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カタールW杯をガチ予想してみた【F組】

もうすぐ、4年に1度のお祭りWord Cup2022カタール大会が開幕します。
各国の威信と誇りをかけた熱い1ヶ月になることは間違いありません。
社会人になって初めて迎えるWorld Cupであってもこれまで通りの熱量で追うつもりです。

かれこれ海外サッカーを10数年追いかけ、欧州以外のサッカーも幅広く追っている筆者のガチ予想含めた、私情込み込みのガイドブックです。

それでは、【Group F】をどうぞ。

【下馬評】
それでは本命のベルギー。欧州屈指の黄金世代が30代に突入し、年長組は引退し始めました。同国史上のタレントが揃うのも今回が最後になるかもしれません。ラストピースはCFルカクの復調待ちで、ビッグトーナメントで勝てないイメージを拭うのは絶対的なスコアラーは不可欠な存在です。
クロアチアはベルギーと張り合うだけの選手層を誇ります。前回大会の準優勝も伊達じゃありません。38歳となったCMFモドリッチも健在です。コバチッチ、ブロゾビッチで構成する自慢のトライアングルだけでなく、若返った守備陣の出来が左右しそうです。
3番手はモロッコです。ハリルホジッチ前監督を相手に国民を味方につけた選手らのクーデターにより、国民が望む人気投票の代表になりました。センターラインには欧州トップクラブで活躍する選手を揃え、個々のクオリティは保証されています。最初の2試合で死ぬ気で勝ち点を持ち帰り、最後のvsカナダで勝利を掴みGS突破を目指します。
最後のカナダは、全試合がボーナスステージで9大会ぶり2回目の出場です。次回大会の自国開催を目指した若手育成が実り、久しぶりの出場を決めました。それもアメリカ、メキシコの実力国を抑え首位通過です。LMF A・デイビスのハムストリングの状態が気になりますが、CFラリン、CFジョナサン・デイビッドの強力な2トップを世界にお披露目の時です。

【日程】
①11/23 🇧🇪vs🇨🇦 🇭🇷vs🇲🇦
②11/27 🇧🇪vs🇲🇦 🇭🇷vs🇨🇦
③12/2 🇧🇪vs🇭🇷 🇲🇦vs🇨🇦

ベルギー🇧🇪(欧州予選E組1位)

●3大会連続14回目
●FIFAランキング:2位
●前回成績:3位(最高成績:3位 ‘18)
●予想フォーメーション:3-4-2-1

ディアブル・ルージュ(赤い悪魔の意)がここ数年、世界ランキングで上位をキープできていたのはOMFケビン・デ・ブライネやOMFエデン・アザールらの黄金世代の圧倒的な個のクオリティのおかげです。彼らのもう30代に突入し、今大会が最後の舞台になることでしょう。前述の通り特化した戦術があるわけではなく、個のクオリティをベースとしているため、各選手のコンディションが鍵を握りそうです。クラブシーンではGKクルトワがCL制覇、OMFデ・ブライネは圧倒的なプレゼンスでマン・シティを何度もPL優勝に導いています。その他にもCMFヴィツェルやLWBカラスコはアトレティコ・マドリーではCBとWBでそれぞれ新境地を開拓し、スケールアップにつなげています。

気がかりなのが、やはりこの世代最高のタレントOMFエデン・アザールです。チェルシー時代の無双状態からは程遠く、移籍先のレアル・マドリードでは友達はハンバーグのみと、試合にすら絡めない時間を過ごしています。皮肉にも代表活動がコンディションの調整の場というのも珍しくなく、国民全体が彼の復活を待っています。論争の1つになっているのが、OMFトロサールの扱いです。ブライトンではセンセーショナルな活躍で絶好調です。クラブの顔、リーグの顔になりつつあり、来夏のステップアップは間違い無いでしょう。残念なのが筋肉系のトラブルでGSを万全な状態に臨めるかが不安です。彼らの控えにはネクストKDBのOMFデ・ケテラーレ等勢いのある若手も控えており、前線のクオリティは問題ないでしょう。

