なんとなく、クリスタル
夜勤2日目を終えたが、いつも以上に眠気がない。
今日は地元の珈琲屋が集ってイベントを開いてるらしい。
お世話になっているお店も出店しているし、顔を出す程度で行こうかと悩んでいたが、外出するのは億劫だ。
寝ようと思えば寝れるほどの眠気。だが、ここで寝てしまうのは何となく勿体ない。
寝室からリビングに戻り、とりあえず珈琲を淹れ、小説でも読めば眠なくなるだろと未読の本を手に取る。
「なんとなく、クリスタル」
1ヶ月ほど前に喫茶店で読んだ小説だ。
東京で生活をする昭和の大学生の話。お