香水から学ぶ脱コンプレックス

こんばんは。みなさん今日もお疲れ様です。

みなさん自分のお気に入りの香りってありますか?
香水に限らず、ハンドクリームでも石鹸でも。


幼少期は父と母が出かける前に振りかける香水の匂いが嫌いで
将来は絶対に香水を買わないんだろうなと思っていました。

兄妹が高校生・大学生になり流行りの匂いにも敏感になった頃
「なんでこんな匂いを好んでつけるんだろう」とも相変わらず思っていました。



香水=苦手なもの

いつしかこんな考えが私の中にありました。


しかし面白いことに、そんな私は香水のビジネスを始めようとしております。


それもきっかけは外国人というコンプレックスです。

日本で生活するにおいて、少し顔が濃かったり、
友人を家に招くと出てくる母の料理が一般的でなかったりと何かと恥ずかしい気持ちのある幼少期を思い出します。


軽いいじめと偏見と共に生きてきた私にとって、兄妹だけが理解者でした。

舐められたくない・平等でいたい

そんな考えがいつしか芽生え、年齢や性別関係なく生きることが力になり
今では「なんでもできそう、1人で生きていけそう」と言われるようにもなり、
正直将来独り身で死んでいくのかもしれないと思っているくらいです。笑

本当に私のことを1人の女性として見てくれる人は出てこないのかもしれないなんて思ったり、、、、、笑(それはまた別の話として)


大人になり、外国人=かっこいいという考えが世の中に根付いた気がします。
社会人になり、自分自身が日本の血が入っていないということを
他人に言えるようになりました。


そんな私が大学生の時に出会った香りが人生を大きく変えます。


世界で初めての薬局で作られるコロン

サンタマリアノヴェッラ

・香水が嫌いな方でも嗅げる香り
・性別関係なくつけれる
・時間が経つにつれて変わる大人の香り

こちらのフリージアという香りです。

女性らしさのある花らしさが最初に香りますが、時間が経つにつれて
男性のような強さのある香りになります。
一言で言うと「か弱そうに見えて実は力持ちだった」みたいな感じです。笑


表むきと中身のギャップがあるであろう自分自身のような香りだと思いました。

当時付き合っていた、5つ離れたおしゃれな彼氏が愛用をしていたのがきっかけで知りました。


こんな香水も世の中にはあるんだなと感じた大学1年生。
友人と共に伊勢丹新宿のメンズ館の店舗に行ったことを今でも鮮明に覚えています。


最初に嗅いだ香りはポプリというコロンです。

全体的に胡椒の香りがするのが、ここのブランドの特徴です。
胡椒の香りがするものは香りを寝かしている時間が長いこともあり、
ウッディ系なものが多い気がします。


まんまと私はこの虜になり、コレクション化してしまうのですが
このコロンと出会ってから、私の香り=フリージアの香り(他人からはどこの香水を使っているかわからないがいい香り)という感じです。


いい服を着ると自分に自信が持てるように、
良い匂いを纏うと自分に自信が持てたきっかけになりました。


かつ香りは五感の中でも、一番分かりにくいのではないのではないでしょうか。

人を外見で判断しない

これが私の大切にしたい心情でもあります。
もちろん人の見た目はとても大切で、磨くための努力は素晴らしいことですが
どこの国よりも見た目で基準を決めている日本は理解し難いです。


香りにこだわるようになってから、あらゆる人脈が広がりました。
そして価値観も広がり、上記で示したように自分自身を表に出すことを恥じなくなりました。


これはあくまで自分自身のストーリーテリングであって、
他の人からしたら、ただの一例に過ぎないかもしれません。


香りが教えてくれたこと。

これが脱コンプレックスです。



ダン


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