※個人の経験上のランキングです。

私の痛み耐性

• これまでに大きな怪我や手術の経験なし。

• 注射は苦手。注射されている時は目を瞑ってスーハースーハーして心を落ち着かせている。

• 出産以前で一番痛かった体験は、痔で受診した際の内診。（あれは数日人格が変わるほど痛かった。強くなった。）

出産に関わる痛みランキング

出産の痛みというと、産むその瞬間の痛みの話であることが多い。
よく手指の切断に近い痛みだと言われたりする。
私の場合無痛分娩だったため、だいぶ痛みが緩和されたのだと思うが、それでも「ここでこう痛みが来るのかっ・・・！（聞いてないぞ！泣）」というポイントがいくつかあったので、誰かの参考になればと思いランキング形式で記しておく。

【1位】分娩&会陰切開の縫合後の内診グリグリ

思わず「イタァアアアイ！！！！」と叫ぶほどの痛み。
無痛分娩の麻酔も切れた頃、分娩後の子宮に異常がないか見るために会陰切開した痕を縫い終わった直後に手や超音波の機械を入れられる。
ただでさえ麻酔が切れて痛みが出てきているのに、医師が看護師さんに「クスコ持ってきて」と言った際はあの金属の機器が頭に浮かび恐怖MAX。
何をされているかわからない、いつまで続くかわからない恐怖もあり、今思い出してもヒュッ…となる。

【2位】産後10日でいきなりきた会陰切開の傷×いぼ痔の併発

こちらも「イタァアアイ…泣」と叫び、動けなくなるレベルの痛み。
会陰切開の縫合傷は3週間程度残った。
だいぶ動けるレベルになってきたかと思った10日目、出産の影響でできたいぼ痔と傷が何か悪い具合に干渉しあい、座るのはおろか下半身に力を入れるのが怖くなるほど痛くなった。
そんな中でも立ったり座ったりして授乳や抱っこをしないといけない精神的な辛さもあった。
とにかく患部を清潔に保ち、痔にもボラギノールを塗って安静にした。パートナーの支えが必須だった。

ちなみに、このタイミングで初めて出産後のデリケートゾーンを鏡で確認する。（何が悪さをしてこんなに痛いのかわからなかったため）
詳細は書かないが、「なんか…え…？こんなんなるの…？え…？（そっと鏡を閉じる）」という、衝撃だった。

ここまで、ふざける余裕のない痛み。

【3位】入院直後の内診グリグリ

破水したので受診した際に、本当に破水かを検査するために内診がある。
そのグリグリが痛い&ぬるぬるで不快だった。
心の中では絶叫だったが、平常心を装おうと「ヒィイ…痛いっすねw」みたいなことを医師に言ったら医師も「痛いですよねwww」といった具合で（いや何をワロてんねん！）と心の中の後藤輝基が突っ込んでいた。
ちなみに担当の医師はコウノドリの主人公にそっくりだった。
（似すぎやろ！）また心の中の後藤輝基が突っ込んでいた。
しかも医師1人・助産師2人の合計3人が何回も手をつっこみ「（子宮口の開きが）3センチですかね？」「そうですか？（グリグリ）」「どれどれ（グリグリ）」という具合に内診する。
（いやいやいやはよ決めんかい！！！）と最後は心の中のおいでやす小田が叫んでいた。
頭の中で激しく突っ込まないとやっていられない痛みだった。

【4位】初乳を出す
「イタァアアイ…泣」レベルの痛み。
こんなに初めて母乳を出すのが痛いと思わなかった。
出産後、ホルモンバランスの影響で乳房がバンバンに張る。全体が肩こりのような硬さになる。
そこをギュッと押して乳腺から母乳を出すのだ。いわゆる「開通」させる為である。
未開通の乳腺に母乳を通し外に出させるのはとても痛い。
深夜の授乳時間にに看護師さんが来てくれて思いっきり手で押してくれる。大部屋だったので大きな声は出せないのだが、思わず「痛い…！！」と声が出てしまうほどだった。
でもこの開通作業のおかげで翌日以降少しずつ母乳が出るようになった。
（授乳時の乳首の痛みは3週間ほど続いた。）

【5位】陣痛
刺す系の痛みではなく強い生理痛のような鈍痛のような痛みだった。
1〜3位に比べると耐えられる痛みである。
普段から腹痛は多い方だったので想像ができる範囲のすっごい痛い腹痛という感じだった。
しかもモニターで次いつ痛みが来るか、痛みが引くか予想がつくので精神的にももった。

「鼻からスイカ」「ダンプで轢かれる」などと言われる陣痛だが、個人的には「腰をプレス機で圧縮・粉砕の一歩手前まで絞られる」感覚だった。

イメージトレーニングで「陣痛は子宮が赤ちゃんをハグしている痛み。やさしい気持ちで構えましょう。」というものがあって意識するように頑張ってみたが無理だった。
「誰やねんハグなんて生ぬるいこと言ったんわー！！！（怒）」とまた心の中のおいでやす小田が怒り散らかした。

ここまで、心の中で怒り散らかすレベルの痛み。

【6位】分娩後、麻酔が切れた頃の会陰切開の傷

縫った後なので、それなりに痛い。
座ったりトイレに行くのが恐怖で恐る恐る。
ドーナツクッションが必須。

【7位】分娩に入る際の点滴する注射

これはたまたまだが、私の血管が細かったせい&看護師さんとの相性が悪く体感20分近くグサグサされた。
「すみません、結構血が溢れているので苦手ならみない方が良いかもしれないです」と言われた。
術後確認すると、シーツにシミができるほどの出血。
「おいおいおいすげえ量の血じゃねえかよおおお！！！」と、水曜どうでしょうの夏野菜で額をヒルに食われた大泉洋ばりの叫びが心の中に轟いた。

【8位】退院診察（内診グリグリ）

内診グリグリはやはり痛い。
が、頑張れるレベルの痛み。これまでの数々の痛みで強くなったというのもある。

以上、出産に関わる痛みランキング。
できるだけ当時の痛みのニュアンスも併せて記したく、乱文になっている点は目を瞑ってほしい。
誰かの何かの参考になれば幸いだ。