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Peer pressure

今日のタイトルは「同調圧力」です。

peer」は(年齢、地位、能力などが)同等の者、同僚、仲間のことです。

ブロックチェーンに詳しい人には、P2P(peer to peer)で馴染みのある単語だと思います。
ちなみにP2Pとは、対等な端末同士が直接、接続しあってネットワークを形成する通信方式です。

ある辞書で「peer pressure」は次のように記載されています。
peer pressure=the strong influence of a group, especially of children, on members of that group to behave as everyone else does:(Cambridge Dictionary)

一般的に同調圧力とは、地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わさせることを指します。

しかしながら、昨今のコロナ禍で浮き彫りになった「同調圧力」は「Social pressure」と表現した方が適していると思います。

今回のこととは別に、いつも前向きな意味で、社会プレッシャーを与えられる発信ができれば素晴らしいのにと感じています。

昨今のSNSの発信で、あまりにも度を越した非難、中傷から犠牲者が出てしまって問題になっています。

緊急事態宣言に関連して、日本は不安・同調圧力遺伝子を持つ人が世界で最も多い国の一つなので、その妥当性がニュースになっていました。

日本人が自粛要請に素直に従ったのは「自分が感染したくない」と同時に、「家族や友人・知人、あるいはお客さんなどに感染させたくない」という思いが強いのが本当の理由ではないかと感じています。

おそらく休業要請に従わなかった一部のパチンコ店などへの世間の風当たりは、かなり強かったのではないかと想像しますが、これこそが同調圧力のひとつではないでしょうか?

業界として足並みが揃わなかったことで、結局、マイナスイメージがかなり強まったことは間違いないと思います。(依存症の問題も含めて)

北九州市で、感染者の増加で「第2波」が懸念されていますが、緊急事態宣言が解除された今、社会経済活動の再開に合わせてどこのエリアでも感染の再拡大が予想されます。韓国をはじめ、諸外国でも同様でしょう。

一個人としてはマスク、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンスなどの基本の徹底で、感染防止に努めるしかありません。これがエチケットとして完全に定着するのに同調圧力が働けば、ある意味いいのではないでしょうか?

強制されることは誰もが歓迎しないことなので、この感染防止ができるだけ心理的負担が少ないエチケット習慣になってしまえばいいのにと感じています。






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