黄金世代は、コンパニ、フェルマーレンが引退、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルトは35歳、33歳とピークは越えています。残り1枚が不確実でデンドンカー、デナイエル、ボヤタらが不調であり、アンデルレヒト期待の星CBデバストをいきなり主軸に据えるか、マルティネス監督も頭が痛いでしょう。とりあえず最後尾にはGKナバスを退団に追いやるほどのGKクルトワがいるため、少しは安心できます。

前回大会ほど優勝候補に推す声は聞こえてきませんが、間違いなく実力国の1つで優勝しても驚きません。隣組がドイツ、スペインなのが気がかりですが、そこさえ越えれば、勢いづいて夢のファイナルが見えてきます。

【攻撃のキーマン】

◆ロメル・ルカク(CF)

●1993/05/13 190cm/95kg
●102試合/68得点
●所属:インテル・ミラノ🇮🇹

まさに怪物の異名がふさわしい、身体能力に恵まれた歴代最多得点記録を更新中のストライカーは今大会の主役の座を狙います。と言いつつも、負傷離脱中で本大会に絶好調で迎えられるかは不安が残ります。3-4-2-1の頂点は、ラフなボールを収めるだけのターゲットマンとしての資質、楔を打ち込まれた時の柔軟なボールタッチ、そしてラインを押し下げるための最終ラインへのランと、全てをハイクオリティでこなせる彼の代役はいません。彼がいるだけでそれが戦術になります。ボックス内でのワンタッチシュートは見応えがあり、周囲にはお膳立てが期待できるタレントが揃っています。

世代を代表する大型ストライカーはここ1番の爆発が足りず、ビッグゲームに弱いという烙印を押されています。それを跳ね除けるためにはトーナメント以降にチームを勝利に導くゴールが必要です。前回大会はGSで爆発し、ピークを間違えた感があります。怪我明けということもあり、勝ち抜けがほぼ確約されているGSではコンディション調整の場になるかもしれません。

【守備のキーマン】

◆トビー・アルデルヴァイレルト(CB)

●1989/03/02 186cm/81kg
●123試合/5得点
●所属:アントワープ🇧🇪

CBコンパニ、CBヴェルマーレンが引退し、最終ラインのリーダー不在の不安が叫ばれて久しいベルギー代表です。そんな中、中東から年金を稼いで、今夏から母国ジュピラーリーグに帰ってきました。アントワープでは見事に復活を果たし、今大会の最終ラインをセンターで束ねるのは彼になりそうです。得意のロングフィードも冴え渡り、距離を変えるパスはお手のものです。右からのボールを1発でワイドに張ったカラスコに届ける形を何度も作り出せれば、攻撃の幅に深みを持たせれます。左のストッパーはトッテナムで一時代を築いたCBヤン・フェルトンゲンが務めることになりそうで、2人合わせて代表キャップは264試合と、経験に裏打ちしたプレーは渋みを感じられます。一方で背後へのボールを送られたスピード勝負になれば2人とも難ありで、GSは問題なくともトーナメントに入ってからは不安でしかありません。

元々ベルギーはクオリティ任せのフットボールを展開するため、カウンターの方がチャンスがあります。そのため、弱点ともなり得る背後のスペースを消し、世界最高峰のGKクルトワと共に堅牢な籠城作戦も1つです。最終ラインを下げるとなれば、もちろん相手の背後のスペースは広大で、CBアルデルヴァイレルト&フェルトンゲンの精度の高いロングフィードで急所を突き、1人で完結するCFルカクに届けられれば相手にとってこれ以上ないほどの脅威になります。

クロアチア🇭🇷(欧州予選H組1位)

●3大会連続6回目
●FIFAランキング:2位
●前回成績:準優勝(最高成績:準優勝 ’18)
●予想フォーメーション:4-1-2-3

クロアチアが初出場でいきなり3位になった’98年大会の成績を越えることは難しいと思っていましたが、‘18大会では望外の準優勝を成し遂げました。
その準優勝メンバーを重視しすぎた‘20EUROはトーナメント1回戦で敗れ去り、今大会の欧州予選は下位に取りこぼし、ロシアに首位を譲り、プレーオフ圏に留まっていました。最後の最後のロシアとの直接対決で、CMFモドリッチを筆頭にした準優勝組と新戦力がうまく融合し、首位で本戦出場を決定させ国民は安堵しました。

