ついに私がフェミニズムに出会ってしまった話
その日は本を三冊買って、そのあといつものスタバで読書をする予定でした。
でもそのスタバに行くと満席で、残念だな~と思いながらたまたま隣が書店だったので立ち寄りました。
さすがに三冊買った後だったので、もう追加で買う予定はありませんでした。
しかし、一冊の本が私の目に、なぜか強烈に飛び込んできたのです。
気付いた時には手に取って、レジにいました。
私の人生を変える、運命の本との出会いでした。
この本を読んで泣きました。
私がずっと「私が悪いのかな」となんとなく思っていたこと。
それは、私が悪いのではなくて、この国に根深く残っている女性差別やジェンダー不平等からくるものでした。
怒っていいんだ、もう自分を責めなくていいんだ、と心が救われました。
そして私が感じていた以上に、男女平等でないこのヘルジャパンのことを知って胸が苦しくなりました。
この本を読むまでの私のフェミニズムのイメージは…
ハイヒールを履いて、真っ赤なリップをして、香水のにおいをぷんぷんさせて。
男なんて!!!みたいなことを言う「女らしさ」をゴリゴリ押し付けてくる怖い女の人が起こすムーブメントだと思っていました。フェミニスト=自己主張激しくて怖い人
でも全く全く全く違いました。
むしろ大逆
フェミニズムは、「女らしさ」とか「男らしさ」にとらわれるのはやめよう、ハイヒールは履きたい人は履けばいいし、男の人も泣きたい人は泣いていいんだよ…
めちゃめちゃ優しい世界でした。
でも、私がずっと探していたものでした。
私は「女はこうあるべき」という呪いにずっと苦しんできました。
でもそれが呪いだとも気付かずに、心のなかにいつもモヤモヤしたものがありました。
この本を読んで、自分を苦しめていたものの正体をついに知ることができたのです。
皆さんは、日本は男女平等だと思いますか?
私は思いません、
「男らしさ」を身につけた男性こそが強者であり、
強者こそが「男らしさ」を身につけた男性である。
そんな社会だと思います。
私は、男の人も、女の人も、セクシャルマイノリティの人も
皆が自分らしく生きることができる社会になってほしい。
そう願う、一人のフェミニストです。
これからは少しずつ、私が感じてきた「女はこうあるべき」という呪いについても書いていきたいと思います。
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