営業は、仕事をしている人の時間をもらって話を聞いてもらうことが仕事です。 僕にはそれがしんどかったんです。 そう考えると、結局人に気を使いすぎなだけの変な人間なのかもしれません。 飲食店に就職した

    • 精神の下降の波にのまれない

      うつ病になって教師を辞めた男の話⑩いろいろな出会いの中で、約8年続けてきた教員という仕事をいったん辞めることになりました。 この時は、正直自分がどうなっていくのか想像もつきませんでした。 幸いなことに、家族と一緒に暮らしていたので、とりあえず急いで次の仕事を見つけないとまずい、ということはなく、約2か月のんびり過ごしました。 この時ののんびりは、本当に良かった。 精神的に落ちている僕を気遣って、家族が犬を飼うことを提案してくれて、丁度お迎えした時期でもありました。 家で過ご

      • 精神状態が悪いと、結構心は折れやすい

        うつ病になって教師を辞めた男の話⑨30歳の足音が近づいてきた頃、さすがにこのまま毎年1年契約で仕事を続けていくのは心配だなと思いました。 臨採も、実は今ほど充実した保証がなかったんです。 退職金はなかったし。 今は臨採で働き続けていれば、その年数に応じた退職金がもらえます。 真剣に採用試験に取り組もう! と思い、勉強会にも参加し始めた頃でした。 同じ志を持った人たちとたくさん出会え、勇気をもらえる場所でした。 精神面には相変わらずガタがきていましたが。 平日毎朝吐くのは当

        • 安定と不安定のバランス

          うつ病になって教師を辞めた男の話⑧教師になって数年、学校に行くと、ひとまずトイレに行って吐くようになった体。 でも、非常勤として、時間的な余裕があり、何より精神的な余裕も生まれてきて、 少しずつ、またしっかり教員やりたいな、と思っていたころ、 2年続けて同じ学校で、しかも持ち上がりで担任をやらせてもらうという機会がありました。 臨採で、2年同じところにいられるというのは、幸せなことです。 臨採で2年続けて、というのは、後にも先にもこの時だけです。 ひょっとしたら僕は評価低か

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          理不尽から心の余裕を持てるまで

          うつ病になって教師を辞めた男の話⑦1年間の理不尽を感じ終えた僕は、こんなにしんどいのは辛い、と思って高校の非常勤講師になりました。 本当にありがたかったですね。 好きなように、国語の授業をやらせてもらいました。 高校って、中学校と全然違うんですよ。 大人というか、子どもだけどしっかりしているというか。 でもここで、前年度のストレスを、より感じることになったんです。 高校に着く、気分が悪くなってトイレで吐く、 ということをしていました。 これは、前年度のストレスからなのでし

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          心の整理整頓

          うつ病になって教師を辞めた男の話⑥教師という仕事には、やりがいがあります。 でも、精神的な負担が大きいのも事実です。 今回から少しずつ、僕の精神がやられた時の状況、考えていたことなんかを書いていきます。 たぶん僕は考えすぎの気を使いすぎの人間です。 ふつうはこんなに考えないのかも、ですが、読んでもらえたら嬉しいです。 ある学校に、臨採で務めているとき。 その時の、その学年は、結構大変でした。 やんちゃな子も多く、授業を成り立たせるためには、大きな声を出すこともありました。

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          教師の意義、やりがい

          うつ病になって教師を辞めた男の話⑤『教師ってなぁ、苦しいことが8とか9で、やっててよかったなぁってのが1とか2ぐらいよ?』 3年目、4年目くらいで言われた言葉です。 うつ病になって教師を辞めた男なので、教師のつらい部分をつらつらと書き綴り、同じような人をこれ以上生み出したくないという気持ちがあります。 でも、教師という職業が間違っている、やりがいがないわけではありません。 教師のバトンというタグが出回ってます。 教師のなり手が減っている! そう感じた偉い人が、現役教師に

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          教師という職業に魅了され、病に侵され

          うつ病になって教師を辞めた男の話④教員採用試験を受からなかった僕は、臨時でも教師の仕事が続けられるなら、と、契約期限付きの臨時教諭や非常勤講師を続け、途中うつになり仕事を変え、また教師の仕事に戻り、またうつになり辞め、ということを何度も繰り返すことになりました。 結局、教師という仕事の魅力に取りつかれていたのは間違いありません。 どんどん成長していく子どもたちの魅力に取りつかれていたのかもしれません。 結構天職だと思っていたんです。 どこに行っても子どもたちとは楽しく過ご

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          教師という仕事

          うつ病になって教師を辞めた男の話③学校で働く人たちには、いろんな役割があります。 一番人数が多いのが、子どもたちに授業をする「教師」です。 「先生」と呼ばれますが、僕は「先生」と呼ばれることが好きではありませんでした。 今も、障害を持った子どもたちの、放課後の時間を過ごす場所、放課後等デイサービスという場所で働いているので、子どもには「先生」と呼ばれてしまいますが。 話がそれました。 授業を教える「先生」。 いろいろ細かい外とのつなぎをしてくれる「事務室の先生」 学校の修理

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          うつ病?自律神経失調症?精神疾患あれこれ

          うつ病になって教師を辞めた男の話②「せんせー、なんで勉強なんかしないといけないの?歴史とか昔のことだし、数学も、足し算引き算掛け算割り算できたらよくない?」 学校で、めちゃくちゃ聞かれる質問です。 僕は大体、 「(例えば野球部なら)好きな運動するにしても、バッティングの練習とか、ボール投げる練習、そもそも体を鍛えるために基礎錬からするじゃん?あれと同じで、勉強も、頭の中のいろんなところを鍛えんといけないから、いろんな勉強をするんよ」 みたいな感じで答えます。 うーん、今は上

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          うつ病になって教師を辞めた男の話

          僕はうつ病になりました。 何度も、何度も。 それでも今、楽しく毎日笑っています。 いや、うつ病になったからかもしれません。 「今の自分は、今までの自分が作るんだ。今の自分を幸せなものにするためには、『楽しい』と思える毎日でないとダメなんだ」 ・・・これも考えすぎですけどね笑 「~すべき」「~でないと」 という考え方がもうダメw まぁ、それはさておき、今は本当に楽しいです。 昔から考え方はあまり変わっていないほうだと思いますが、今を、毎日を楽しんで生きてます。 鬱にな

          うつ病になって教師を辞めた男の話