もちろんクロアチアの生命線は、CMFコバチッチ、ブロゾビッチ、モドリッチの中盤で全員が足下のクオリティに優れ、クラブでは気が効く戦術的理解度が高い選手としても名を馳せます。CFマンジュキッチが引退してからこの4年間誰が点を取るのかという論争が続けられてきましたが、結局答えは出ませんでした。CFクラマリッチ、ペトコビッチが軸となりますが、自国リーグで大暴れしているCFリバヤがラッキーボーイとして覚醒の可能性もあります。
攻撃陣が心許ないけれども、今大会のクロアチアはむしろ最終ラインが強みになり得ます。CBグバルディオール(ライプツィヒ:20歳)、CBエルリッチ(サッスオーロ:24歳)、CBシュタロ(ディナモ・ザグレブ:22歳)と若くて伸び盛りの逸材が揃っていることに加え、歴戦の勇士CBヴィダ(AEKアテネ:33歳)、CBロブレン(ゼニト:33歳)が控えに回っても文句を言わず、若手をサポートする体制が完成しました。

初出場以降、‘10年大会以外は7回中6回出場を果たしており、サプライズを提供する中堅国から強豪国に生まれ変わろうとしています。前回大会のように痛快にトーナメントを駆け上がるには少しばかりの幸運も味方にする必要がありますが、最終ラインも揃った今、派手でなくとも手堅く勝ち上がるまさに“強豪国”のような陣容は整いました。注目に値するチームです。

【攻撃のキーマン】

◆イバン・ペリシッチ(LWG)

●1989/02/02 187cm/79kg
●115試合/32得点
●所属:トッテナム🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

なんか、トッテナムの選手ばかり紹介しているような気がしますが、それは置いときましょう。所属している選手“は”クオリティの高い選手を擁してますから。
CF陣が振るわない中安心安全の得点力を誇るのがLWGペリシッチです。十八番なのは逆サイドのクロスからの得点で、高身長を生かしたヘディングや、ハーフバウントのボレー、ノーバウンドのボレーとシュートのレパートリーが多いのも魅力の1つです。この組でライバルになるであろうベルギーは3バックのRCBが穴になるため、そこにLWGペリシッチを当てられるのはクロアチアにとって優位になるかもしれません。CMFモドリッチが38歳と大ベテランでも輝いているため、33歳のペリシッチが若く見えてしまうかもしれませんが、彼も長年クロアチアを支えた名手です。WBもこなすほどの献身性や守備力もあるため、躍進には必要不可欠な存在です。前回大会は大化けして得点を荒稼ぎしましたが、今大会も主役に躍り出ることができれば、クロアチアも躍進することができるでしょう。

【守備のキーマン】

◆グバルディオール(CB)

●2002/01/23 185cm/80kg
●12試合/1得点
●所属:ライプツィヒ🇩🇪

ついにワールドクラスのCBがクロアチアから生まれようとしています。育成の名門ディナモ・ザグレブ出身で、パワー、スピード、パスの3拍子が揃った現代的なCBです。そのクオリティは10代でライプツィッヒが獲得した事実が物語っています。爆速のスピードで広いスペースをカバーすることができるため、背後にスペースがあっても安心です。高いラインを保てる要因になっています。これまで代表を支えていたCBヴィダ、ロブレンらからポジションを奪えたのは守備力だけではなく、攻撃時の持ち上がりやタイミングの良い縦パスが良いアクセントになっています。今夏チェルシーが破格の1億ユーロ級のオファーを出しておりましたが、今夏は出場機会を優先してライプツィッヒに残留しました。今大会の活躍によっては他クラブの争奪戦も激戦必至です。他にもCBシュタル、エルリッチもあまり知られていない存在ですが、向こう10年代表を支えられるそんなタレントです。

モロッコ🇲🇦(アフリカ予選突破)

●2大会連続6回目
●FIFAランキング:22位
●前回成績:GS敗退(最高成績:ベスト16)
●予想フォーメーション:4-1-2-3

手堅さで勝ち続け、最も厳しいアフリカ予選を突破してみせたハリルホジッチ監督を解任に追い込んだのは、選手と国民というどこかの国で聞いたことあるクーデター劇が起きたのは本大会3ヶ月前と笑えない状態でした。確かにRWGツィエクやRSB/LSBマズラウィらがビッグネームが即刻復帰したのもどこかの国と同じです。

新監督はラジャ・カサブランカと並ぶビッグクラブであるウィダード・カサブランカをアフリカチャンピオンズリーグを優勝に導いたレグラギ監督で、ボールを保持しながら最終ラインから丁寧に繋ぐことを信条としており、実績は間違いありません。しかしながら本大会の代表レベルでの手腕は実際未知数で、どうなるかはわかりません。

それでも各ポジションに欧州で輝く選手が揃っており、特にサイドの人材は豊富です。特にRSBにスタートポジションを取るRSBハキミが攻撃のバリエーションを与えます。内側に侵入して司令塔のような役割もできますし、爆速を生かした縦への突破も見どころです。恐らくRWGツィエクが大外のレーンに張り出してインサイドのレーンを蹂躙するでしょう。CFエン・ネシーリはワンタッチシュートに優れており、彼がボックスに侵入してチャンスを何度も供給できるかが鍵になりそうです。今から戦術を落とし込むのはなかなか厳しいですが、クオリティ任せの即興でも十分機能しそうです。
3番手に目されますが、クロアチアとベルギーに一泡吹かせるには、攻撃だけではなく、最終ラインがしぶとく持ち応えられるかも鍵になります。欧州勢との2連戦で勝ち点を持ち帰り、最後のvsカナダに望みを繋ぎ、2位通過が最も理想的な展開で現実的な目標です。

【攻撃のキーマン】

◆ソフィアン・ブファル(LWG)

●1993/09/17 175cm/75kg
●31試合/5得点
●所属:アンジェ🇫🇷

PL通の人は覚えているかもしれません。当時サウザンプトンの移籍金最高額でリールから移籍したLWGブファルです。PLではリーグ・アン時代のセンセーショナルな活躍があったとは言えず、セルタにもレンタルされ、そして今季ついにプロデビューしたリーグ・アンのアンジェに出戻りしました。セルタ時代には欧州5大リーグのドリブル成功回数でランクインするほどの天性のスピードとテクニックを備えたドリブラーですが、終わった感がありました。しかしながら今季アンジェでは11試合で3G3Aと復調しており、WC直前のvsジョージアではゴールも記録しています。

得意の左サイドでコンビを組むのはボールプレイヤーの申し子LSBマズラウィです。インサイドでもアウトサイドでもLWGブファルをサポートすることができます。右サイドはRWGツィエクとRSBハキミが注目されがちですが、左サイドも華があります。
前回大会は最後の最後で代表落選を経験しており、今大会にかける想いは人一倍に強いはずです。ドリブル成功だけでなく、欧州勢の大柄な選手たちを独特のリズムと柔らかなタッチで手球に取る姿に期待したいです。

【守備のキーマン】

◆ロマン・サイス(CB)

●1990/03/26 190cm/76kg
●65試合/1得点
●所属:ベシクタシュ🇹🇷

今季からウルブスからベシクタシュに活躍の場を移したのは出場機会を優先させ、WC出場を見据えたためです。圧倒的な“デュエル”の強さが売りで、ハードマーカーとしてPLでも活躍しました。対人には自信があり、CFルカク、CFペトコビッチらの大柄な選手も問題ないはずですが、問題は背後にボールを落とされた時のスピードです。元々モロッコがハイラインではありませんでしたが、監督変更によって、より攻撃偏重になり、加えてRSBハキミ、LSBマズラウィと攻撃が大好きで2バック+アンカーと広範囲のスペースを管理するシーンも増えることになるかもしれません。

モロッコ代表ではキャプテンを務め、最終ラインだけではなくチームをまとめる存在です。欧州勢が2チームが存在するこのグループFではモロッコは劣勢が予想され、彼が得意としているヘディングでの得点もセットプレーでは期待されます。32歳になった百戦錬磨のCBが最後尾から多彩な攻撃を支えます。

カナダ🇨🇦(北中米最終予選1位)

●9大会ぶり2回目
●FIFAランキング:41位
●前回成績:予選敗退(最高成績:GS敗退)
●予想フォーメーション:4-4-2

アイスホッケーの国でついにフットボールが注目される時が来ました。36年ぶりの出場でキャプテンのハッチンソン(39歳)も当時の記憶があるかどうか怪しいくらい昔の出来事でした。そのため、CFジョナサン・デイビッド、LMFアルフォンソ・デイビスらは出場を決めた瞬間は大号泣で観るものを感動させました。
実際にその強さは勢いだけでないことは、北中米最終予選の結果が物語っています。最多得点の23点、最小失点の7失点と文句なしの結果です。CFラリンとCF ジョナサン・デイビッドらが得点源でCFラリンはターゲットマンとして基準点となりながら、ボックス内が仕事場です。一方のCFジョナサン・デイビッドは中盤に降りてきて、攻撃の組み立てにも参加します。

また、右サイドにはブナキャン、左サイドにはアルフォンソ・デイビス、その控えには両サイドができるホイレットと一芸に秀でた選手を揃えています。両サイドのスピードやドリブルを生かしつつ、頼りの2トップの決定力に任せるシンプル戦いでまずはWC初ゴール、そして初勝ち点、初勝利を達成することができるでしょうか。自国開催の次回大会で花を咲かすために欧州勢2連戦で腕試しとしてもってこいで、大敗したとしてもこの経験は貴重な種の成長を促す“肥料”なるはずです。

【攻撃のキーマン】

◆ジョナサン・デイビッド(ST)

●2000/01/14 180cm/68kg
●32試合/21得点
●所属:リール🇫🇷

PSG一強時代のリーグ・アンに風穴を開けたリールの戴冠の中心メンバーであるCFジョナサン・デイビッドが世界デビューの時です。“柔”と“剛”を兼ね備えたストライカーはカナダを本大会に連れて行きました。テストマッチのvs日本でもその強みを発揮し、いやらしいプレーが記憶に残っています。柔軟なボールタッチで縦パスを受けてからのターンも見事でリンクマンとしても機能していました。また、CBを背負った状態でもボールスキルは間違いなく、低く設定したラインを押し上げる時間を作り出してくれます。

スピード豊かでアルフォンソ・デイビスやブナキャンらと手数を少なくフィニッシュまで持っていくことも多々あり、本大会ではそのシーンが予選よりも増えることになるでしょう。
今夏リールからステップアップさえると予想されていましたが、堅実に出場機会が多くエースとして重宝されているリールに留まる決断を下しました。今大会で活躍すれば冬の引き抜きもあり得る話です。

【守備のキーマン】

◆アティバ・ハッチンソン(DMF)

●1983/02/08 187cm/83kg
●97試合/9得点
●所属:ベシクタシュ🇹🇷

往年の大ベテランがついに夢を掴み取りました。約20年代表を支え続けており、絶対的な精神的支柱です。長年欧州で活躍しており、PSVやベシクタシュの所属歴があります。ボールを奪うスキルが高く、バトルには負けません。またビルドアップの際には最終ラインを助けるポジショニングに優れており、安定的なビルドアップにも貢献することから、精神的な面だけでなく欠かせない存在です。39歳となり、これまで通り中盤を所狭しと走り回り、セカンドボールを回収しまくっていたあの姿は流石に鳴りを潜めていますが、ここぞというときに現れる危機察知能力は衰えていません。走り回るのはCMFエウスタキオに任せ、肝となるシーンでは必ず彼が画角に現れるでしょう。

このグループはベルギー、クロアチアが勝ち抜けるのは90%といっても過言ではありません。

モロッコもカナダもダークホースになるチャンスがあると見ていましたが、対戦順が最悪で、最も退屈なパターンは欧州勢が共に2連勝して決着がつくことです。最終戦がクロアチアvsベルギーの順位決定戦となっても隣組はスペイン、ドイツが抜けることが予想されるため、どちらの順位でも難しい大会になるでしょう。モロッコがダークホースになりうるか、カナダがWC初勝利を上げるか、この辺りがグループFの注目点になりそうです。

それではこの辺で、、、

ばいころまる~~~



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